meal-gdef431883_1920

社会人が栄養士になるには?最短のなり方やお勧めの専門学校をご紹介

生活習慣病の予防などから食に注目する方は多くいらっしゃいましたが、コロナの流行によりさらに関心を持った方も多いのではないでしょうか。

栄養士は健康の維持に必須の栄養と食のプロで、異業種転職を目指す社会人や主婦の方からも人気を集める職業の1つです。

しかし、栄養士は養成校を卒業すれば試験は不要で認定される資格ではあるものの、社会人向けの通信課程や夜間部はなく日中に学校へ通わなければなりません。

そのため社会人の方が栄養士になるには、仕事を辞める必要があるため、自分に合った目指し方を知っておくことも必要です。さらに、仕事内容ややりがいを理解し、適性があるかを知っておくことも重要でしょう。

そこで今回は「栄養士の仕事内容」「栄養士の目指し方」「やりがいと将来性」「社会人におすすめのなり方」をご紹介します!

最後におすすめの専門学校も掲載していますので、栄養士になりたい社会人の方はぜひ最後までご覧ください!

※本ページはプロモーションが含まれています

Pick up!

栄養士の仕事内容は?

栄養士は都道府県が認定する国家資格で食と栄養の専門家。

学校給食の現場やレストランなどの飲食店はもちろん、社員食堂や社会福祉施設・介護福祉施設、病院、スポーツジム、食品会社、自治体など、様々な場所で活躍しています。

仕事内容は一言でいえば健康な方を対象とした食事や栄養の管理と指導。

まずは、栄養士の仕事内容の詳細をご紹介します!

①栄養と食に関する指導

栄養士の仕事内容1つ目は「栄養指導」「食育指導」です。

栄養指導というのは、健康な方を対象に食生活に関するアドバイスをすること。例えば、妊婦さんやジムで鍛えている人、ご高齢の方、などに対し、必要な栄養素やカロリーなどを計算して献立を設計します。

1人1人に寄り添った栄養相談や、風邪や生活習慣病の予防・改善につながる食生活に関するアドバイス、講演会への参加など、様々な場面で栄養士は活躍しているのです。

また、近年は保育や教育の場における食育指導の需要も高まっています。

食育指導というのは、分かりやすく食や栄養に関する知識を子供たちや保護者の方へ伝えること。子供たちに対しては紙芝居や授業を通して伝え、保護者に対しては学校が配布するお便りの一角で栄養に関する知識を伝える場合が多いようです。

 

②給食など大勢に提供する食事の献立作成と食品の管理

学校給食や社員食堂など、大勢の方に提供する食事の献立を予算の中で作成し、使用する食材を発注・管理するのも栄養士の仕事です。

献立を考える際には必要な栄養やカロリーはもちろん、味付けや見た目についても考える必要があるほか、学校や社会福祉施設ではアレルギーに対する対応も必須となっています。

発想力や味、作業効率など様々なバランスを考慮しながら、季節やイベントを意識した献立など、楽しく食べらる食事を考えるのは栄養士の腕の見せ所と言えるでしょう。

また、子供や高齢者の方へ提供する食事に関しては、食べやすいサイズ感や柔らかさなどにも配慮する必要があります。人によって必要な食事を美味しく無理なく食べられるように考えなければなりません。

ただし、病気の方に提供する食事療法としての食事に関しては栄養士ではなく管理栄養士の仕事となります。病院で働くために資格取得を検討している社会人の方は、最終的には管理栄養士を目指すのがおすすめです。

③場合によっては調理を担当することも

栄養士の仕事は献立の立案までと考えている方も多そうですが、実は栄養士も調理師と共に厨房に立ち、実作業に加わる場合も。

調理師と共に給食を作ったり、食中毒や異物混入が起こりにくい環境を整えたり、アレルギーの対応に当たったりと、調理や衛生管理・安全管理にも気を配る必要があるのです。

管理栄養士との違いは?

管理栄養士と栄養士の最も大きな違いは、指導できる対象です。

栄養士は健康な人を対象に指導を行うのに対し、管理栄養士は健康な人はもちろん病気や食事がとりにくくなっている人にも指導を行います。

そのため、病院へ就職したい方に関しては、管理栄養士の資格を持っておくのがよいでしょう。

管理栄養士は栄養士の上位資格に当たり、菅理栄養士になるには管理栄養士を養成する養成校を卒業し国家試験に合格するか、栄養士として1年~3年の実務経験を積んだのち管理栄養士の国家試験に合格する必要があります。

管理栄養士は栄養士以上に深い専門性を求められ、業務内容も広いです。しかし、その分栄養士以上に給与も良い傾向にありますので、栄養士を目指す方は管理栄養士へのキャリアアップを考えてみるのも良いかもしれません。

なるにはどうすればいいの?

栄養士は独学では目指せないため、2年制~4年制の専門学校、もしくは短大か大学へ進学する必要があります。

社会人の方の中には通信課程や夜間の栄養士養成校を希望する方も多いと思いますが、残念ながら栄養士を目指す学校には昼間部しかありません。

この項目では、栄養士の目指し方やどんなことを学ぶのかを解説します!

専門学校から栄養士になるには

社会人の方が栄養士になるには、専門学校という選択肢が一般的です。

専門学校は各職業のスペシャリストを養成する学校で、栄養士を目指すために必要な知識や技術を実践的に学びます。高校までのようにしっかりと時間割がありクラス制で、面倒見が良いのが特徴です。文系から栄養士を目指したい現役生や社会人・大学を中退した人といった再進学者も大いため基礎からしっかりと教えてもらえます!

栄養士を目指す専門学校は2年制~4年制まであり、最短2年で取得が可能なのも社会人の方にとっては嬉しいポイント。さらに、養成機関が短いことで大学よりも安い学費で栄養士を目指せます。

ただし、管理栄養士へのキャリアアップを検討している場合、2年制の場合は3年間の実務経験、3年制の場合は2年間の実務経験、4年制の場合には1年間の実務経験がそれぞれ必要になります。4年制で管理栄養士を目指せる専門学校もありますので、社会人で管理栄養士を目指されている方は学費や目指す期間のバランスを考えて学校を選ぶとよいでしょう。

大学のように難しい入試はないほか、社会人向けの入試制度や給付型・貸与型の奨学金制度なども用意している専門学校も多いです。

しかし、専門学校から栄養士を目指す場合入学までのハードルは低いものの、大卒以上が応募条件になっている求人には応募ができないため注意しましょう。

大学・短大から栄養士になるには

社会人の方が栄養士を目指す場合、大学という選択肢もあります。大学や短大から栄養士になるには、指定された栄養系や食品系の学部で学び卒業します。管理栄養士の養成課程を併せ持つ場合もあり、栄養士の資格取得と同時に管理栄養士の受験資格を取得できることも。

大学から栄養士を目指すメリットは専門分野に加え一般教養も学べること。必修科目以外は自分の好きな科目を選択できるため、関心に合わせて幅広く学ぶことも可能です。

ただし、大学に入学する場合は入試というハードルがあるほか、実際の学びも理系の科目であるため勉強にブランクがある社会人が現役生と戦うのは少し難しいかもしれません。

とはいえ、中には社会人入試を実施している大学もありますので、「社会人だけど大学で栄養士を目指したい!」という場合にはそういった大学を探してみるのがおすすめです。

また、栄養教諭として学校に勤務したい場合、栄養士の資格取得と同時に教職に必要な教科も履修する必要があり、教職を目指せるのは大学か短大のみとなっています。

meal-gdef431883_1920

やりがいや将来性

社会人の方が異業種転職を目指す場合気になるのがその仕事のやりがいや将来性ではないでしょうか。

そこでこの項目では栄養士のやりがいや将来性をご紹介します!

仕事のやりがい

①食べた人が喜んでくれた

栄養士が大きなやりがいを感じる場面として、考えた献立の食事を食べた人が喜んでくれた時があります。美味しさや見た目で人を笑顔にできたり、「美味しかった」と感想をもらえた時、大きな喜びを感じられる人は多いでしょう。

さらに、幼稚園や学校の給食など、教育機関で働く場合には子供が好き嫌いを克服する瞬間に立ち会える可能性も。

自分の専門分野で誰かを喜ばせられるのは、自分にとってもうれしくやりがいを持てるでしょう。

②人を栄養や食で支えられる

美味しい食事で人を喜ばせることに加え、健康面で人の役に立てるのも栄養士の仕事のやりがいです。

例えば、減量中の方の食事の献立を考えアドバイスをして健康的に理想へと導いたり、必要な栄養素を含む献立を考えたくさんの人の健康を支えたりできます。

また、自分自身はもちろん、栄養士になるために身につけた知識はご自身の家族の食事など身近なところでも役立ってくるかもしれませんね。

③様々なキャリアアップも魅力

栄養士として経験を積んだのち、様々なキャリアアップを目指せるのも魅力の一つでしょう。例えば、もっと多くの人の健康を支えために管理栄養士の資格を取得し病院で食事療法に携わる、栄養士の資格を活かし食品の研究開発に携わる、フリーランスとして独立して見た目や栄養・味に拘った料理研究家になるなど、ご自身の理想に合ったキャリアアップがきっと見つかります。

栄養士を目指す専門学校の中には一緒に調理師免許も取れる学校があったり、大学では同時に教員免許が取得できる場合もあります。

社会人の方が栄養士を目指す場合には、自分がどんなところに働きがいを見いだすのかを予想して自分に合った学校を選ぶと理想の栄養士を目指すヒントになるはずです。

気になる将来性は?

高齢化が進むことでもとから健康に関心を持つ方は多くいましたが、近年はコロナの流行により一層注意を向ける方が増えたように思います。いずれにせよ、今後も栄養と食のプロである栄養士は長く必要とされていくでしょう。

しかし、栄養士の給料は平均月収が24万円程度、ボーナスを含めた平均年収が345万円程度と日本人の給与の平均よりも若干低い傾向にあります。ただ、栄養士は経験年数が増えるにつれ給料が上がったり、管理栄養士にステップアップすることで資格手当が付いたりするので、長く続けることで給料アップを狙えるでしょう。

社会人が栄養士になるには専門学校がおすすめ

栄養士を目指す養成校に通信制課程や夜間部はありません。社会人が栄養士を目指す場合、現在の仕事を辞め、栄養士を目指す専門学校などに平日の日中通いながら夜間や休日に働くことが多いです。

大変な道のりではありますが、国民の健康へ対する意識の高まりなどから今後も需要が増していくと予想される栄養士は充分に目指す価値のある仕事といえるでしょう。

社会員が栄養士になるにはずばり、栄養士を目指せる専門学校がおすすめです。最後に、社会人が栄養士になるには専門学校がおすすめな理由をご紹介します。

①社会人から最短ルートで目指せる

大学の場合卒業までに4年かかるのに対し、栄養士を目指す専門学校であれば半分の2年間で栄養士を目指せます。さらに、受験も大学ほどのレベルは求められないため入試の対策分も時間を削減できます。

また、学費も大学の4年分に対し、専門学校は2年分で済むため大学よりも学費を抑えて栄養士を目指せるでしょう。

②勉強にブランクがある社会人でも安心

先述のように、大学レベルの難しい入試はないほか、社会人入試という現役生以外向きの受験方法も。

さらに、授業も高校までのようなクラス制で基礎からしっかり教えてもらえるので、久々に勉強に取り組む社会人の方にもおすすめの環境です。

③就職に強い

専門学校の強みは就職の強さ。社会人から栄養士を目指す場合異業種転職の場合がほとんどでしょうから、就職サポートが充実しているのは嬉しいですよね。

就活に関するセミナーがあるのはもちろん、インターン制度が充実していたり、企業から直接求人が届いたりと、様々なサポートがあるので異業種から栄養士を目指す社会人の方には非常におすすめです。

④現役生・元社会人問わず同じ志を持つ仲間ができる

栄養士を目指す社会人の方の中には、「高校卒業後の現役生に混ざって大丈夫かな」という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな方も安心して大丈夫です。学校により異なる部分ではありますが、現役生以外にも大学生や社会人から学び直しを目的に入学してくる方が一定数います。なにより、年齢は関係なく栄養士という同じ目標を目指す仲間ですから、気にしすぎる必要はないかもしれません。

どうしても気になる方は、社会人入試や社会人向け奨学金などが充実している栄養士の専門学校を選ぶのがおすすめです。

社会人におすすめの専門学校をご紹介!

社会人の方が栄養士になるには、就職に強く、最短2年から栄養士を目指せる専門学校がおすすめです!

栄養士を目指せる専門学校は栄養士に必要な知識や技術を基礎から実践的に学べるだけではなく、社会人入試や奨学金など社会人向けの制度が充実している場合も多いです。

また、雇用保険の被保険者であった期間が2年以上ある社会人の方に関しては、国の教育訓練給付金制度の対象になる可能性もありますので、お得に栄養士の資格取得を目指せるかもしれません…!

是非、複数の学校の資料を請求して情報を比較し、自分に合った栄養士を目指せる専門学校を探してみてくださいね。

行ける距離に希望する栄養士専門学校がある場合には、実際にオープンキャンパスに参加して授業を体験してみたり、説明を聞いてみるのもおすすめですよ!

最後になるには進学サイトが社会人の方におすすめの栄養士を目指せる専門学校をご紹介します。

200123_button_02

・服部栄養専門学校

調理実習を多く含んだカリキュラムで、調理のできる栄養士を育成する専門学校!

栄養士から管理栄養士にステップアップしたい方には、卒業後でも管理栄養士受験をサポートしてくれます。社会人の方も多く在籍しており、専門実践教育訓練給付金の対象校となっています。

栄養士の国家資格に加え、栄養士実力認定証や食育栄養インストラクターなどの資格も取得可能です。また、3年制のコースでは栄養士に加え調理師免許も取得できます。

学校情報

服部栄養専門学校

所在地:東京都渋谷区

特徴:長い歴史ときめ細やかなサポートが生む圧倒的な就職実績で、ゼロから食のクリエイターを育成!実験・実習を中心としたカリキュラムで栄養士を目指せる専門学校。


・佐伯栄養専門学校

世界初の栄養士養成学校で、衛生的な校舎には最新の設備が整っています。給付金の対象校であることはもちろん、高卒者と既卒者&社会人というようにクラスも分かれているので、「栄養士になりたいけど、現役生に混じるのが不安…」という社会人の方には特におすすめです。

社会人特別入試や独自奨学金もあります!

学校情報

佐伯栄養専門学校

所在地:東京都大田区

特徴:「栄養&食文化」の専門知識を、講義と実習の両面から身につけて栄養士を目指せる、社会人におすすめの専門学校!


・東京栄養食糧専門学校

医療・福祉・フードビジネス・学校など幅広い分野で活躍できる技能を習得しながら栄養士を目指せる池尻にある専門学校です。

栄養士に必要な知識・技術を習得した後、進路に合わせた選択コース別科目を履修して就職を目指せます。

国の給付金制度のほかに独自のキャリア支援制度や奨学金の用意もあるほか、社会人向けの入試も実施しているので、栄養士を目指す社会人におすすめです。

学校情報

東京栄養食糧専門学校

所在地:東京都世田谷区

特徴:現場に即した本格的な施設、最先端の設備が充実!さらに、管理栄養士の国家試験合格者数はトップクラス!


・辻学園 栄養専門学校

基礎分野と進路に合わせた専門分野を学んで栄養士を目指せる専門学校。辻学園の料理教育の下地を活かして、調理もできる栄養士を目指せます。

管理栄養士の試験対策や就職サポートも無料なので、栄養士を経て管理栄養士を目指したい社会人の方にもおすすめです。

高校既卒・社会人特待生入が用意されており、特待生になるとMAXで50万円×在籍年数の学費免除を受けられます。

学校情報

辻学園 栄養専門学校

所在地:大阪府大阪市

特徴:大阪の栄養専門学校で唯一のコース選択制で、将来の進路や希望する就職先に合わせた学びが可能な栄養士を目指せる専門学校です。


・名古屋栄養専門学校

100食のランチ提供の大量調理実習や校外実習など充実の実習で即戦力のある栄養士を目指せる専門学校。講師陣は現場経験の長い管理栄養士が多く、必要な知識や技術に加え最新の情報も得られます。

国の給付金制度の他に社会人・大学・短大特別奨学生審査が行われており、入学金免除を受けられる可能性があります。

10代~60代まで幅広い年代や経歴の学生が在籍しているので、栄養士を目指す社会人の方も安心です。

学校情報

名古屋栄養専門学校

所在地:愛知県名古屋市

特徴:実習豊富で実践力ある即戦力の栄養士養成カリキュラム&きめ細かい就職指導が魅力の栄養士を目指せる専門学校!


200123_button_02

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

なるには進学サイトでは皆さんの進路相談にお答えしています。
2017年10月よりLINEを通じた進路相談を開始し、2022年12月にはLINEの友だち登録数は7,000人を突破。
通信制大学や専門学校の質問もお気軽ご質問ください!

【進路相談】進路の神様を友達登録して話しかけてみてください!