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社会人が自動車整備士になるには?おすすめのルートと学校紹介

社会人が新たなキャリアの候補となることが多い「自動車整備士」。自動車整備の仕事自体は資格がなくても可能ですが、これから自動車整備士を目指すなら資格があると転職で有利になり、仕事の幅も確実に広がります。
今回は、別業種で社会人として働いている皆さんが自動車整備士になるための情報をご紹介。未経験から目指すルートや必要な資格、学校で学べることなど、自動車整備士になりたい社会人が知りたい情報を解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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社会人が自動車整備士になる2つの方法

自動車整備の経験がない社会人が自動車整備士になるには2つのルートがあります。それは「整備工場で働く」「養成施設に通う」です。

1.整備工場で働く

国から指定を受けた自動車整備工場に就職して、試験合格を目指すルート。
最初から一級自動車整備士は目指せません。まずは1年以上実務経験を積み、三級を目指します。合格後、3年以上実務経験を積んで二級整備士試験を受験。二級に合格出来たら、3年以上実務経験を積み一級の受験資格を得られます。
つまり、整備工場で働きながら自動車整備士(一級)を目指すには最短で7年かかります。ただし、実務経験の年数に関してはほかの関連資格を持っている場合のみ「3年が2年になる」という制度もあります。

2.養成施設に通う

大学や短大、専門学校など自動車整備士養成機関として認められている施設に通うルート。
4年制は卒業後に一級自動車整備士の受験資格、2年制は二級自動車整備士の受験資格が得られます。自動車整備士養成施設は、「一種養成施設」と「二種養成施設」があり、自動車整備に関する実務経験のない社会人は「一種養成施設」の対象者です。
国土交通省によると一種養成施設には、整備専門学校や高等学校、職業能力開発校が該当し、全国230施設あります。
一種養成施設のなかであれば、社会人は専門学校がおすすめ。選択できる学校数は少ないですが、夜間課程もありますので今の仕事を辞めずに通う選択も可能です。
学費や2年という期間はかかりますが、基礎から応用まで実践的に勉強できるのは専門学校の魅力。即戦力を育てるためのカリキュラムが組まれているので、社会人が時間や費用を使ってでも充実した学びを得られるでしょう。
ほかにも社会人が一級自動車整備士を取りたい場合、2年制を卒業し二級自動車整備士として働きながら一級自動車整備士を目指すという方法もあります。

資格の必要性と級による自動車整備士業務の違い

自動車整備士は無資格でもなれる職業です。
しかし、複雑な作業や整備は国家資格が必須。自動車整備士として長く働きたい社会人は、資格を取った方がよいでしょう。また、できると想定していた整備内容が二級自動車整備士以上の業務という場合もありますので、ここでは資格について解説します!

自動車整備士資格は4種類

「一級自動車整備士」「二級自動車整備士」「三級自動車整備士」「特殊整備士」があります。資格によって業務範囲が変わるため、将来やっていきたい業務内容や、キャリアを考えながらどの資格を取得するか検討しましょう。

三級自動車整備士

「三級自動車シャシ整備士」「三級自動車ガソリン・エンジン整備士」「三級自動車ジーゼル・エンジン整備士」「三級二輪自動車整備士」の4種。それぞれ、各部品等に特化した整備の資格です。
三級自動車整備士は、点検業務やエンジンオイル・タイヤ交換、カー用品の取り付けなどが主な業務内容。分解整備を単独では実施できません。この資格は「高等学校の自動車科を卒業」「高等学校の機械科卒業後6か月の実務経験」「就職して1年間の実務経験」で受験資格を得られます。

二級自動車整備士

多くの養成施設(専門学校)卒業で受験資格が得られる資格。三級同様に「二級自動車シャシ整備士」「二級自動車ガソリン・エンジン整備士」「二級自動車ジーゼル・エンジン整備士」「二級二輪自動車整備士」の4種があります。
二級自動車整備士は、以前は最上位資格だったため、ほぼすべての整備業務が行えます。ただし、多くの自動車整備士はこの資格を保有しているので、一級を目指す人も一定数います。

一級自動車整備士

2002年に誕生した最上位資格。「一級小型自動車整備士」「一級大型自動車整備士」「一級二輪自動車整備士」の3種ですが、試験が実施されているのは「一級小型自動車整備士」のみです。
一級と二級に業務内容の差はほぼありません。しかし、一級自動車整備士試験は細かな法令知識や、電気自動車などの専門知識も必要。つまり、一級自動車整備士は二級以上の高度な知識と技術を持っている証明となります。
ほかにも一級自動車整備士は、整備士育成や指導者としての立場も期待されています。将来、体力的に現場が難しくなってきた場合にも、指導者としての選択肢が増えるでしょう!

特殊整備士

特殊整備士は「自動車タイヤ整備士」「自動車電気装置整備士」「自動車車体整備士」の3種。パーツに特化した整備の資格です。この資格試験は、「特殊整備士養成課程を卒業」「就職して実務経験2年以上」「二級自動車整備士課程卒業後、実務経験1年以上」のいずれかがあれば受験できます。
自動車整備士として、長くキャリを積みたい、現役以外の道も検討中、より高度な整備をしたいという社会人は「一級自動車整備士」や「特殊整備士+二級自動車整備士」を目指すとよいでしょう!
自動車整備未経験の社会人なら、最短ルートとして二級自動車整備士を目指せる2年制の自動車整備専門学校か、一級自動車整備士を目指せる4年制の自動車整備専門学校に行くことがおすすめです。

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自動車整備専門学校の学習内容

ここでは社会人におすすめの2校を例に自動車整備専門学校で学習できることをご紹介します!

専門学校 東京工科自動車大学校[世田谷校]

※コースは異なりますが中野校と品川校がございます。どの学科も実習中心で、業界で幅広くそして長く活躍できる実践力の育成に力を入れています。また、実習場にある様々なメーカーの車両で実習できるのも魅力。

■1級自動車エンジニア科(4年制:昼)

機械工学を実践的に学びながら、「一級自動車整備士」を目指す学科。
日本唯一の独自カリキュラムで充実した4年間を過ごせます。設計・開発エンジニアに必要な材料・熱・流体・機械の力学、実際に自動車を使用した電気・電子工学の授業など、現場通用する“実践的”な技術を身につけられる学科です。

■メルセデス・ベンツコース[自動車整備科](2年制:昼)

二級自動車整備士が目指せる学科。
この学科の魅力は、資格取得よりも「メルセデス・ベンツ×東京工科グループ」による業務提携に基づいたメルセデス・ベンツに精通したメカニック育成に力を入れていることです。そのための設備・環境が整っており、あのメルセデス・ベンツ正規販売店に就職し活躍という夢を実現させる大きなステップとなるでしょう!

技術の進歩が目覚ましい自動車業界で最新技術にいち早く触れられます!

■自動車整備科(2年制:昼)

二級自動車整備士が目指せる学科。
1年次にはブレーキやバイクの点検整備など基本のカリキュラムに加え、2年次には実践力を鍛えるプロジェクトセミナー(選択授業)を設置。また、ガソリンエンジン構造、定期点検や車検実習、ディーゼルエンジンの燃料装置なども2年次に学べます。

■自動車整備科(2年制:夜間)

“再進学”や“学び直し”にも最適!二級自動車整備士を目指せる「首都圏唯一の夜間課程」です。

昼間課程と同様の授業内容(プロジェクトセミナーはなし)で、二級自動車整備士の取得に特化。資格試験対策講座など忙しい社会人への配慮をしながら、丁寧にサポートしてくれます。正社員に限らず、日中に車やバイク関連のアルバイトをしながら、通っている人も多いようですよ!女性も安心して学べるように、専用更衣室などの施設が充実しています。

専門学校 読売自動車大学校

社会人やフリーターの再スタートを応援!多様なメーカーにも対応できるプロのための教材で、実践的に勉強できます。

■自動車整備学科(2年制:昼)

二級自動車整備士を目指す学科。
自動車整備に関する知識がゼロの社会人にも安心のカリキュラムと最新設備で、業界必須のスキルを身につけた即戦力を目指す学科です。

EVやハイブリッド車などの整備点検に必要な知識や技術を学ぶ授業や、電気自動車の取り扱い教育などで「電気に強い」二級自動車整備士を目指します。読売自動車大学校は、実際の整備現場で必要なコミュニケーション能力のための、グループ実習も充実しているそうです。

■1級整備学科(4年制:昼)

一級自動車整備士を目指す学科。
様々な企業による講義と実習が行われ、実践的かつ専門的な能力を身につけられます。各メーカーの最先端技術を直接企業から学べるため、現場の感覚をつかむにも最適!

板金・塗装による修理技術や、電気工学・電子制御を取得。国家資格取得率も非常に高く、学生一人ひとりの理解度に合わせて課題や補習をしてくれます。また、女性や長い社会人経験のある方の入学も多いですよ。

社会人の自動車整備専門学校の選び方

ご紹介した2校はどちらもとても魅力的でしたよね。社会人も一人ひとりの考え方は異なるため、実際に自分の目で確かめたり、学生に話を聞いてみるのもおすすめです。

一級を目指すか検討中の社会人や、日中に働きながら通いたい社会人は、まず2年制で二級自動車整備士を目指してから考えても、ゼロから目指すより実務経験の期間が短縮されます。しっかり実践的に学びたい社会人や、一級取得を決めている社会人は昼間部の4年制がおすすめです。

社会人が夜間を選ぶ場合、授業開始時間や欠席の場合の補講、土日の授業の有無なども確認しましょう。また、社会人が昼間部に入学する際は、日中に自動車関連のアルバイトするという方法も。授業で得た知識を現場で活かすことで、さらなるスキルを身につけられるでしょう!

最後に、具体的なことがまだイメージできていない社会人は、「自分がどんな整備士になりたいか」「どのようなところへ就職したいか」「専門的な整備までやりたいか」などを考えることがおすすめ。なるには進学サイトではLINEで進学相談も承っておりますので、ぜひご活用くださいね。

自動車整備士を目指す社会人におすすめの学校一覧

最後に、自動車整備士を目指している社会人におすすめの学校をご紹介します。社会人でも働きながら学びたい社会人、一旦集中して学校に通いたい社会人などで合う学校も異なります。ぜひ、複数の学校の資料請求をして比較検討してみてくださいね!

○北海道・東北○

札幌科学技術専門学校

好奇心。探求心。創造力。
特徴:北海道札幌市。モータースポーツを楽しめる部活があるなど、授業外でも様々な自動車に携われる。働きながら通いたい社会人は夜間部がおすすめ。

WiZ 専門学校 国際情報工科自動車大学校

就職につながる資格・知識・技術の全てを身につける!
特徴:福島県郡山市。HV・EVの普及にも対応した「自動車分野」には2・3・4年制を設置。将来希望する整備士像等に合わせて学べます!

○関東○

学校情報

東京自動車大学校

24メーカー、60車種、220台の実習車だから、実習のクオリティがちがう
特徴:東京都葛飾区。実習授業で高い就職実績と整備士合格実績を誇る。自動運転機能付きの日産Newリーフをはじめとする220台の実習車両と、細かい就職指導も強み!


○関西○

学校情報

日本理工情報専門学校

基礎から応用技術まで学び、2輪・4輪自動車整備士を目指す!
特徴:大阪府大阪市。2年制(昼)の自動車整備士コースで最新技術に強い整備士を目指せる。UターンやJターン就職に対応した全国ネットの就職支援体制も充実。


○九州○

学校情報

専門学校 麻生工科自動車大学校

自動車整備、設計・開発の2分野に対応するASOで一流技術者を目指す!
特徴:福岡県福岡市。一流の自動車エンジニアとして活躍できる人材を育成。一人ひとりの個性に合った指導を実施しています。


 このほかにも、自動車整備士を目指している社会人向けの学校が多数ございます!なるには進学サイトで資料請求もできますので、ご活用ください。

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この記事を書いた人

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