「資格が取りたい」「大卒になりたい」などの理由から学び直しで通信制大学へ進学する方も多いですよね。
しかし、通信制大学は入学が簡単なものの卒業率が低い傾向にあるため、「学習の仕方」や「仕事との両立」について不安な方も多いはず。
大卒資格の取得が目的なら学士を修得しやすい通信制大学に入りたいと思うのは当然です。
今回は、忙しい社会人や主婦の方のために「卒業しやすい通信制大学の特徴」「選び方」「メリットと注意点」「卒業までの対策」を解説!最後は『卒業しやすい通信制大学』も紹介します!
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卒業しやすい通信制大学の見抜き方
卒業しやすい=卒業率の高い通信制大学を検索する人もたくさんいるでしょう。この項目では、卒業率も含めた「卒業しやすい通信制大学」の条件を解説します!
卒業しやすい条件といわれているのは全部で9個もあります。一つ一つ「卒業しやすい理由」を解説していきますね。
1.卒業率が高い
すべての通信制大学が卒業率を公開しているわけではありません。公開している通信制大学は「卒業しやすい」という自信があると捉えてもいいくらいでしょう。
卒業率が公開されていない場合は、入学者と卒業者の人数を比べてみるという方法がありますが、数年かけて卒業する人もいるので実際の数値は分からないと言われています。
2.単位取得率が高い
卒業率の次に数値で比較できるものが「単位取得率」です。通信制大学も通学するスタイルの大学と同じで単位の取得は重要。単位取得率が高い=卒業しやすいということです。
※あくまでも卒業率と単位取得率は「卒業しやすい条件」の中で数値で比較できるものであるだけなので、参考の一つとして捉えるのが良いでしょう。
3.通学不要(スクーリングなし)/スクーリング会場が多い
忙しい人にとって時間の確保は卒業するための必須事項です。通信制大学を卒業するためには「面接授業(スクーリング)やメディアを利用して行う授業」を30単位以上取得する必要があります。最近ではスクーリング不要の通信制大学も増えていますが、まだまだスクーリングの必要がある通信制大学も多いでしょう。
そんな時の検討ポイントが「スクーリング会場の多さ」です。大学に直接通学する通信制大学もあれば、主要都市に会場を設けてスクーリングを行う通信制大学もあります。通いやすい場所に会場があるかは「卒業しやすい通信制大学」を見つける重要項目の一つです。
4.自宅で定期試験を受けられる
卒業しやすい通信制大学=スクーリングなしの通信制大学といわれることが多いですが、時々落とし穴として「定期試験会場は大学」というパターンがあります。せっかくスクーリングなしの通信制大学に入学しても試験会場が大学などだと、日程や時間の調整が難しくなります。ここも「卒業しやすい通信制大学」を探す時のチェック項目です。
5.課題提出や卒業研究・論文が不要もしくは少ない
レポートなどの課題は作成に時間がかかります。特に卒業論文や研究は負担が何倍も大きいでしょう。「大卒資格が欲しい!」「なるべく早く卒業したい!」という方はレポートや卒業論文の有無も確認してみてください!
6.必修科目が少ない
必須科目は卒業するための科目なので、「卒業しやすい」科目ではありません。興味のない科目だとなかなか学びも深まらず、疲れることでモチベーションが下がります。必須科目が少ないことも「卒業しやすい通信制大学」の条件の一つです。
7.インターネット上で完結
通信制大学の授業形態は大きく分けて4種類あります。
(1)「テキスト授業」教科書を使用した自宅学習
(2)「メディア授業」動画視聴などによるインターネット学習
(3)「スクーリング授業」会場や大学に一定期間通う対面授業
(4)「実習」 医療や福祉系など一部学部で行われる授業
大学によって異なりますが、これらを組み合わせて卒業を目指します。近年ではeラーニングによる「メディア授業」を中心とする通信制大学も増えています。テキスト授業と異なり、視覚的にも聴覚的にも情報が入ってくるので、現代社会に合っている授業形式とも言われています。なじみがある分、負担も少なく一人で学んでいる感覚も和らぐので「卒業しやすい授業形式」と言われています。
8.スクーリングが多い
3,4,7と方向性は異なりますが、これもとても大事なポイントです。特に「テキスト授業」の多い通信制大学だと、一人で何時間も机に向かい教科書を見て学習します。挫折しやすい人が多いと言われることから、質問できる環境や仲間と出会えるスクーリングは「一人で黙々とやる」ことが苦手な人には合っている「卒業しやすい授業形式」です。
9.サポート充実
スクーリング以外にもインターネット上や電話、メールなどで学習のサポートや資格取得、就職のサポートをしてくれる通信制大学もあります。困ったときに相談できる制度があることは「卒業しやすい通信制大学」の条件の一つです。
自分に合う通信制大学の選び方は?
先程の項目で紹介した9つの「卒業しやすい通信制大学の条件」を全てクリアしている通信制大学はありません。ほかにも「卒業しやすい通信制大学ランキング」や「単位の取りやすい通信制大学一覧」がありますが、ランキングを頼りに決めると自分が求めていた通信制大学ではない場合もあります。
この項目では、「大卒資格が欲しい人」「忙しい!近くに通信制大学がない人」「モチベーション維持が心配な人」の3パターンを例に「卒業しやすい通信制大学」の選び方を解説します!
1.大卒資格が欲しい人の選び方
卒業しやすい通信制大学の条件は「1.卒業率が高い」「2.単位取得率が高い」「5.課題提出や卒業研究・論文が不要もしくは少ない」「6.必修科目が少ない」「7.すべてインターネット上で完結」を中心に探すことがおすすめ!卒業できる保証が他大学よりも高くて、負担も少ない方がスムーズに卒業しやすいでしょう!
●例えば
人間総合科学大学:例年70%前後の卒業率で通学不要。卒論もなく、レポートは少ない。
産業能率大学:3年次編入生の卒業率67.5%。卒論不要。レポートも少ない。スクーリングあり。
早稲田大学(eスクール):卒業率は約60%。単位取得率90%。eラーニング活用。
北海道情報大学:必修科目や卒論がなく、レポートも少ない。
2.忙しい!近くに大学がない!という人の選び方
卒業しやすい通信制大学の条件は「3.通学不要(スクーリングなし)/スクーリング会場が多い」「4.自宅で定期試験を受けられる」「7.すべてインターネット上で完結」を中心に探すことがおすすめ!忙しいけどしっかり学びたい!知識をつけたい!資格が欲しい!というモチベーションの高い人が多いでしょう。なるべく仕事や家庭と両立したいですよね?卒業しやすいことももちろん大切ですが、学びたいことが学べるかも大事にしましょう!
●例えば
東京通信大学:通学と卒論が不要。レポートも少なく、インターネット上で完結。
サイバー大学:卒業率70%以上。通学不要。単位修得試験が自宅受験可能。レポート学習が少ない。
日本大学:スクーリングの種類が豊富。公式サイトにはパターン別のスクーリングの選び方見本あり。
3.モチベーション維持が心配な人の選び方
条件の前に「どんな学習方法があっているか」を知ることも大切です。もくもくとできるならテキスト授業が中心でも大丈夫でしょう。「仲間と交流したい!」「直接質問する機会がほしい!」ならスクーリング方法やサポートが充実している通信制大学の方がモチベーションが保たれて卒業しやすいでしょう。
●例えば
東京未来大学:最短年数の卒業率56.3%で単位取得率は80%以上。キャリアアドバイザーがサポート。
放送大学:レポートが少ない。放送授業(BSテレビやラジオ、ネット)と別でスクーリングも選択可能。
大手前大学:オンライン授業に特化。担当教員と専任のアドバイザーが学習を徹底サポート。
ほかにも、学費が安い通信制大学をお探しの方は「京都芸術大学」「放送大学」などもおすすめです!
今回紹介しているのはあくまでも参考例です。最後に紹介する「おすすめの通信制大学」からなるには進学サイトに飛び、ご自身に合う通信制大学を探してみてくださいね!
メリットと注意点
通信制大学は社会人でも無理なく卒業を目指せる大学です。しかし、働きながらでも学びやすいたくさんのメリットもあるものの、同時に注意点も存在します。
この項目では、通信制大学のメリットや注意点についてご紹介します!
通信制大学のメリット
ますは通信制大学のメリットから見ていきましょう。
自分のペースで学習しやすい
通信制大学の一番の魅力は、自分のペースで学びやすいこと。
通信制大学は自習をメインに年数回のスクーリングを組み合わせて卒業を目指します。基本的には好きな場所で好きな時間に学べるので、大学や専門学校の夜間部などと比較しても、より自分のペースで学びやすい環境となっています。
学費が安い
通信制大学は、施設利用料や人件費を削減できることから、通学制の大学などより学費が安い傾向にあります!
学費を抑えて大卒を目指したいという方は、通信制大学を卒業するのがおすすめです。
入試の難易度も低い
大学の一般入試といえば難しい印象を持っている方が多いと思いますが、通信制大学の入試は難しい試験はなく、志望理由書と書類のみで入学が可能です。通信制大学の入試は不備がなければ合格になる場合がほどんどなので、合格のハードルは低い傾向にあります。
すべき対策は志望理由書などの小論文の書き方を勉強することくらいなので、勉強にブランクがあっても通信制大学は安心して目指せます。
大卒や役立つ資格を取得できる
通信制大学を卒業すると、通学制の大学を卒業した時と同様に学士の学位を得られます。
通信制大学を卒業した場合でも、履歴書の学歴の欄にも大学を卒業した旨を記載できるほか、給料などの待遇面も大卒をして扱われます。
また、通信制大学の中では、卒業と同時に転職に役立つ資格取得を目指すことも可能です。何か転職に役立つスキルを身に着けたい!という方にも、通信制大学はオススメ。取得できる資格は通信制大学ごとに異なるので、しっかりと情報をチェックしてから出願しましょう!
編入制度が充実している
通信制大学は編入制度も充実しています。ほぼすべての大学で三年次編入を受け入れているほか、一部の大学では二年次、四年次編入を受け入れている場合も。
編入を利用すると卒業が一気に近づくので、編入の条件に該当する方で通信制大学を検討している方は、ぜひ利用してみてください。
注意すべきポイントもある
通信制大学へ進学する場合、注意すべきポイントもあります。通信制大学を目指す際の注意点もチェックしていきましょう!
通学制の大学と比較して卒業率が低い
通信制大学は自習がメインであることから、自己管理能力が非常に重要になります。そのため、通信制大学は通学制の学校と比較すると卒業率が低い傾向にあります。
学びたいことを学ぶ、学習スタイルが自身に合う大学を選ぶなど、学校選びを工夫することで、モチベーションを保ちましょう。
中には卒業率を公表している大学もあるので、不安な場合は卒業率が高い大学を選ぶとよいでしょう。
スケジュール調整が必要な場合も
通信制大学は、年に数回スクーリングが発生する場合も。全てオンラインで完結する通信制大学でない場合には、スクーリングにあわせスケジュールを調整しなければならず、人によってはここが大変なポンとになります。
スクーリングに参加しないと卒業できない場合もあるので、通信制大学入学前に休みを取れそうか確認しておくようにしましょう。
企業によっては学歴が正しく評価されない場合も…
通信制大学を卒業すればれっきとした大卒となります。また、卒業も通学制の大学以上に難しいので、卒業できるのは非常にすごいことです。
しかし、通信制大学の認知度はまだ低いという一面もあり、一部の企業では正しく大卒扱いされないことも。
ただ、ほどんどの企業では大卒として扱われますので、就活の際には安心して通信制大学卒業までの頑張りをアピールしてください。
卒業するために気を付けること
ここまで「卒業しやすい通信制大学」について解説してきました。この項目では、「なぜ通信制大学は卒業率が低いといわれるのか?」「卒業するために気を付けること」を解説します!
卒業率が低い理由とは?
1.スクーリングや実習の日程調整が難しい
まだwebですべてが完結する通信制大学は少ないです。その場合、スクーリング会場を使って対面授業も取り入れている通信制大学もあります。この時に、仕事と両立しながら日程調整をすることが難しいという人が卒業に時間がかかる場合や中退する場合があると言われています。
●卒業するために気をつけることは?
近年、スクーリング会場が大学キャンパス以外の全国の複数都市で用意されているケースも増えてきました。通信制大学のスクーリングに不安や心配を持つ方は、「スクーリングは必須ではない通信制大学」「日程が複数ある通信制大学」「web完結型の通信制大学」を選ぶようにしましょう。実習はすべての通信制大学で行っているわけではありません。しかし、外部実習(病院や保育園、店舗などの実習)の場合、実習先の営業時間内に行います。自己都合で補習などは行えないので、日程を確認しておく必要があります。スクーリングや実習の疑問や不安は、あらかじめ調べるまたは通信制大学に問い合わせてみてくださいね!
こちらもチェック【通信制大学はスクーリングなしで卒業できる?!最適な通大をご紹介!】
2.モチベーションが続かない
通信制大学の醍醐味は「自分のペースで学習できる」ところにありますが、一人で学習を進めることは簡単ではないです。「自由=自分で決める」ということなので、学習計画は自分で組んでいきます。課題の期日を教えてくれる仲間もいません。
●卒業するために気をつけることは?
モチベーションの維持が心配な方は、「学習サポートや相談サポートが充実している通信制大学」や「スクーリングもある通信制大学」を選ぶ方がいいでしょう。また入学前の内から、勉強計画を立てる癖や時間管理をできるようにしておくことも大切です。
【最新版】オススメの卒業しやすい通信制大学はこちら
最後に、最新版のおすすめの卒業しやすい通信制大学をご紹介します!なるには進学サイトでは下記の通信制大学を含め数多くの通信制大学の資料を取り寄せることが無料で行えます。
是非、気になった卒業しやすい通信制大学の資料請求をして、比較してみてくださいね!学費はあくまでも1年次入学です。編入の場合は学費が異なるので資料でしっかり確認しましょう。
東京未来大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約110万円
スクーリング会場(都道府県):東京のみ(スクーリングは3種類あり)
特徴:独自開発の最短集中型システムとeラーニング活用で認定心理士や幼稚園・小学校教諭免許状などの免許取得も効率的に実現可能。サポート充実の通信制大学。
人間総合科学大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約31万(初年度納入金)
スクーリング会場(都道府県):埼玉、東京、大阪
特徴:スクーリングまたはインターネット授業が選択可能。「こころ」「からだ」「文化」の3領域の学問を総合的に学ぶことができる。
日本大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約65~120万円
スクーリング会場(都道府県):北海道、宮城、愛知、岐阜、大阪、福岡
特徴:スクーリングが充実。ライフスタイルに合わせた学びができるインターネット利用のメディア授業も!
法政大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約60万円
スクーリング会場(都道府県):2021年度は地方を廃止しメディアスクーリングへ切り替え。
特徴:多彩なスクーリング制度。法学部、文学部、経済学部の3学部に通信教育課程を設置。
玉川大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約90万円
スクーリング会場(都道府県):東京都もしくはメディア
特徴:「小学校免許状」を取得できる日本初の通信教育として1950年にスタート。歴史と信頼のある通信制大学。
北海道情報大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約100万円
スクーリング会場(都道府県):北海道、秋田、東京、新潟、愛知、大阪、広島、福岡、大分、鹿児島、沖縄
特徴:インターネットのみ/スクーリングなしで卒業可能。必修科目がないため、興味・関心が高い授業だけを選択することが可能。
サイバー大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約300万円
スクーリング会場(都道府県):スクーリングなし
特徴:通学せずに大卒が目指せるネット大学。自分の都合に合わせた学費設定で柔軟な調整が可能!
産業能率大学
卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約85万円
スクーリング会場(都道府県):北海道、宮城、新潟、富山、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄
特徴:経営コンサルタントが原点の通信制大学。社会人教育の実績をベースにした実学教育。
なるには進学サイトでは、今回ご紹介した卒業しやすい通信制大学以外にも「教員免許が取れる通信制大学」「心理学が学べる通信大学」など様々な通信大学を紹介しています。短大や大学院も紹介しているので、興味のある方は是非ご覧ください!






