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通信制大学で音楽を学ぶなら!音楽の教員免許が取得可能な学校を紹介

音楽は通信制大学で勉強できる!

「音楽の先生になりたい!」「通信制大学で音楽を学びたい!」と考えている人は少なくありません。

音楽の先生が働く場所のイメージは、小学校・中学校・高校・特別支援学校などがあるでしょう。音大ではなくても教員免許は目指せます。

今回は、「通信制大学のメリット・デメリット」「小中高、特別支援学校の教員免許の違い」「その他、音楽を学べる大学」を解説します!
最後に通全国で2校(関東1校・関西1校)しかない音楽教員免許を目指せる通信制大学やその他おすすめの大学も紹介しますので、参考にしてみてくださいね。(執筆時2021年12月情報)

通信制のメリット

音楽教員を通信制大学で取得するメリットは3つあります。
「・音大より学費が安い・自分のペースで学べる・勉強だけに集中できる」です。
今回はこれら3つのメリットを徹底解説します!

・音大より学費が安い

音楽大学は4年間で600万以上かかることがあります。本格的に学べますが、「高い」と感じる人が多いでしょう。この学費で諦める人も少なくないです。しかし、通信制大学ならこの学費が500万近く安くなります!
音楽教員免許が取得できる通信制大学で有名な大阪芸術大学は、正科生(4年間)の学費の合計を平均126万円と公表しています。安いですよね。これに加えて音楽学科はWeb教材費が半期ごとに5000円かかりますが、それでも安いです。学費が音大よりも安いことは通信制大学の大きなメリットでしょう。

・自分のペースで学べる

通信制大学は基本的には自宅学習です。音楽の教員免許の場合は、スクーリングが土日にある場合もありますが、それでも通学タイプの音大や教育大学よりも自分のペースで学ぶことができます!大阪芸術大学通信教育部は、テキスト教材もなるべく「一人で」学びやすいように工夫しているので、働きながらでも学べます。

・勉強だけに集中できる

通信制大学ならスクーリングの時に通学するだけなので、自分の時間が確保できます。キャンパスライフも楽しいですが、音楽の先生を目指すことは簡単なことではありません。勉強だけに集中できる環境が作れることも通信制大学で音楽を学ぶメリットです!

通信制のデメリット

一方で音楽教員を通信制大学で取得するデメリットもあります。
「・音楽未経験だとさらなる努力が必要・スクーリングも必須の場合が多い」です。
この項目では、この2つのデメリットを解説します。

・音楽未経験だとさらなる努力が必要

通信制大学で音楽の教員免許を取得したい人の中には音楽未経験の人もいます。0から勉強し、スキルを磨くことが必須になりますよね。音楽の教員は基本的に各学校に一人です。幅広い音楽の分野に対応し、教員として教える力も必要。それらに対応できるよう、通信制大学の科目修了試験も厳しいです。科目修了試験を通らないと単位取得は出来ません。

・スクーリングも必須の場合が多い

通信制大学の多く、通学の必要がない大学やコースがあることです。しかし、教員免許を取得する場合や音楽の教員免許の場合はスクーリングが必要。スクーリング不要の通信制大学であれば、関西に住みながら北海道の通信制大学の学生になることができます。しかし、音楽の教員免許を取る場合は通える範囲内もしくはスクーリング会場が複数ある通信制大学ではないと卒業が大変になるでしょう。
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先生になるには?学校ごとの違い

「音楽の先生になりたい!」と皆さんは、小学校・中学校・高校・特別支援学校のどの教員免許を取得したいでしょうか?ここではそれぞれの特徴と取得方法をわかりやすく解説します!

・小学校

小学校の場合、低学年は担任の先生が音楽を教えることが多いです。3年生以降は担任もしくは専科の「音楽の先生」が担当します。

担任を持つには、小学校教員養成課程を卒業し、小学校教諭免許を取得することが必須。通信制大学の教育学部で音楽を取得できるのは、明星大学(2022年度は募集なし)のみです。

武蔵野音楽大学は、明星大学の通信教育部と協力して音大に通いながら、通信制で小学校教諭免許の取得が目指せます。音大も考えている人は、このような方法もありですね。また、音楽の専門教員にはなれなくてもいい場合は武蔵野大学通信教育部なら小学校教諭免許が取得可能です。募集枠は少ないようですが、中高教員免許(音楽)を持つ人が小学校の「専科」として音楽の先生になれる場合もありますよ!

・中学校

音楽は3年間の必修科目。中学の音楽教員に求められるのは、音楽の技術や知識だけではなく歌唱や楽器演奏の指導力が求められます。ちなみに、中学の教員は教育系大学出身者が多い傾向だそうです。中学の音楽教員免許は、中学の教員免許が取れる大学でなおかつ「音楽」が取得できる大学ではないと取得できません。

・高校

中学と異なり音楽は選択必修科目。専門性が高くなることから、音大出身者が高校の教員を目指す傾向があるそうです。中学の教員免許と同じく、教員免許が取得できなおかつ「音楽」の免許が取得できる大学に行く必要があります。
中学校や高校の音楽の先生は、部活の顧問になることも。多くの場合は音楽系の部活の顧問になるそうです。コンクールや演奏会などで、より高度な指導力が求められる場合もあります。

・特別支援学校

特別支援学校教諭の免許が必要です。特別支援学校の小学部の場合なら、小学校教員免許状+特別支援学校教員免許状。中学部・高等部の場合は、中学・高校の音楽の免許状+特別支援学校教員免許状が必要です。指導力も特別支援学校の場合は、より丁寧でわかりやすい指導が求められます。

「通信で」音楽を学べる学校5選

音楽を通信制大学で学びたい人の全員が「音楽の先生になりたい」わけではないですよね。この項目では、「音楽」を学ぶことのできる通信制大学を紹介します!

音楽の教員免許が取得できる通信制大学

・大阪芸術大学通信制教育部
・明星大学通信教育部(2022年度募集停止)

※姫路大学:現在は対象の学科はありません。

西洋音楽史が学べる通信制大学

・サイバー大学

音楽学士号取得コースをオンライン受講できる海外の大学

・バークリー(バークレー)大学

音楽療法が学べる通信コースのある学校

・国際音楽療法専門学院
自分がどんな「音楽」を学び、どう活かしたいのかを考えることは進路選択にとって重要。特に通信制大学の場合、目的を持つことが必須です。目的がないと勉強が続かず、卒業できない可能性も高くなります。よく考えてから進学しましょう!

通信制大学の資料請求はこちらから!

最後に音楽が学べる通信制大学を紹介します!ぜひ資料請求やオープンキャンパスに足を運び、しっかり比較してみてくださいね。

〇音楽教員免許を目指せる通信制大学(関西1校・関東1校)

大阪芸術大学通信教育部


卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約130万円
スクーリング会場(都道府県):東京、愛知、大阪など(年度ごと変更あり)
特徴:日本唯一の音楽学科のある通信制大学。総合芸術大学ならではの幅広いフィールドでしっかり学ぶことができます。音楽学科の学費も音大より抑えることが可能です!


明星大学 教育学コース


卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約116万円
スクーリング会場(都道府県):明星大学日野校またはオンライン
特徴:教育学コースは教育学や心理学が学べ、教育に強い人材を育成。教科専門(音楽)コースは2022年度は募集停止。関東で唯一音楽教員を目指せる通信制大学です。

〇音楽史が学べる通信制大学

サイバー大学


卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約300万円
スクーリング会場(都道府県):スクーリングなし
特徴:教養科目(人文科学系)で「西洋音楽史」を履修することが可能。コースではないため、あくまでも授業のコマの一つですが、科目等履修生として学ぶこともできます!

〇「音楽専科」ではなく小学校教諭免許から目指すなら

武蔵野大学


卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約71万円
スクーリング会場(都道府県):東京のみ
特徴:小学校教諭免許を目指せる通信制大学。中高は英語・国語、高校だけなら書道教員免許が取得可能。現職教員にも対応した柔軟なカリキュラムが揃っています。

いかがでしたか?今回は音楽が学べる通信制大学を紹介しました。この記事を参考にしながら、資料請求やオープンキャンパスで自分に合う通信制大学を見つけましょう!

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

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