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通信制大学から弁護士は目指せる!メリットや大学の選び方を解説!

通信制大学の法学部に行って「弁護士」になろう!

「人の力になりたい」「大切な人を守れる人になりたい」と思ったことはありますか?
人の力になれる弁護士は社会的信用のある仕事の一つです。困っている人を法律の力と自身の解決的思考や責任感の強さを発揮できるのが「弁護士」です。

弁護士になりたい理由は、正義感だけではない場合もあります。例えば、法律の勉強が好きで活かせる仕事を探したい、高学歴・高収入な職業に就きたい、裁判官になるために弁護士として経験を積みたいという人もいるでしょう。

弁護士になりたい夢を持つのは子どもや学生だけではありません。社会人になってから弁護士を目指す人もいます。社会人になると、現役生よりも時間に余裕がない人が多いですよね。そんな人には通信制大学がおすすめです!

弁護士を目指すことは何歳からでも遅くないですが、それなりの覚悟は必要です。モチベーション維持も大変でしょう。通信制大学なら、学習のサポート体制やアドバイザー制度が整っている通信制大学を選ぶことで不安や悩みを一人で抱えずに、自分のペースで学習できます。

今回は、「弁護士になるためのルート」「予備試験より通信制大学がおすすめの理由」「通信制大学のメリット・デメリット」「通信制大学の選び方」を徹底解説します。最後には弁護士になるためのおすすめの通信制大学も紹介します。

社会人で「弁護士」になりたい!と思っている方、意欲のあるけどルート選びや通信制大学選びに悩んでいる方はぜひ最後まで読んでくださいね。

弁護士になるには?

弁護士になるには、司法試験に受かる必要があります。弁護士は国家資格ですので、これは避けては通れない道です。弁護士になるルートはいくつかありますが、大きく分けて3つあります。

1.大学法学部卒業→法科大学院を2年で卒業→司法試験→司法修習
2.4年制大学卒業→法科大学院を3年で卒業→司法試験→司法修習
3.予備試験→司法試験→司法修習

これだと3が一番最短ルートなのですが、「予備試験」が非常に難関です。予備試験には、短答試験、論文試験、口述試験があり、すべてをクリアした合格者は受験生の約4%!かなり低い数値です。そのため、大学進学かつ法学部を卒業することが安全で最短なルートになります。

特に社会人経験者は、自宅や少ないスクーリングで済む通信制大学を検討するでしょう。通信制大学にも法学部はあります。他の学部と異なり、数が多いわけではありませんが、通信制大学からでも弁護士を目指すことはできます!

予備試験よりも大学進学がおすすめ

この項目では、なぜ予備試験よりも大学進学の方がいいのかを解説します!

大学の法学部に行くメリットは4つ

1.法律のプロである教授から直接学べる

大学の法学部や法律学科は、参考書籍の著者や実際に現役として活躍する教授が在籍している場合があります。リアルな業界の話を聞けるチャンスがあるのは大学ならではです。法科大学院を選ぶ際にも、「あの教授の専門分野にしよう」と想像がしやすくなりますよ。通信制大学の場合でも、これらは同じです。通信制大学なら自分のライフスタイルに合わせて効率的に学ぶこともできます!

2.法律家を志す仲間に出会える

弁護士に限らず、法律家を志す人たちや意欲的な仲間に出会えるのも大学ならではです。通信制大学でも、スクーリングで仲間に出会うことができます。志の同じ仲間がいることで、通信制大学で辛くなりやすい「モチベーションが下がる」現象も最小限にとどめられるでしょう。

3.仕事で助け合うことができる

法科大学院は司法試験に向けて2~3年で学ばなければならないので、ゆっくり交流を深められない場合もあります。大学から法学部に行くことで、別の法律家の道を歩む人と出会う可能性もあるでしょう。法律家の人脈はとても重要です。通信制大学なら自分のペースで学習しながら、今後の繋がりを作ることもできます。

4.法科大学院に通う年数が1年減る

通信制大学の法学部に行くことで、法律を既に学んだという扱いになります。既習者であれば、法科大学院は2年間で済みます。しっかり通信制大学の法学部で学んでおくことで、効率よく弁護士になる道がつかめます!

一方でデメリットもあります。それはお金と時間です。通信制大学の学費は大学よりも安いですが、予備試験を受ける人たちと比較して費用はかなりかかります。予備試験は落ちなければかなり短い期間で弁護士になれます。4%の合格率で受かる自信がある人は予備試験に挑戦していいでしょう。しかし、確実に安全に弁護士になるには「通信制大学の法学部」がおすすめです!

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社会人が法律を学ぶなら通信制!

「通信制大学で大丈夫?」「通信制大学を卒業できるか不安」と気になる人もいますよね。予備試験は先ほどまでの項目でも解説したように、落ちる確率の方が非常に高いです。通信制大学は卒業は大変だと言われていますが、在学中から自己管理を試されていると思いながら懸命に取り組むことも、今後の弁護士人生にとって良い経験に繋がるでしょう。

デメリットもありますが、社会人から弁護士を目指すなら通信制大学がおすすめです!この項目では通信制大学のメリットを紹介します!

メリットは3つ!

1.とにかく学費が安い!

これまでの項目でも話したように、弁護士になるには予備試験ルートと法科大学院ルートがあります。予備試験ルートは費用を抑えられる分、試験自体の合格率が低くです。一方で法科大学院ルートは費用がかかるのがデメリット。でも通信制大学なら通学タイプの大学よりも費用を抑えることができます。

2.通信制大学は入学試験の難易度が低い

ほとんどの通信制大学が共通テストのような学力試験を通過せずに入学できます。弁護士を目指すとなると、今後はずっと勉強していく必要がありますよね。入学試験を受けない代わりにレポート提出をする通信制大学もありますが、入学の学力試験勉強がないだけで時間的余裕がまったく違います。今のうちに法律のことや関連事項の学びを深めるなど、通信制大学に入学しない分の時間を有効に使いましょう!

3.自分のライフスタイルに合わせて学べる

通信制大学の最大のメリットであり、デメリットにもなりやすいのが「自分のペースで学べる」こと!忙しい人にぴったりです。場所も時間もとらわれずに自分でスケジュール管理をします。弁護士になるなら弁護士秘書をつけない限りはスケジュール管理はできた方がいいですよね?今のうちに時間管理ができるようになることも弁護士になるには重要なことの一つです!
実際に通信制大学出身で弁護士になった方はいらっしゃいます。中央大学通信課程では、司法試験に合格した方の合格体験記も紹介されています!慶應通信にも卒業生の声が掲載されています。先輩方がどのように勉強してきたか、困ったことはあったかなどを知ることで少しでも心配を減らしましょう。

通信制に進学する際の選び方・注意点

通信制大学の選び方は、「なるには進学サイト」でもこれまで紹介してきました。この項目では、通信制大学の選び方と弁護士になるための法学部の選び方を解説します!全国で法学部のある通信制大学は6校。

6校もあるとどこにしたらいいのか分からなくなりますよね?今回は選び方を紹介します。次の項目では、なるには進学サイトで紹介している通信制大学の紹介ページに飛ぶこともできます!ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

1.サポートが充実しているか

通信制大学を選ぶ時、非常に大事になるのはサポートの充実度です。卒業率や単位取得率も検討材料に含めてよいですが、卒業を目標にするだけではなく、充実した教育を受けるために大学進学を選択する人が多いでしょう。サポートとは、例えば学習相談や奨学金制度、就職サポート、アドバイザー制度があります。法学部ならではだと、法職講座(法科大学院進学や司法試験対策など)を行う通信制大学もありますよ。
例えば、弁護士を目指せる通信制大学の中だと、中央大学は法職講座を実施しています。日本大学は全国に学習センターを設置しているそうです!通信制大学によって特色が違うので、サポート体制で比較するのもおすすめです!

2.スクーリングの有無

スクーリングとは、通信制大学の学習方式の一つです。元々は対面授業で、大学キャンパスまたは主要都市の会場を一時的に使って授業を受ける方法でした。近年はzoomなどのオンラインシステムを使ったスクーリングも導入する通信制大学があります。モチベーション維持が重要な通信制大学の授業にはスクーリングが欠かせないと考えている人も多いようですよ。
例えば、弁護士を目指せる通信制大学でスクーリングの種類が豊富なのは法政大学です。慶応義塾大学はスクーリングが少ないようですが、スクーリングの種類は複数あります。

スクーリング自体は、短期間で集中的に行う場合もあれば、夜間や週末に実施する場合もあります。自分のライフスタイルに合うスクーリング方法の大学を選ぶことがおすすめです!もちろん、スクーリングのない通信制大学もあります。例えば、中央大学や創価大学は大学に行かなくても必要な単位が取得できるそうですよ!

3.授業の特色

弁護士を目標とする人たちにとって重要なのは、学習内容ですよね。例えば、中央大学は法科大学院教員の複数名が通信制大学の法学部でも教えています。慶応義塾大学は、法律に偏らず政治学や国際政治論、経済学の教育にも力を入れています。創価大学は、コミュニケーション力や多様性、創造力を身につける方面にも力を入れています。シラバス(授業内容や授業の流れ)を事前に確認しておくことをおすすめします!

【全国版】通信制大学法学部一覧

最後に、2021年最新版の弁護士を目指すためにオススメな通信制大学をご紹介します!なるには進学サイトでは下記の通信制大学を含め数多くの通信制大学の資料を取り寄せることが無料で行えます。法学部は今回紹介する6校のみですが、その他の通信教育課程の大学情報も掲載中です。

是非、気になった通信制大学の資料請求をして、比較してみてくださいね!学費はあくまでも1年次入学です。編入の場合は学費が異なるので資料でしっかり確認しましょう。

弁護士以外にも法学部を卒業することで、弁護士を含む“法曹三者”の裁判官・検察官になる道が広がります。また、検察庁職員の代表ともいえる国家公務員の検察事務官、そのほかには司法書士・行政書士・社会保険労務士なども目指せます。

中央大学

卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約53万円
スクーリング会場(都道府県):オンラインも可能
特徴:伝統と実績の法学教育!全国に在籍する学生のうち、約80%が“働きながら学ぶ”社会人学生です。卒業生の声が詳細に記載されているのも特徴。

近畿大学通信教育部

卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約70万円
スクーリング会場(都道府県):東京、埼玉、福井、愛知、岡山、福岡
特徴:働きながらWebを活用したメディア授業の受講も可能!通信教育部は法学部法律学科以外に図書館司書コースもあります。

法政大学通信教育部

卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約77万円
スクーリング会場(都道府県):東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡
特徴:大学通信教育課程として日本で最初に開設された歴史と伝統あります。学費シミュレーションで自分の状況に合う学費が分かります!

日本大学通信教育部

卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約65万円
スクーリング会場(都道府県):北海道、山形、宮城、東京、名古屋、岐阜、大阪、福岡
特徴:日本法律学校を前身。忙しい人でも安心!選べるスクーリングが魅力的です。法学部のほか、経済、商学、文理学部があります。

創価大学

卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約56万円
スクーリング会場(都道府県):東京、一部授業地方開催あり(関西・中部など)
特徴:充実の学習環境とサポート体制。幅広い教養と法の専門知識を身につけながら「平和と人権の法学」を学べます。法学部法律学コースには3つの履修モデルあり。

慶応義塾大学

卒業までに必要な学費(概算)※1年次入学:約60万円
スクーリング会場(都道府県):東京、神奈川
特徴:通信制大学の中でも難易度が高い。法学部には法律学科と政治学科の2つを設置。通学制大学に負けない高度な知を学ぶことができます。

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

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