通信制大学は「大卒扱い」にならないのか?(本音と建前の就職事情)

通信制大学は大卒扱いにならないは本当か?

通信制大学に進学を検討している人たちの中には、「通信制大学は大卒扱いに ならない」という話を聞いたことはありませんか?

「大学」と呼ばれているのにもかかわらず、大卒扱いにならないなんて、本当なのでしょうか?通信制大学に進学する目的として「大卒資格」が取得できるかどうかは重要な要素ですよね。学費を払ったのに、大卒扱いにならなかったら、これほど悲しいことはありません。

そこで今回は通信制大学に関する質問をLINEで解決している「進路相談アドバイザー ナガサキ」が、「通信制大学はどういう学校なのか」を紹介し、「通信制大卒扱いに対する世間の評価」の本音と建前について全てお話していきます!

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結論:通信制大学を卒業しても大卒になります

まず結論から申し上げると――――、通信制大学を卒業しても大卒になります。

というのも、通信制大学は1947年(昭和22年)に学校教育法によって制度化され、その後1950年(昭和25年)に正規の大学教育課程として文部科学省認可になりました。通信制大学には学ぶ目的や動機、入学資格などによって、「正課生」「聴講生」「科目別履修生」「特修生」の4つの受講種類があります。(呼び方は大学によって異なります。)その中で「正科生(正規の過程)」を選択し、卒業ができれば学部に合わせた大卒資格を取得することが可能です。

つまり、学歴として認められるのです。(入学には大学入学資格(高卒検定等の高校卒業資格)が必要です。)

そのため専門学校や短大を卒業した方が大卒資格を目指して、通信制大学に編入してくる場合や、転職のための学びとして費用を抑えたいという場合もあるようです。先程も述べたとおり正科生であれば大卒扱いになりますから、専門学校卒や短大卒よりも就職時に給料などが変わってくるでしょう。

 

大卒扱いにならないと言われる理由

では、それなのになぜ大卒扱いにならないと言われるのでしょうか?理由は大きく2つあります。

1)大卒資格を取得できない受講種類がある

先程、通信制大学には「4つの受講種類」があると述べましたが、正課生以外の3種類は、単位を取り終えても大学卒業資格を得ることはできません。

これは通信制大学が「様々な人たちにとって再学習や生涯学習のステージとして、開かれた高等教育機関」であるという役割を担っているからですによっています。ですから、正課生以外の受講種類を選んだのであれば、「大卒扱いにならない」というつもりでいて下さい。

2)通信制大学をよく知らないから

多くの人たちにとって通信制大学は詳しく知らない教育機関になります。そのため「試験がなく、誰でも入れる」「学校に通わなくても卒業できる」など、キャッチーな特徴だけが広まり、結果として「通信制大学は簡単だ」という偏見を生んでしまっているようです。

つまり制度上は「大卒扱い」になりますが、本音のところでは評価が低いということも事実です。大卒以上の企業を目指すことはできますが、採用されるためにはハードルがあるでしょう。実際に、通信制大学を卒業しても就職活動で苦労しているという声を聞くこともあります。

キャリアウーマン

「卒業」に誇りを持って、就活に挑もう

通信制大学を卒業することは、そう簡単なことではありません。

特に社会人であれば会社に通勤をし、仕事をしながら、合間を縫って勉強するわけですから、通学過程の大学生よりもハードかもしれません。事実、通信制大学の卒業率は通学過程の大学を大きく下回ります。それだけ大変な通信制大学を卒業したのですから、むしろ自信を持って就活に挑みましょう。

なぜ通信制大学を選んだのか。そして、なにを通信制大学で学び、今後どのように活かすことが出来るのか。このことを企業にしっかりと伝えることで、企業側も理解を示してくれるでしょう。

上記のことを通信制大学の卒業生たちが、堂々と就職時に伝えることで、通信制大学に対する世間の評価も変わるはずです。実際に少しずつですが、通信制大学卒業でも問題がない求人が増えているようです。

世間一般の俗説に囚われるのではなく、自分自身の思いや考えを伝えられる方が大切です!

 

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