調理師は社会人の転職先として人気の職種です。国家資格を取得しないかぎり名乗れない名称独占資格の1つ。社会人が調理師を取得するには、2年以上の実務経験か専門学校進学のどちらかになります。
今回は、社会人が調理師免許を取得する方法をわかりやすく説明します。また「調理の世界に向いている人の特徴」「調理系専門学校に進学するメリット」も解説!最後におすすめの専門学校も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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社会人が調理師になる方法は3つ
社会人が今から調理師になるには、以下の3つの方法があります。
1.働きながら専門学校を卒業する
2.実務経験を積みながら独学で試験を受ける
3.仕事を辞めて専門学校を卒業する
働きながら調理師を目指す社会人もいれば、仕事を辞めて調理師を目指す人もいます。方法はいくつかあるので、自分に合う調理師になる方法を見つけていきましょう。
ここからは詳しく「社会人が調理師になる方法」について解説していきます!
1.働きながら専門学校を卒業する
昼間に働いている社会人なら夜間部、夜勤の仕事が中心の社会人は昼間部がおすすめです。
・夜間部の特徴
1年半~2年制の学校があり、調理師になるために必要な科目を無理なく学べます。夜間部がある多くの専門学校は、18時や18時半から21時半くらいまでが授業。
体力的には大変かもしれませんが、スケジュール管理や体調管理が上手になるので、将来調理師になったときもきっと役に立つでしょう。
デメリットは、昼間部が最短1年に対し、夜間部は最短1年半であること。1日2時間ほどの授業で必要な科目を学ぶため、集中力も必要です。また、学校自体が夜間部は少ないため、ご自宅の近くに専門学校がない場合もあります。
その点以外は、夜間部も昼間部も調理師を目指す学校として必要なカリキュラムがしっかり組まれていますよ。
・昼間部の特徴
1~3年制の学校があり、コースや学科は総合的に料理の勉強をするところもあれば、西洋料理や日本料理など専門分野に分かれる場合もあります。修業年限の短い専門学校に通うことで、効率的に学びながら最短で調理師を目指すことも可能です。夜間部と異なり、昼間部は学校の数も多いので、選択肢が広がるでしょう。
昼間部に通う社会人は、アルバイトや夜勤のある正社員の仕事をしています。学業との両立は大変ですが、生活費や学費の不安を軽減できる点ではメリットでしょう。また、学校によっては調理師を目指す学生のためのアルバイトを紹介してくれるところもあります。志望校のアルバイト紹介などもぜひチェックしてみてくださいね。
働きながら社会人が昼間部に通うデメリットは、非常にハードになること。スケージュールの組み方次第にはなりますが、週5日フルタイムで働きながら夜は学校というスケージュールは、想像以上に大変になるでしょう。
正社員ではなく、パートなど短時間勤務にすることで、無理せず収入を得られるかもしれません。
2.実務経験を積みながら独学で試験を受ける
学校に通わない方法もあります。この場合、調理に関する実務経験を2年以上積み、独学で調理師試験合格を目指すことになります。専門学校は、必要単位を修得すれば卒業と同時に調理師免許が手に入りますが、独学の場合は実務経験と試験が必須です。
2年以上の実務経験の詳細
・飲食店営業(喫茶店営業を除く)
・魚介類販売業(販売のみは除く)
・惣菜製造業(煮物や焼物、揚げ物、蒸し物など)
・学校や病院等の給食施設
これらの場所で実務経験が必須ですが、ほかにも細かなルールがあるので調理師試験を受ける社会人は「調理技術技能センター」のサイトをご確認ください。
3.仕事を辞めて専門学校を卒業する
入学までに生活費を貯める、もしくは家族に協力してもらいながら仕事を辞めて学校に入学する社会人もいます。
この方法のメリットは、調理師になるための勉強に集中できること。「1.働きながら専門学校を卒業する」のデメリットであるスケジュール管理や体調管理の心配がなくなります。一方で、金銭面の不安を抱える人はいるでしょう。もしも仕事を辞めて調理師専門学校に入学する場合は、生活費の計算を具体的にしておくと安心ですね。1年制に入学して1年だけ集中する方法もありますよ!
社会人が専門学校で調理師を目指す際の注意点
社会人が専門学校に通う場合、以下の2つの点に気をつける必要があります。
・学費や生活費は事前準備や調査が重要
調理師になりたいけど、経済的不安を抱える社会人は教育訓練給付金や奨学金を活用しましょう。
教育訓練給付金とは、厚生労働省が指定する訓練を修了した場合に受講料の一部が返ってくるシステムです。調理師の講座は教育訓練給付金のなかの専門実践教育訓練の対象なので、進学する学校が対象講座に該当していれば受講料の最大70%が受け取れます。
ただし、修了後にもらえるシステムなので、あらかじめ学費や生活費は用意しておく必要があります。そこに不安がある社会人は、奨学金やそのほかの給付金、ローンなどの活用を検討しましょう。
・時間や体調管理は調理師にも大事なスキル
特に働きながら専門学校に通う社会人は、スケジュール管理や体調管理が重要です。仕事が忙しすぎて授業や課題に集中できないのは本末転倒ですし、がんばりすぎて本業に支障をきたすこともあるでしょう。このバランスが自分のためにもなります。
可能であれば上司や同僚に事前に再進学の話をしましょう。時短や残業なしなども相談してみてもいいですね。
調理実習は学内でできることが多いので、夜間部の学生が昼間に実習を受けることはほぼないですが、念のため昼間に授業や実習を受ける場合があるか学校に聞いておくと安心でしょう。学校や職場、そして自分に負担がかからないよう、スケジュール管理や体調管理は重要です。
時間や体調管理は、調理師としても重要なスキルの1つになりますよ!
調理師に向いている社会人の特徴
料理の基礎知識や専門知識、料理の腕はもちろん重要ですが、以下の4つの能力がある社会人は調理師に向いているといわれています。
・忍耐力
・料理への探求心
・コミュニケーション能力
・真面目、丁寧
忍耐力がある
調理師は学校を卒業していても、下積みからコツコツと修行を重ねて一人前を目指します。非常に厳しい世界なので、日々の修行を乗り越える忍耐力を持っている人は調理師に向いているでしょう。
今、自信がなくても専門学校の実習や演習でしっかり指導してもらうなかで忍耐力はきっと身についていきますよ!
料理への探求心を持っている
基本的な料理の知識はどの調理師も持っています。お客様に満足してもらう料理を提供するためにも、料理への向上心や探求心は重要です。たとえば、普段から他の店の料理を食べに行って研究する人や、さまざまなジャンルから自分の料理に活かせる知識を取り入れる努力をしている人もいます。
このように食に興味をもって勉強し続けられる人は、調理師に向いているでしょう。
コミュニケーション能力がある
調理師の主な職場は飲食店ですよね。飲食店は、接客を担当しなくてもホールスタッフとの連携や、ほかの調理師とコミュニケーションをとる場面があります。スタッフ同士のコミュニケーションも調理師にとって重要な仕事の1つです。
また、調理師の業界は縦社会といわれています。先輩との良好なコミュニケーションや、後輩に適切な指導ができる人材が求められるため、コミュニケーション能力がある人は調理師に向いているでしょう。
真面目を持ち、丁寧な対応ができる
特に見た目の美しさを求められる日本料理やフランス料理では、手先の器用さや丁寧さが必要とされます。また、切り方や盛り付けなどの繊細な作業も多いため、真面目に根気強く丁寧な作業ができる人は調理師に向いているでしょう。
また、調理器具の扱いや整理整頓も調理場の雰囲気や、料理に影響を与えます。真面目な人や、丁寧に物を扱える人は調理師に向いていますよ!
社会人が調理師専門学校に通うメリット
最初に解説したように、働きながら目指す場合も、今の仕事を辞める場合も社会人から調理師になるなら専門学校がおすすめです!ここでは専門学校に通うメリットを解説します。
卒業と同時に調理師免許を取得できる
専門学校に入学すれば、卒業と同時に調理師免許が手に入ります!独学で実務経験を積み調理師を目指す場合は、調理師試験を受けなければなりません。調理師試験の合格率自体は60~70%と難易度は高くないですが、実務経験証明書発行や試験勉強など、やることはたくさんあります。
専門学校へ行けば、就職後に活かせる知識を得ながら、実習などの実践できる場が用意されています。「何から勉強すればいいかわからない」という迷いなく学べるので、さらなる専門知識の習得や食への探求にも力を注げるでしょう!
同じ社会人や、志を持つ仲間に出会える
調理師を目指す人ばかりなので、同じ気持ちの仲間と切磋琢磨しながら調理師を目指せます。調理師はコミュニケーション能力が必要な仕事なので、専門学校の1~2年でその力をつけることもできるでしょう!
また、調理師志望の人に限らず、社会人から調理や栄養の道を目指す「食が好き」な仲間とも出会えますよ!
調理の基礎から応用まで幅広く学べる
基礎はもちろん、最新技術や専門ジャンルも学べるのは専門学校の魅力。
最短で卒業できるコースであっても、製菓や西洋料理などの専門ジャンルや、サービスやマネジメントなどを学べる学校もあります!忙しくはなりますが、1年制でも十分力をつけられますよ!
さらに高度な技術を身につけたい人は、専門コースにわかれる専門学校や2年制以上の学校へ進学するのもおすすめです。
社会人にも嬉しい支援が熱い!
独学との大きな違いは「つながり」です。仲間や講師陣、先輩・後輩、企業など、専門学校はさまざまなつながりが持てます。つながりによる仕事の紹介のほか、就職サポートが手厚い学校も多いのも専門学校の特長。大学の場合は新卒者限定の支援もありますが、専門学校は新卒者に限らずサポートしてくれる学校ばかりです。
たとえば服部栄養専門学校では、以下の制度で就職支援してくれます!
<服部栄養専門学校の就職サポート>
・トライアングル体制
「担任」「キャリアアドバイザー(就職担当)」「専任教授」の3体制で在校生の就職をサポート!
・卒業生の再就職支援
スキルアップを目的とした卒業生のための「就職マッチング」で再就職する時も安心!
服部栄養専門学校以外の専門学校も、学生のためにさまざまなサポート制度を整えています。社会人特別枠の入試や、社会人のための入学金減額制度を設置する学校もありますよ!
社会人が独学で就職する場合は、自力で就活しなくてはなりません。エージェントも新卒者向けが多いですよね。専門学校なら、1~2年お世話になった先生方に相談しながら、自分に合う就職先を見つけられます!
社会人が調理師を目指せる専門学校5選
最後になるにはサイトおすすめの専門学校を5校紹介します。昼間部と夜間部、それぞれに魅力があるので、いくつかの学校やコースを見て自分に合う専門学校を見つけてくださいね。
調理師は社会人から目指すことも多い職業の1つです。年齢で迷っている人も費用面で不安を抱える人も、まずは一度資料請求してみましょう!さらに疑問や不安を解決するなら、見学や学校説明会の参加がおすすめです。
ぜひ情報を集めて、理想の調理師を目指せる学校を探してみてくださいね!
学校情報
服部栄養専門学校
食の伝統校でクリエイターを育てる!
特徴:東京都渋谷区。調理師本科は「調理ハイテクニカル経営学科(昼間部2年制)」「調理師本科(昼間部1年制)」「調理師科夜間部1.5年制」があります。調理師科夜間部は、4月入学と10月入学。1.5年かけて調理師になるためのあらゆる知識と技術を習得します。在学中の「スキルアップ授業」は技術訓練にぴったり!
学校情報
織田調理師専門学校
コース制をとらない学びのスタイルが可能性を広げる!
特徴:東京都中野区。「調理技術経営学科(昼2年)」「調理製菓製パン科(昼2年)」「調理師科(昼1年)」があり、どの学科もコース分けせずに基礎からトータル的に学びます!自分に合うスタイルを織田で見つけましょう!
学校情報
武蔵野調理師専門学校
「食」のプロを育てる、総合カレッジ
特徴:東京都豊島区。「高度調子経営科(昼2年)」「高度調理製菓科(昼2年)」「調理師科(昼1年)」が設置されています。調理だけでなく、食の安全性や栄養学など時代が求めるニーズに応えられるプロを育成!
学校情報
辻学園調理・製菓専門学校
日本最初の料理学校。一人ひとりの技術を高めます!
特徴:大阪府大阪市。調理師を目指せる「上級調理師科(2年制)」「調理師科(1年制)」があり、両方昼間部です。再進学者のために特待
生制度設置。学費サポートも充実しています。20~60代の幅広い年代に刺激を受けることで卒業後の仕事にも役に立つ!就職決定率100%の専門学校です。
学校情報
名古屋辻学園調理専門学校
食をリードし続ける日本最初の料理学校!
特徴:愛知県名古屋市。「上級調理師科(昼2年)」「調理師科(昼1年)」が設置されています。少人数でスキルアップ&材料費無料でとことんレッスンが可能。就職率は98.8%!創立以来培ってきた信頼関係による就職サポートが強い!