仕事を続けながら大学で学び直したい、転職やキャリアアップに向けて専門知識を身につけたいと考える社会人におすすめの通信制大学。
文部科学省から認可された正規の大学教育課程で、卒業すると学士の学位を取得でき、学費を抑え自分のペースで学習可能なことから、働きながら学びたい社会人に人気の進路となっています。
このページでは、通信制大学とは・入学から卒業までの流れ・社会人が通信制大学で学ぶメリットと注意点・学校を選ぶ時のポイントを解説します!
通信制大学を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
通信制大学とは
通信制大学とは、特徴を紹介
通信制大学は1947年に学校教育法で制度化され、文部科学省から認可された正規の大学教育課程です。
テキストやデジタル教材による学習、オンデマンド授業、ライブ型のオンライン授業、対面授業などを組み合わせて学べます。自宅学習がメインのため、自分のペースで働きながら学べることが社会人に嬉しいポイント!
通信制大学は毎日の通学が不要で、立地的・時間的な制約も少なく仕事と両立したい社会人に嬉しい環境。在籍する生徒はキャリアアップを目指す社会人や主婦を中心に、高校を卒業した人や定年後に学びを深めたい人まで様々。幅広い職種や年齢の方が学んでいます。
通信制大学の特徴「スクーリング」
通信制大学の学びには対面授業やメディア授業等で行われる「スクーリング」があるのも特徴の一つ。
文部科学省の規定では、通信制大学の卒業に必要な単位数124単位のうち、30単位以上のスクーリング(面接授業・メディア授業)が必須と定めされています。
<面接授業の場合>
大学キャンパスや会場に足を運び、直接授業を受けるスタイル。社会人が通いやすいように週末や夏季・冬季休暇の時期に合わせ開催される場合が多い。
<メディア授業の場合>
インターネット上でリアルタイムに受講するスタイル。最近では全てオンライン授業で単位を取得できる学校や学部もあります。
気になる学費は?
通信制大学は、通学制の大学と比べて学費が安いことも特徴。ただし、学費は大学や学部、履修する単位数、スクーリングの単位数によって異なります。
授業料だけでなく入学金や教材費、システム利用料、スクーリング費用のほか、資格取得を目指す場合は実習費などもかかる可能性があるので、通信制大学の学費を比較する際は、全て含めた総額を確認することがポイントです。
社会人が通信制大学で学ぶ目的は?
社会人が通信制大学で学ぶ目的は様々。このページでは社会人がどんな目的で通信制大学を選んでいるのかを紹介いたします。
社会人が通信制大学で学ぶ目的を紹介!
①大卒資格を取得したい!
通信制大学を卒業すれば「大卒資格」を取得でき、学歴が「大卒」となります。大卒資格を持っていない方にとっては、社内待遇の向上や、転職時に大卒以上の企業に応募できるなどキャリアアップに繋がる可能性があります。仕事をしている社会人にとって、働きながらキャリアアップを目指せることは大きなポイントです。
②教員免許や福祉系資格などを目指したい
通信制大学では幼稚園教諭から小・中・高校の教員免許状の取得を目指せる学校や、社会福祉士などの福祉系資格の受験資格を取得できる学校もあります。他にも図書館司書、博物館学芸員、認定心理士や税理士、司法書士など様々な資格を通信制大学で目指すことができます。
③新しい分野を学びたい・専門知識を深めて仕事に活かしたい
心理学や経営、法律、IT、データサイエンスや芸術系など、新たに学びたい方や専門知識を深めたい方など。働きながら学べる通信制大学で知識を深めて、現在の仕事や転職に活かす目的で学ぶ社会人の方も多いです。
④生涯学習として興味のある分野を学びたい
興味のある分野をじっくり学びたい方も通信制大学で学んでいます。50代、60代や定年後の方も、生涯学習として通信制大学を選ぶ方も少なくありません。
このように社会人が通信制大学で学ぶ目的も色々あり、10代~60代まで幅広い年代の方が学んでいるのが通信制大学の特徴の一つです。
目的によって変わる受講スタイル
通信制大学にはいくつかの受講スタイルがあります。
正科生で学ぶ
大卒資格を取得する、卒業と同時に資格を取得する場合は正科生として入学する必要があります。短大卒や大学中退などで必要単位や条件を満たしている場合は、2~4年次に編入学できる可能性もあるので、該当しそうな方は入学したい通信制大学に確認することをおすすめいたします。
科目履修生として学ぶ
既に大卒資格を持っている方や、追加で資格を取得したい方、一定の科目だけを学びたい方は、科目履修生として通信制大学で学ぶ方法もあります。ピンポイントで学ぶことができるので費用を抑えて最短で学べるのが特徴です。
入学から卒業までの流れ
気になる入試は
多くの通信制大学では一般的な学力試験を行わず、原則として書類選考が主な選考方法となります。大学や学部によっては志望理由書の提出、小論文や面接等が行われる場合もあるので、募集要項を確認することが大切です。
入学後の主な流れ
通信制大学へ入学したら履修登録を済ませ、さっそく学習がスタート。
基本的にはテキストや動画の教材で学習し、レポートを提出。単位修得試験を受験し、合格したら単位取得という流れになります。
スクーリング授業では、対面授業やメディア授業をリアルタイムで受講し、単位修得試験を受験し、単位を取得していきます。
1年次から入学する場合は原則として4年以上在籍し、それぞれの通信制大学が定める卒業要件を満たす必要があります。一般的な4年制大学の卒業要件は124単位以上ですが、具体的な必要単位数や科目区分は大学・学部によって異なるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
卒業するには
定められた在籍期間の間に必要な単位を修得し、定められた卒業要件を満たすことで卒業できます。卒業するためには、卒業論文や卒業研究、総合試験が必要な場合もあるので、卒業要件も事前に確認しながら学習計画を立てましょう。
通信制大学は基本的に全て自分で決めて学習していくので、自己管理能力やスケジュール能力が必須となります。働きながら学ぶ場合は、仕事にプラスして学習していくことになるため、体調管理やモチベーションの維持も大切です。
社会人が通信制を選ぶメリット・デメリット
社会人が通信制大学で学ぶメリット
①時間的・立地的制約が少ない
通信制大学は通学する機会が少ないため、遠方でも学ぶことができます。オンライン完結の通信制大学であれば全国、海外からも通えるケースもあります。
②最終学歴が大卒に!
通信制大学を卒業することで、大卒資格(学士)を得ることができます。「通信制大学は学歴にならない」という意見をブログやサイトで見かけますが、通信制大学は文部科学省から認可された正規の大学教育課程なので、卒業すれば大卒になります。
最終学歴が大卒になると応募できる求人が広がるので、キャリアアップを目指す社会人の方には大きなメリットとなります。
③学費が安い
通学制の大学に比べて安い学費で学べる通信制大学も多くあります。
また通信教育課程でも、大学や在籍区分や申込条件によっては、JASSOの奨学金や大学独自の奨学金を利用できる場合があります。対象者や支給・貸与条件は制度ごとに異なるため、大学に確認しましょう。
教育訓練給付金制度もチェック!
社会人の場合、大学・課程によっては「教育訓練給付制度」を利用できることも!厚生労働大臣指定の講座が対象となり、雇用保険の加入期間などの条件が満たされていれば受給できる可能性があります。希望する課程が対象か、自分が制度の対象になっているか事前に確認しましょう。
④入学がしやすい
通信制大学は学力試験が無いため、受験勉強をせずに入学できるというメリットがあります。ただし、書類選考や、場合によっては志望理由書、面接、小論文などもあるので、目指したい通信制大学の入試についても確認しておきましょう。
⑤編入制度も充実!
短期大学や一定の要件を満たす専門学校を卒業した人、大学中退でも所定の単位を修得した人などは、2年次または3年次への編入学が可能な場合があります。編入できる年次や認定される単位数は通信制大学ごとに異なるため、出願前にしっかり確認しましょう。
編入できれば学費も時間も抑えて卒業や資格取得を目指せるので、該当する方は編入制度の利用を検討してみてください。
社会人が知っておきたいデメリットと注意点
①通信制大学は学習の継続が難しい
通信制大学は自分で学習計画を立て、レポート等の提出期限や試験日程、卒業までのスケジュールを管理する必要があります。仕事や家庭と両立する人も多いため、学習を継続するための自己管理が重要となってきます。
②対面授業や実習が必要な場合もある
資格取得を目指す場合など、対面授業や実習が必須の科目もあります。特に実習は、実習先のスケジュールに合わせ平日の昼間に行う場合もあります。まとまった休みを取る必要があり、仕事の調整も必須となります。また、スクーリング実施場所が遠い場合は交通費や宿泊費も別途必要になります。
③仕事の繁忙期と重なる場合も!
社会人にとってネックなのは、仕事が忙しい時期と、課題の提出期限や試験日程が重なる場合もあること。特にイレギュラーな仕事の場合、両立するのが難しい場面も出てくるでしょう。予め余裕を持ったスケジュールを立てるなどの対策も必要になります。
④学生同士の交流は少ないことが多い
通信制大学は自宅学習がメインのため、通学制のようなキャンパスライフは難しい傾向にあります。学校によっては大学キャンパスを使用できたり、オンラインでの集まりが企画されたりなどもあるので、積極的に利用するのも良いでしょう。また、通信制大学の通学スクーリングでは様々な人脈ができるチャンス。人との出会いや学びやすさを求める社会人の方にはおすすめです。

学校の選び方のポイント
この項目では、社会人が通信制大学を選ぶ時のポイントを解説します!
社会人向け通信制大学の選び方
①通信制大学で興味がある・学びたい分野やカリキュラムで選ぶ
通信制大学では数年間学習することになるので、興味がある分野を学べるかを最優先に考えましょう。通信制大学は心理学部や法学部、社会学部や経営学部、文学部をはじめ、社会福祉系の学部や哲学が学べる学部、理系や情報系の学部まで、様々な分野について学べます。
転職や就職のために通信制大学を選ぶ社会人は、就きたい仕事に役立つかどうかを考えるのもおすすめです。
②目指せる資格と取得条件で選ぶ
教員免許、社会福祉士、精神保健福祉士、認定心理士、司書、学芸員など資格取得を目指している場合は、その資格に対応しているかを確認することが最も重要です。
卒業と同時に資格取得ができるのか、受験資格を得て試験を受ける必要があるのかなど条件を確認しておくことも大切です。完全オンラインで卒業できる学校でも、取得したい資格によっては実習や対面授業が必須の場合があります。全て確認した上で学校を選ぶようにしましょう。
既に大卒資格を持っている方は、取得したい資格を科目履修生として短期間で学ぶ方法もあります。
③オンライン授業・スクーリング・試験方法で選ぶ
大卒資格の取得が目的の社会人の方は、書類選考のみで入学できる学校を選ぶ。スクーリングもオンライン授業で完結し、卒業まで通学が必要が無い学校を選ぶ。レポートが必要ない(少ない)学校を選ぶ。卒業試験が無い学校を選ぶ。など、通信制大学のカリキュラムや学修方法を比較し、自分が卒業しやすい学校を選ぶ方法もあります。
卒業要件と自分が継続できる学習量なのかも確認しながら、無理なく卒業まで学び続けられそうな通信制大学を選びましょう。
④スクーリング方法・スケジュールや会場から選ぶ
対面授業が必須の学校・学部の場合は、実施スケジュールが無理なく通える日時に開催されているか、実施会場が自宅から通いやすいかもチェック。
自分が学びたい分野で対面授業が必要でない場合は、メディア授業を活用し、完全オンラインで卒業できる通信制大学を選ぶのもおすすめです。
⑤学習支援・キャリア支援など、サポート体制で選ぶ
通信制大学はモチベーション維持やスケジュールの管理もすべて自分で行うため、社会人の場合、仕事を優先してしまい学習の継続が難しくなる場合も。
そんな時に相談できる学習サポートが充実している通信制大学もあります。一人でコツコツが苦手な社会人の方は、サポート体制も判断基準の1つにすると仕事と勉強を両立しやすくなります。
資格取得を目指す場合は、試験対策や相談をできる学校もあります。不安な方はサポートの充実度で通信制大学を選ぶのもおすすめです。
⑥学歴にこだわりたい社会人の方は、大学の教育内容や実績で選ぶ方法も
通信制大学には、法政大学や早稲田大学、慶応義塾大学など、有名な大学の通信課程が開設されている場合もあり、通信制大学でも該当の大学の大卒資格(学士)を得ることができます。
また、通学制の生徒と同様に大学キャンパスの設備が利用できる通信制大学も多いので、憧れの大学で学ぶという選択肢もあります。
社会人におすすめの、通信制大学の選び方のポイントをご紹介しました。ご自身の目的やこだわりを明確にして、気になる通信制大学の条件や学費、ポイントを整理して、自分に合う通信制大学を選んでいきましょう。
仕事と学習を両立するポイント
仕事と学習を両立していけるのか、社会人の方は誰しも不安になること。この項目では両立するためのポイントをご紹介いたします。
学校の年間スケジュールを入学前にしっかり確認!
単位修得試験やスクーリング日程はもちろん、履修申込のタイミングを逃して希望の科目を受講できないことが無いように、いつまでに何をするかも書き出しておくと安心です。
最初からたくさん詰め込みすぎないことも大切!
体調不良や仕事が突然忙しくなるなどのトラブルもあるかもしれません。リカバリーできるようにスケジュールには余裕を持たせておくと安心です。
勉強する時間を決める
平日、休日、朝or夜など、自分がトライしやすい学習時間を決めて、勉強を習慣化できるのが理想です。数十分ずつでも毎日積み重ねる方が定着するという方もいます。
学習サポートや勉強会などを積極的に利用!
継続学習が不安な場合は一人で抱え込まずに、職員や仲間と話すことで学習を続けていける場合もあります。
職場や家族に学習のスケジュールを共有することも大切
特に対面授業や実習がある場合は長期の休みが必要なこともあるので、事前にしっかりと説明しておくことで安心して学習していけます。
実習がある場合はスケジュールや実習方法も確認
自分で実習先を探す場合は、そこの時間も確保しておく必要があります。
休学・履修延長制度があるかも確認しておく
どうしても学習継続が難しい場合は一旦休み、落ち着いてから学習を再開して自分のペースで履修する方法も。そういった制度があるのか、期間なども確認しておくと後々焦らずに安心して学習を続けていけるでしょう。
社会人が仕事と学習を両立するために確認しておいた方が良いポイントをご紹介いたしました!働きながら学び続けるというのは、思いのほか負荷がかかることもあると思います。通信制大学は働きながら学ぶ社会人を多く迎えているので、その点では安心です。在籍中に相談しながら学びたい場合は、サポートが充実している学校を選びましょう!
まとめ
通信制大学なら基本自分のペースで学習できるので、仕事との両立がしやすく社会人には最適な学習環境といえます。ご自身のキャリアアップの場として、生涯学習として、通信制大学を検討してみてはいかがでしょうか?
なるには進学サイトでは、無料で通信制大学の資料をご請求いただけます!ぜひお気軽に、気になる通信制大学の資料を取り寄せてみてくださいね。

