場所や時間を選ばず、自分のスケジュールで学べることから、社会人の再進学の場や生涯学習の場として人気を集めている通信制大学。
海外在住の方の中には、「海外からでも日本国内の通信制大学に通えるの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、海外在住の方も在籍できる通信制大学は多く存在します。ただし、条件付きの場合や、一部の学科のみしか受付をしていない場合もありますので注意は必要です。
そこで今回は、「通信制課程の学び方」「海外から学ぶ場合の注意点」「海外在住でも入学できる通信制大学の課程」をご紹介します!
海外在住の方で通信制大学に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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通信制大学の学び方
通信制大学は、テキストやメディアを使用した自習をメインに年に数回のスクーリングを組み合わせて学ぶ、正規の大学教育課程です。
近年はオンライン授業を充実させたことで通学不要で卒業できる通信制大学も多く、より立地的・時間的な制約がなくなりつつあります。
また、通信制大学は通学制の大学と比べ学費を抑えられるというメリットも。学費を抑えながら好きな時間に好きな場所で学べるのは社会人にとって嬉しい環境ですよね。
ただし、通信制大学は卒業率が低いというデメリットも。通信制大学で学ぶには、スケジュールややる気を自分で管理するマネジメント能力が必須であるほか、スクーリングに通う必要がある場合には指定された日時に指定された会場へ足を運ばなければなりません。
さらに、自習の場合には仕事の後や休日を使って自主的に学び、作成したレポートを提出し合格がもらえれば単位修得試験への挑戦ができる場合がほとんど。直接人から教わるのではなく、自分で学びつつスケジュールを管理する必要がある点には注意が必要です。
ただし、忙しい社会人が在籍しているケースが多いことから、学びやすい仕組みやサポートが用意されている場合も多いです。
目標があればモチベーションも維持しやすいため、自身を向上させるにはもってこいの環境と言えるでしょう。
また、通信制大学には、既に学歴や大学へ在籍し一定以上の単位を修得した経験のある方は、3年次以降へ編入できる編入制度もあります。
卒業が難しい通信制大学で学ぶ場合、3年次以降へ編入できれば一気に卒業までの近道になります。外国で暮らしながら学ぶ場合、レポート提出やスクーリングの面で大変な要素もありますので、可能であれば編入制度を利用してみてくださいね。
海外在住の方が在籍する際の注意点
立地的・時間的制約の少ない通信制大学では、海外在住の方を受け入れているケースも多いです。しかし、海外から在籍する際には注意すべき事項も。
この項目では、海外在住の方が通信制大学へ入学する際に注意すべきことをご紹介します!
入学できる条件は様々
海外在住の方も通信制大学へ入学できますが、条件が課される場合も多いです。例えば、海外在住の生徒を募集している学部は一部だけであったり、「資料の送付先や緊急連絡先・学費の請求先などは日本国内」「書類などを受け取れる保証人が日本国内にいて学習環境もあること」などの在籍に関する条件がある場合も少なくありません。
通信制大学の募集要項は必ずよく読み、海外在住の生徒を受け入れる条件を満たせているか確認してからの出願がおすすめです。
スクーリングの有無を確認する
海外在住の方が通信制大学で学ぶ場合ネックになるのがスクーリングです。
海外から通信制大学へ通う場合、スクーリングや単位認定試験のために国内の会場へ足を運ばなければならなくなるケースも多いです。
定期的に日本に帰国できない場合には、オンラインでスクーリングが可能な通信制大学や、オンラインで単位認定試験を受験できる通信制大学を選ぶ必要があるため注意しましょう。
また、スクーリングの場合も、中には決まった時間にアクセスし受講する必要のある授業も。時差がある地域の場合には、オンラインスクーリングの場合も注意が必要です。
レポートの提出方法に注意する
海外在住で通信制大学に通う場合、レポートの提出方法も必ず確認しておくのがよいでしょう。PCで作成し、オンラインで提出できる場合は問題ありませんが、通信制大学によっては郵送で提出を求められる場合もあります。
海外在住の方の場合、国際郵便を使用する必要がありますので、想定した期限内に届かなかったり、紛失のリスクが日本国内より上がったりといった問題も発生しやすいです。
海外在住のまま通信制大学を選ぶ場合には、レポートの提出方法も事前に確認しておくのがよいでしょう。
海外在住の方が通信制大学へ進学する際には、以上のことに注意して志望校を決めるのがおすすめです。次項では、おすすめの海外からでも学べる通信制大学をご紹介しますので、海外在住で通信制大学への入学を検討されている方は参考にしてみてください!
海外在住でも入学できる通信制大学
時間的・立地的制約が少なく、学費を抑えて学べる通信制大学。海外在住の方でも、日本国内の通信制大学への入学が可能です。
ただし、一部の学部のみしか海外在住の方の受け入れはされていなかったり、海外から在籍する場合には条件が設けられている場合が多いため、しっかりと入学案内を確認したうえで出願するようにしましょう!
最後に、2023年最新版「海外在住の方を受け入れているおすすめの通信制大学」をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
日本大学 通信教育部
学部・学科:法学部 法律学科・政治経済学科 / 文理学部 文学専攻・哲学専攻・史学専攻 / 経済学部 経済学科 / 商学部 商業学科
日大こと、日本大学はすべての学部で海外在住の方を受け入れている通信制大学です。
スクーリングや科目修了試験など、必用に応じて日本国内の会場へ足を運ぶ必要はありますが、海外在住でも日本国内の保証人や住所などは不要で入学が可能です。
ただし、入学できても留学ビザの発行はされないため注意しましょう。
学校情報
日本大学通信教育部
学びやすさNo.1
所在地:東京
法政大学 通信教育部
法学部 法律学科 / 経済学部 経済学科・商業学科 / 文学部 日本文学科・史学科・地理学科
法政大学でもすべての学部で海外在住の方を受け入れていますが、入学するには国内に住む成人済みの保証人が必要になります。
また、単位修得試験や卒業に必要なスクーリングは、日本国内の会場のみでの実施となるので海外在住のまま入学する際には注意が必要です。
学校情報
法政大学通信教育部
伝統を礎に、通学課程と変わらない質の学びを通信制で提供
所在地:東京
産業能率大学 通信教育課程
情報マネジメント学部 現代マネジメント学科
産業能率大学も海外在住のい方が入学するには、原則、日本在住の代理人が必要となります。
レポートは郵送で締切日に必着で送る必要がありますが、スクーリング・科目修了試験についてはオンラインで受講できるので、海外在住の方も海外から日本への移動は一切せずに卒業が可能です。
また、海外へのテキスト送付を希望する場合には、別途送料として20,000~40,000円程度かかります。
学校情報
産業能率大学[通信教育課程]
実践的教育と「学びやすさ」で卒業まで全力で応援します
所在地:東京
ZEN大学
知能情報社会学部
ZEN大学唯一の学部である「知能情報社会学部」では、特定の学問領域に偏らない学びを修めることで、そのために必要なリテラシーを身に付けられます。
オンラインの学びだけで大学卒業資格が取得できます。
学校情報
ZEN大学
2025年4月開学予定、日本発の本格的なオンライン大学!
京都芸術大学
芸術学部 芸術教養学科・芸術学科・美術科・デザイン科
学校法人瓜生山学園が運営する通信制大学の京都芸術大学通信教育部(手のひら芸大)ではForeign Student-Acceptance Programという海外在住の方向けのオリジナル学習プログラムが用意されています。
完全オンラインで卒業を目指しながら日本語能力の向上と芸術の学びを両立できるので、海外在住で日本の学士を目指したい方にオススメです。
ただし、海外の住所に直接郵送物を送ってもらうことはできないため、国内で経由してくれる方が必要になります。
また、京都芸術大学通信教育部(週末芸大)の芸術学科・美術学科・デザイン科も海外から入学が可能です。ただし、海外在住の場合もスクーリングは日本国内に赴く必要があるので注意しましょう。
東京通信大学
情報マネジメント学部 情報マネジメント学科 / 人間福祉学部 人間福祉学科
必要なネット環境が整っていれば海外在住でも在籍できる通信制大学です。
ただし、海外在住の方は入学前に対面で身分証や写真を使用した本人確認が必要となっています。詳細は大学パンフレットに記載されているそうなので、必要なネット環境を含め必ずチェックするようにしましょう!
日本福祉大学
福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科
インターネットを利用できる学習環境が整っていれば、海外在住の方でも入学可能な通信制大学です。
ただし、テキスト科目・オンデマンド科目の科目修了試験やスクーリングなどを海外で行うなどの特別な措置はないため、科目によっては国内で受講・受験が必要になる場合もあるかもしれません。
また、海外への送料として別途年間10,000円が必要になります。