機内のお客様へ気を配りつつ安全な空の旅をサポートするキャビンアテンダント(CA)は、多くの人が憧れる職業ですよね。実際、「キャビンアテンダント(CA)になるにはどうすればいいの?」といった質問は多く寄せられます。
そこで今回は、「仕事内容」はもちろん、「なり方」「なるには必要とされる条件」「持っておきたい資格」「向いている人の特徴」なども解説します。最後に、「キャビンアテンダント(CA)になるにはおすすめの専門学校」も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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キャビンアテンダント(CA)のお仕事
キャビンアテンダント(CA)は、お客様に快適で安全な空の旅を提供する仕事です。業務は「機内サービス」と「保安」の2つに分かれます。機内サービスでは、食事や飲み物の提供、毛布の配布・回収、離着陸時や緊急時のアナウンスなどを担当します。一方、保安業務では、機内設備の確認や急病人への応急処置、安全確認など、乗客の命を守る重要な役割を担います。
かつては女性の客室乗務員を「スチュワーデス」と呼んでいましたが、性別の固定観念をなくすため、今では「キャビンアテンダント」や「客室乗務員」という呼称が主流です。最近では、男性の採用も少しずつ増えています。
CAになるために特別な資格は必要ありませんが、専門学校または大学を卒業していることが条件です。高校卒業後すぐの応募はできません。また、学部や学校の種類に制限はありませんが、多くの航空会社がTOEIC600点程度の英語力を応募条件としています。外資系ではさらに高い語学力が求められることもあります。
平均年収は約539万円と高めで、初任給には学歴による差が少ない傾向があります。一部で差がある場合も、生涯収入が同程度になるよう調整されているケースが多いようです。
年齢制限は明記されていませんが、体力仕事であり見た目の印象も重視されるため、未経験から目指す場合は20代後半までが現実的と考えられています。
CAになるための主な2つのルート
キャビンアテンダント(CA)を目指すには、高校卒業だけでは不十分で、専門学校または大学を卒業していることが基本条件です。ここでは、それぞれの進路からCAを目指す方法をわかりやすく紹介します。
①大学からキャビンアテンダントになるには
大学からCAを目指す場合、特定の学部や学科の指定はなく、どの学部からでも目指すことが可能です。ただし、CAには英語力が求められるため、学部に迷ったら英語が学べる学部を選ぶのがおすすめ。英語系の学部ならTOEIC対策講座などもあり、必要なスキルを効率よく身につけやすくなります。
他の学部を選んでももちろん大丈夫ですが、その場合は自主的に英語の勉強や資格取得をして就職活動に備える必要があります。大学では幅広い教養も学べるため、視野を広げながらCAを目指せるのが魅力です。
また、留学や海外研修の経験がなくてもCAは目指せますが、学生のうちに海外経験を積むことで、英語力の向上や将来の国際線勤務へのイメージづくりに役立つでしょう。
②専門学校からキャビンアテンダントになるには
もう一つのルートが、CA育成に特化した専門学校に進学する方法です。専門学校では、より実践的かつ専門的なカリキュラムで、英語はもちろん接客スキルや立ち居振る舞いなどを短期間で集中して学べます。
学校によっては、機内を再現した実習室でロールプレイ形式の授業を受けたり、海外留学の制度が用意されていたりと、現場に近い環境でスキルを身につけられます。CAに有利な資格取得のサポートや、航空業界との強いつながりを持つ学校も多く、就職に直結しやすいのが大きなメリットです。
ただし、大学と違い他業種への転職やキャリアチェンジにはやや不利になる可能性もあるため、「絶対にCAになりたい!」という人には特におすすめの進路です。
CAになるには必要な条件
様々な業務をこなすキャビンアテンダント(CA)。中には、「キャビンアテンダントになるには160センチ以上身長がないとダメ」などの噂を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
身長に関しては明確な基準は提示されていない場合がほとんどですが、なるには最低限求められるスキルや身体条件があるのも事実です。
この項目では、キャビンアテンダントになるには必要な条件をご紹介します!
①英語力
国際線はもちろん、国内線でも海外からいらしたたくさんのお客様を接客するため、キャビンアテンダントになるには英語力が必要不可欠。
基準は航空会社により少しずつ変わってきますが、JALやANAなどの大手企業はTOEIC600点程度を基準に掲げている場合がほとんどです。
さらに、外資系の航空会社のキャビンアテンダントを目指す場合は、さらに高いレベルを要求される場合も。
接客に欠かせない力ですので、キャビンアテンダントになるには日常会話や接客が英語でできるよう、しっかり英語力を養いましょう!
②身長
「身長160以上」など、明確な数字は公表されていないものの、キャビンアテンダントになるには一定の身長制限があるのも事実です。
キャビンアテンダントは離陸前に天井にある収納棚がしっかり閉まっているかの確認を行います。
このように、見た目の問題ではなく、業務や保安上の問題から身長やアームリーチに制限がある場合はあるようです。特に、大きい航空機の搭乗員となる場合には、身長制限もより重要視されるようになります。
身長がアドバンテージになるのも事実ですが、中には150㎝台で採用を得た人もいるようですので、キャビンアテンダントになるには持っておきたい技術を磨いておけば夢を諦める必要はありません。
③視力
「目が悪いとキャビンアテンダントになれない」という噂を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
実は、視力に関しても一定の基準を設けている航空会社がほとんどです。
その基準は「矯正視力が1.0以上」というものが多いものの、一部の外資系の航空会社については裸眼でもある程度の視力を求められることもあるのだとか。
また、安全上の理由からメガネは禁止されている場合がほとんどですので、事前にコンタクトを入れる練習をしておくのがおすすめです!
周りと差をつけられる資格は?
キャビンアテンダント(CA)になるには、TOEIC600点程度という基準や専門卒・大卒など必要な学歴はあるものの、それ以外に必要な資格はありません。
大学や専門学校で学ぶ間は、様々なことに関心を持ち人間力を磨くのが一番といえるでしょう。しかし、倍率の高い面接を勝ち抜くために資格取得を検討する方も多いはず。
「少しでもキャビンアテンダントになれる確率をあげたい!」というのは共通の思いですよね。
そこで、この項目では、キャビンアテンダントになるには役立つ&面接時注目を集められそうな資格を3つご紹介します!
①第二外国語に関する資格
国際線・国内線を問わず、英語力はキャビンアテンダントになるには欠かせない要素でした。
しかし、飛行機を利用するお客様は英語圏の国の方だけではありません。
特に近年は、アジア系の国からのお客様も増えつつあります。第二外国語を学んでいる場合、英語とともに日常会話程度のレベルまで使えるようにしておけば間違いなく有利になるはずです。
資格は実力の証明書として見える形で残りますから、余裕があれば第二外国語に関連する資格も取得しておくのがおすすめです!
②手話検定4級以上
キャビンアテンダントになるには、手話の資格も役立ちます。例えば、ANAは4級以上を取得で手話バッジが付与されるほか、JALでは入社後に手話講座が開講されています。JALの手話講座のインストラクターは手話技能検定3級以上となっており、同資格の4級を取得していれば入社後役に立つのは間違いありません。
耳が不自由なお客様も搭乗されますから、手話の技術は重宝されます。なにより、ご搭乗されるすべてのお客様に快適な空の旅をお届けできるよう努力する姿勢は、キャビンアテンダントになるには大切な要素といえるでしょう。
③赤十字救急法救急員などの資格
機内で急病人が発生した場合、キャビンアテンダントが対応することもあります。そんなときに役立つのが「赤十字救急法救急員」の資格です。講習は約10時間で、急病やけがへの応急処置、AEDの使い方、搬送方法や救護の知識などを学びます。講習後に検定試験を受け、合格すると認定を受けることができます。
このような実践的な学びは、スキルの定着だけでなく、自信にもつながるでしょう。接客だけでなく、お客様の安全や命を守ることも、キャビンアテンダントの大切な役割です。学生のうちからこうした分野に関心を持って学んでおくことは、将来に向けて大きな強みになります。
赤十字救急法救急員のほかにも、看護師や救命救急士など医療系の資格も重宝される可能性があります。また、秘書検定は正しいマナーや美しい言葉遣いが身につくため、接客業であるCAにぴったりです。さらに、地上勤務に異動した際にも役立つPC系の資格などもおすすめです。
英語力以外に「絶対必要な資格」はありませんが、理想とするキャビンアテンダント像に合わせて、自分に合った資格を取得しておくことで、就職活動の際にアピールポイントになるでしょう。
(CA)に向いている人の特徴
キャビンアテンダント(CA)になるには、どうすればいいかや、有利になる資格についてご紹介してきました。
ですが、どんな人がキャビンアテンダントに向いているのかも気になるポイントですよね。
この項目ではキャビンアテンダントに向いている人の特徴をご紹介します!
①体力や体調管理能力に長けている
華やかなイメージのあるキャビンアテンダントですが、実はキャビンアテンダントになるには体力が必要不可欠。
離着陸時以外は基本立ち仕事なのはもちろん、高い位置にある荷物棚の扉が閉まっているかのチェックや、カートを押しながらお客様の元を回るなど、キャビンアテンダントの仕事は体力を使います。
さらに、国内線であれば1日に数回のフライトがあったり、国際線ではそもそも長時間のフライトだったりとスケジュールもハードです。
フライトしたその日に帰れない場合もあり、数日別の地域や国で生活する場合もあるほか、シフトの時間も不規則になりがちなので体調管理をきっちりできる必要も。
キャビンアテンダントになるには、体力と体調管理能力を身につけておくのがおすすめです!
②協調性がある
キャビンアテンダントになるには、協調性も求められます。
フライトの前には役職・年齢を問わずその日同乗する全乗務員が集まり、ブリーフィングが行われます。毎回同じメンバーで搭乗するわけではなく、初対面の相手といきなり一緒に仕事をする場合も。
キャビンアテンダント同士はもちろん、全スタッフと一緒にフライトを成功させる必要があるので、キャビンアテンダントになるには協調性のある人が向いているといえるでしょう。
③冷静な判断力がある
キャビンアテンダントになるには、常に冷静な判断できる人も向いています。
キャビンアテンダントはそれぞれのお客様に適した接客をする必要があるのはもちろん、緊急時には冷静な判断と適切な行動が必要です。
例えばフライト中に急病人が出た時や、なにか緊急事態が起きた際には、キャビンアテンダントが対処したり指示を出したりしなければなりません。
急なトラブルに動じず冷静な判断ができることは、キャビンアテンダントになるには大切です。
④ホスピタリティ精神がある
お客様に快適な空の旅をお楽しみいただくには、誰かに楽しんでほしいという気持ちや思いやりが欠かせません。
ホスピタリティ精神がある人はキャビンアテンダントに向いていること間違いなし。
キャビンアテンダントは航空業界の顔でもありますから、思いやりの気持ちをもってお客様に接し、旅の思い出を作るお手伝いをできるよう心がけましょう。
以上が、キャビンアテンダントに向いている人の特徴でした!
現時点ですべてが備わっていなかったとしても、一番大切なのはなりたい気持ちです。
キャビンアテンダントになるにはどんなスキルを付け、どんなことを心がけて生活していけばいいのかを考えるヒントにしてみてください。
CAを目指せるおすすめの専門学校をご紹介!
キャビンアテンダント(CA)になるには、TOEIC600点程度の英語力が求められますが、それ以外に特別な資格は必要ありません。ただし、専門学校や大学でしっかり学び、航空会社の就職試験を突破する必要があります。
中でも、実践的なスキルや知識が学べて、資格取得や就職サポートも充実している専門学校はおすすめの進路です。とはいえ、「どんな学校が自分に合っているのかわからない…」と進路選びに悩む人も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、キャビンアテンダントを目指せるおすすめの専門学校をご紹介します!
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