夜間に専門学校へ行く人って?
「専門学校に行きたい!」という人へ選択肢の一つとしてご提案したいのが夜間部。
「仕事と両立したい」「プライベートの時間も作りたい」「学費を安く抑えたい」など、そのようなお悩みを持つ専門学校に行きたい方は「夜間部」を検討してみませんか?
仕事や家庭との両立を考える社会人の方をはじめ、実は高校卒業後の現役生も日中に仕事やバイト、プライベートな時間に当てながら夜間の専門学校へ通うことも多いのを知っていましたか?なかには社会人よりも高卒の人が多い学科やコースもあります!
今回は、夜間の専門学校を徹底解説!「昼間部との違い」「夜間部へ行くデメリットや行くときの注意点」「夜間部の選び方」をお伝えします!
最後には夜間部のあるおすすめの専門学校も紹介します。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
専門学校の夜間部ではどんなことが学べる?
その分野のスペシャリストを目指し、就職にも強い専門学校。昼間部では学べるジャンルはたくさんありますが、夜間部ではどんなことが学べるのでしょうか?国家資格の取得が目指せるかなども気になるところですよね。
この項目では、夜間部でどんな内容を学ぶことができるのかをご紹介いたします!
専門学校の夜間部で学べる内容
・調理系(製菓・製パン・パティシエ)
・建築、デザイン系(グラフィックデザイン、インテリアデザイン等)
・ファッション、美容系(服飾、ネイリスト、メイク等)
・電気電子(電気工事士)
・医療、福祉、リハビリテーション、スポーツ系
・芸能、芸術、クリエイター系(デザイン、イラスト、漫画、声優)
・動物系(動物看護師、ペットトリマー等)
・ビジネス系
昼間部ほど多くの内容ではないものの、様々なジャンルを夜間部で学ぶことができます。働きながら学ぶ方が増えていることから、夜間で学べる内容も増えてきているようです。
夜間部で国家資格を目指せる
管理栄養士/調理師/歯科衛生士/保育士/美容師/社会福祉士/作業療法士/理学療法士/言語聴覚士/国家公務員/柔道整復師/あん摩マッサージ指圧師 など
専門学校の夜間部に通う事で国家資格取得を目指すこともできます。
働きながら学びたい社会人は通信制大学で学ぶという選択肢もありますが、実習が必要となる国家資格を目指したい場合は、リアルで学べる専門学校の夜間部に通うことも視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
昼間部との違いとは?通うメリットを解説!
専門学校希望で、夜間部と昼間部で迷う人の中には「夜間は就職に不利にならないか」「学べることが少なくないか」「仕事と両立できるか」などの心配の声をよく聞きます。この項目では、昼間部と夜間部の違いを「夜間部のメリット」の視点から解説します!
1.学費が安い
専門学校の学費は実習が多い学校だと、実習費や設備費がかかり考えていた以上に費用が掛かる場合もあります。専門的な知識やスキルは得られても、お金がかかるのは気になるところですよね。
夜間部の学費は、専門学校にもよりますが昼間部より100万円近く安い専門学校があります。どの専門学校もということではないですが、昼間部に比べて夜間部の学費は安い学校の方が多いですよ。夜間部なら日中に働きながら通えるので、給料を授業料の足しにする人もいます。
「奨学金」は夜間部も使える制度です。国や都道府県が運営する以外に、専門学校独自のものもあるのでまずは調べてみましょう!
2.少人数ならではの濃い学びがある
夜間部は昼間部よりも募集人数が少なく、クラスは少人数制のところが多いです。講師との距離も近く、質問もしやすい環境だと言われています。ほかにも「昼間部と同じ設備が少ない人数で使える!」というメリットもありますよ。
専門学校は同じ目標を目指す仲間が集まる場所です。少人数だからこそ学生同士の交流もしやすいのも夜間部の特徴。学びに意欲的な社会人経験者と共に学ぶことでいい刺激をもらうことができます!
3.重要なポイントを抑えられる
夜間部の授業開始時刻は18時が多く、終了はだいたい21時~21時半くらいで1日のコマ数は2~3コマです。昼間部は1日4~6コマなので、夜間部は昼間部よりも集中的に学びます。その分、集中力はいりますが、必要なポイントをしっかり抑えることができますよ!
4.就職の際にアピールしやすい!?
専門学校の就職サポートは昼間部も夜間部も関係ありません。昼間部と同じサポートが受けられます。専門学校によっては、夜間部専門スタッフもいるようなので、夜間部ならではの相談もできますよね。
就職面接のときにも夜間部はアピールポイントになります。例えば、昼間に資格取得見込みとして働いていたことで実績となり「即戦力」のアピールができます。中には夜勤ができることを伝えた人もいるようですよ。
5.働きながら学べる
職場の理解や協力体制によっては、今の仕事と両立することもできる可能があります。国家資格取得など、会社にプラスになるような内容なら協力を得やすいかもしれません。
転職を考えている方は、なりたい職業に関連する職場で昼間に働き、夜間で学ぶことで働きながら学びの理解を深めていくこともできます。ホテル・ブライダル系の学校など、アルバイト紹介制度を導入している専門学校もあるのようですよ。
入学前にチェックしたいデメリット・注意点
先程は夜間部のメリットを5つ紹介しました。この項目では、夜間部のある専門学校に行くときの「注意した方がいいこと」「デメリット」を解説します。
1.モチベーション維持
夜間部は1日2~3コマの分、通学期間が昼間部よりも1年長い専門学校の方が多いです。1日に集中する時間は短いですし、ゆっくり学べるメリットはあります。しかし、働きながら通学するにはモチベーション維持は重要になるでしょう。
専門学校で何を学び、どうなりたいのか。なぜ夜間部にするのか。目的を持って専門学校へ入学することをおすすめします!
2.仕事との両立
夜間部では1日の必要コマ数が少ないとはいえ、働きながら学ぶ場合は仕事の後で疲れていることもあるでしょう。仕事をしていない人も、夜から学ぶ経験は塾や習い事以来という人もいるのではないでしょうか。集中力や体力が奪われないように、時間や体力を自分自身で管理していく必要があります。無理せず続けられる方法を考えていきましょう。
やむを得ず残業がある場合、土日や別日に補講実施をしてくれる夜間の専門学校もあります。心配な場合は事前に気になる専門学校へ問い合わせして確認しておくと安心です。
3.通える場所に学びたい専門学校・コースがあるか
どんなに学びたい内容の専門学校が見つかったとしても、毎日通うのが困難だと続けるのが難しいですよね。職場から専門学校、専門学校から自宅の3カ所を通学しやすいかどうかも重要です。そこも事前にシミュレーションしておきましょう。
以上のような注意点・デメリットをあらかじめわかっておくことが大事です。せっかく夜間の専門学校に通うのなら、心構えや費用、体力など不安なことはなるべく事前に解消しておくことで、慌てず学びに集中しやすくなります。そこがクリアになれば、デメリットよりもメリットが多い夜間の専門学校は、少人数でじっくり学べるのでおすすめです!
学校選びのポイント
夜間部のある学校は増えてきましたが、昼間部しかない専門学校やコースもまだまだあります。行きたい専門学校や受講したいコースの方向性が決まっている人は、まずは夜間部があるか調べてみましょう。この項目では、夜間部のある専門学校の選び方のポイントを解説します!
夜間の専門学校を選ぶときのポイントは全部で4つ!
1.学費・奨学金制度
夜間部は学費が安いと最初に解説しましたが、専門学校にもよります。同じ専門学校の昼間部や、別の専門学校の夜間部と比較して卒業するまでにかかる学費を確認しましょう!その際、奨学金制度があるか、教育訓練給付金の対象講座なのかなどもチェックしておくこともおすすめいたします。
2.修業年限・専門士称号
専門学校の昼間部は2年制が中心です。夜間部は3~4年制が多いですが、専攻によっては1年制のところもあります。そこで注意したいのは、修業年限が2年以上等の要件を満たし、文部科学大臣が指定していないと「専門士」の称号は取得できないということです。選ぶ時は注意しましょう。
3.補習や就職サポート
仕事と両立したい人は、もしものための補習の確認も必要です。せっかく両立のために夜間部の専門学校に入学しても卒業できなければ意味がありません。補修は土日なのか確認しましょう。
就職サポートは昼間部と同じく実施する専門学校が多いですが、専門学校によってもサポート体制が異なります。念のため確認しておきましょうね!
4.実習の期間
保育や医療系資格の場合、夜間部でも「教育実習」「臨床実習」があります。実習時間は学校にもよりますが、専門学校の時間割内ではありません。実習先の施設の業務時間内に行われるため、平日の昼間に実施されます。保育や医療系志望の方は事前に専門学校に実習の期間や時間を確認することが必要です!
夜間部があるおすすめの専門学校一覧
最後に、おすすめの夜間部がある専門学校をご紹介します!なるには進学サイトでは下記の専門学校を含め数多くの専門学校の資料請求が無料で行えます。
是非、気になった夜間部のある専門学校の資料を取り寄せ、比較してみてくださいね!
○調理(製菓・製パン・パティシエ)
服部栄養専門学校
☆調理師本科(夜間部)
○建築・デザイン
学校法人桑沢学園 専門学校桑沢デザイン研究所
☆専攻デザイン科(夜間部)ビジュアル、プロダクト、スペースの各デザイン専攻
創造社デザイン専門学校
☆ICTデザイン・マーケティング学科 / マーケティングデザイン専攻(夜間部)
☆モノ・コトづくり学科 / グラフィック専攻・イラストレーション専攻・インテリア専攻・プロダクト専攻(夜間部)
☆デザイン学科 / グラフィック専攻・イラストレーション専攻・インテリア専攻・プロダクト専攻(夜間部)
専門学校東京テクニカルカレッジ
☆建築科(夜間 建築士専科)
○芸能・クリエイター
専門学校日本マンガ芸術学院
☆夜間コース(デザイン講座/イラスト講座/マンガ講座/声優講座)
○ファッション
文化服装学院
☆(夜間)服装科/(夜間)ファッション流通科
○電気電子
日本電子専門学校
☆夜間部(電気工学科/電気工事士科/情報処理科/ネットワークセキュリティ科)
○医療
日本リハビリテーション専門学校
☆作業療法学科<夜間部>/理学療法学科<夜間部>
○保育
道灌山学園保育福祉専門学校
☆幼稚園教員・保育士養成科第Ⅱ部(夜間)
聖徳大学幼児教育専門学校
☆保育科第2部(夜間コース・女子のみ)
聖徳大学幼児教育専門学校
身近に子どもと先輩がいる「プロの保育者」育成学校
特徴:東京都港区。校舎の1・2階は成徳学園三田幼稚園。日々、子どもたちの声が聞こえます。先輩保育者が身近にいることで、卒業後のイメージがふくらみ、意識も高まります!
○経理・公務員
大原簿記ビジネス公務員専門学校京都校
☆公務員総合夜間コース
なるには進学サイトでは、今回ご紹介した夜間部のある専門学校以外にも「IT・パソコン関連」「ブライダル関連」「自動車整備関連」「動物・ペット関連」「音楽・芸術・アニメ関連」など様々な専門学校を紹介しています。夜間部だけではなく、昼間部や短大も紹介しているので、興味のある方は是非ご覧ください!