通信制大学は社会人のキャリアアップに最適
「転職・就職のために大卒の学歴や役立つ資格が欲しい」そんな方に人気な通信制大学をご存じですか?
通信制大学は1947年に学校教育法で制度化され、文部科学省から認可された正規の大学教育課程です。
卒業すると学士の学位を取得でき、学費を抑え自分のペースで学習可能なことから、働きながら学びたい社会人に人気の進路となっています。
このページでは、「通信制大学の概要」「入学から卒業までの流れ」「社会人が通信制大学で学ぶメリット」「社会人が学校を選ぶ時のポイント」を解説します!
通信制大学を検討中の社会人の方はぜひ、参考にしてみてくださいね!
通信制大学はこんなところ
通信制大学はテキストや動画、インターネットを使用した自宅学習とスクーリングを組み合わせて学ぶ大学教育課程です。
基本的に自主学習がメインとなるため、施設の利用料や人件費がかからず、年間の学費は通学制の大学の約10分の1程度。費用を抑えて大卒の学歴と役立つ資格を取得できます。
スクーリングと呼ばれる対面での授業も行われますが週末や夏季・冬季休暇の時期に合わせ開催される場合が多く、毎日の通学は不要で立地的・時間的な制約も少なく仕事と両立したい社会人に嬉しい環境です。
在籍する生徒はキャリアアップを目指す社会人をや主婦を中心に、高校を卒業した人や定年後学びを深めたい人まで様々。幅広い職種や年齢の方が学んでいます。
入学から卒業までの流れ
通常、大学は学力入試がありますが、通信制大学は書類選考のみで入学できます。
入学したら履修登録を済ませ、さっそく学習がスタート。
基本的にはテキストや動画といった教材で学習し、定期的にレポートを提出したら単位認定試験を受験し、単位を取得します。
スクーリング授業では対面で講義を聞き、小テストを受け単位を取得していきます。
在籍する大学のキャンパスが会場になる場合が多いですが、全国各地にスクーリング会場が用意される場合も多く、日程も社会人が通いやすい週末や夏季・冬季休暇のような社会人が通いやすい設定になっています。
さらに、最近は動画配信やオンラインで行うメディア授業を取り入れ、スクーリングなしで卒業できる通信制大学も増えています。休暇が取りにくい社会人や平日休みの社会人でも無理なく通いやすい工夫が満載です。
自主学習+スクーリングで4年かけて124単位以上を取得したら、卒業論文や総合面接試験をクリアして卒業になります。
通信制大学は卒業と同時に役立つ資格を取得できる場合も多いので、社会人のキャリアアップに役立つこと間違いなしですね。
社会人が通信制を選ぶメリット
社会人が通信制大学で学ぶメリットは4つあります。
①時間的・立地的制約が少ない。
通信制大学は好きな時間に勉強できるので、忙しい社会人でも自分のペースで学習できます。
働きながらキャリアアップを目指すなら、夜間の専門学校や二部制の大学という選択肢もありますが社会人には急な残業はつきものですよね。
決まった時間に通学が必要なだと、残業を断る必要や、残業により授業の開始時間に間に合わない可能性が出てきます。
通信制大学は基本的に自主学習のため好きな時間に好きな場所で学習が可能なほか、スクーリングも自分の休みの日程で申し込めば急な残業に悩む心配もありません。
更に最近は、サイバー大学や東京通信制大学をはじめとしたスクーリングなしで卒業できるる通信制大学も。
夜間の大学や専門学校と比べても通信制大学は社会人が通いやすいのです。
日々の学習も繁忙期前にまとめて勉強する、毎日少しずつ勉強するなど、自分の好きなようにスケジュールを組んでOKです!
②安い学費で最終学歴が大卒に。
人件費や施設の利用料がかからないことで通学の大学と比較してうんと安く大卒資格を取得できます。
そのために、「通信制大学は学歴にならない」という意見をブログやサイトで見かけますが通信制大学を見ればきちんと大卒扱いになります。
最終学歴が大卒になると、応募できる求人が広がるので、キャリアアップを目指す社会人の方には嬉しいポイントになるのではないでしょうか。
また、通信制大学は正規の大学教育課程なので社会人でも奨学金の使用が可能なほか、働きながら通えることで安定した生活のまま大卒資格を取得できます。学割も使用可能です!
③人脈が広がる。
幅広い年代や職種の人が通信制大学には在籍しており、キャリアアップを目指す社会人もとても多いです。
スクーリングでは様々な業種の人と出会えるので、通信制大学でしか手に入らない人脈もたくさんあるでしょう。
④編入制度も充実。
多くの社会人がキャリアップを目指して入学する通信制大学ですが、専門学校や大学・短大をすでに卒業している場合や、2年以上通ってから大学を退学した場合には1年次~3年次に編入できる場合があります。
単位の認定方法やどれだけ認定されるかは通信制大学ごとに異なりますが、すでに取得した単位が役立つのは嬉しいですよね。
編入できれば学費も時間も抑えて卒業や資格取得を目指せるので、既卒や中退した社会人の方はぜひ編入制度を利用してみてください。
選び方のポイントは4つ
この項目では、社会人が通信制大学を選ぶ時のポイントは4つを解説します!
①通信制大学で興味がある分野が学べるか。
通信制大学では数年間学習することになるので、興味がある分野が学べるかを最優先に考えましょう。
数年間学ぶのですから、興味のない分野より、関心のあることや将来に役立つことを学んだ方が有意義な時間にできます。
通信制大学は心理学部や法学部、社会学部や経営学部、文学部をはじめとして社会福祉系の学部や哲学が学べる学部、理系や情報系の学部まで、様々な分野について学べます。
転職や就職のために通信制大学を選ぶ社会人は興味の有無に加え、就きたい仕事に役立つかどうかを考えるのもおすすめです。
通信制大学は大学卒業と同時に、様々な資格や資格の受験資格を取得できます。
さらに、様々な教科の教員免許を取得できるので教員になりたい人にもおすすめです。
取得可能な資格については、通信制大学の公式サイトや資料に詳細が掲載されているので確認してみてください。
②スクーリングのスケジュールや会場から選ぶ。
スクーリングなしで卒業できる通信制大学もありますが、取りたい資格によってはスクーリングが必須の場合も。
さらに、通信制大学のスクーリングでは様々な人脈ができたり、単位が取りやすくなったりするため、人との出会いや学びやすさを求める社会人の方にはもってこいです。
ただし、スケジュール調整が社会人にとってのネックになるのも事実です。
さらに、会場が自宅から遠いと時間や費用が掛かってしまいます。
メインキャンパスやスクーリングの会場が近くにあるかどうかや、無理なく通える日時に開催されているかは必ず確認しましょう。
スクーリング不要で取得できる資格のみでよい場合や一人で効率よく学習したい場合は、通学不要で卒業できる通信制大学を選ぶのもおすすめです。
③サポート体制やオンライン化も選ぶ基準に。
入試もなく学費も抑えて大卒になれる通信制大学ですが、通学制の大学と比べ卒業率は低く、卒業の難易度が高いというデメリットがあります。
やる気の維持やスケジュールの管理もすべて自分で行うため、社会人だと仕事を優先してしまい勉強がおろそかになってしまう場合も。
しかし中には、学習面で悩んだことができた時に相談に乗ってくれる学習センターがあったり、在学生が集まって勉強する学習会が開催されていたりと、サポートが充実した通信制大学もあります。
一人でコツコツが苦手な方は、サポート体制も判断基準の1つにすると仕事と勉強を両立しやすくなります。
また、通信制大学ごとに、どこまでオンラインでできるかも異なります。
履修登録やレポート提出がすべてオンラインでできる通信制大学もあれば、すべて郵送の通信制大学も。ご自身の環境ややりやすさに合った方法で学習できる通信制大学を選びましょう!
④学歴にこだわりたい社会人の方は知名度で選ぶ方法も。
通信制大学は法政大学や早稲田大学など、有名な大学の通信課程として設立させている場合もあります。
学部や学科名で通信制であることはみる人が見れば分かりますが、卒業は卒業。
通学制の生徒と同様に設備が使用できる通信制大学が多いので、憧れの大学を選ぶのも一つの手段です。
気になる通信制大学を一覧にして条件や学費、ポイントを書き出し、一番自分に合う学校を選んでみてくださいね!
★もっと詳しく「通信制大学の選び方」を知りたい方はこちらの記事も☟
>>おすすめ通信制大学はどこ?選び方のポイントを解説
まとめ
通信制大学は、学費を抑えて大卒資格や役立つ資格を取得できます。
通学制の大学は時間や立地的な制約により仕事との両立が大変になりがちですが、通信制大学なら基本自分のペースで学習できるので、社会人には最適な学習環境といえます。
ご自身のキャリアアップの場として通信制大学を検討してみてはいかがでしょうか?
なるには進学サイトでは、無料で通信制大学の資料をご請求いただけます!
ぜひお気軽に、気になる通信制大学の資料を取り寄せてみてくださいね。