通信制大学の入試はカンタン?! 出願から入試までの手順

通信制大学の入学試験って?出願方法は?

通信制大学の入試はどのような内容なのでしょう。通学の大学と同じように学力試験を受ける必要があるのでしょうか?

高校の勉強を終えてからしばらく経ってしまった社会人の方は気になりますよね。そこで今回は「通信制大学の入試内容」と「出願から合格するまでの方法」についてご紹介いたします!

通信制大学出願特集

入試なし!書類選考のみ。

通信制大学に入試は原則ありません!
入学資料と必要書類を取り揃えて、出願をすれば合格することができます。期日に注意して書類を提出しましょう。書類の提出に間に合わない場合には不合格になるので注意が必要です。

基本的な通信制大学(正科生)の入学資格は「高等学校卒業者もしくは入学年3月(入学時期によっては9月)に卒業見込みの人です。また同等以上の学力があると認められた場合(高卒認定試験など)も該当します。

学校によっては、成績優秀者や経済的理由により学費等の支弁が困難などの方に対して、学費免除を用意している場合があります。条件に合い、免除を希望する方は、出願時に合わせて書類を提出しましょう。

出願から合格までの流れ

学力試験はありませんが、手順を守って期限までに書類提出することが大切です。一般的な出願から合格までの流れをみていきます。

① 資料請求
まずは『入学案内』(パンフレット・願書)を取り寄せ、出願書類の準備・作成をします。出願書類をそろえるにあたっては時間がかかるものがあるので、余裕をもって資料請求をしましょう。

② 募集要項、入学資格などの確認
通信制大学によっては、春と秋の年に2回の入学時期があります。また、入学目的、最終学歴などによって、入学するコースや学年が異なります。入学案内(願書)で、出願期間および入学を希望するコース・学年の入学資格を確認しましょう。

③出願書類の準備
出願するコースを決めたら、入学案内(願書)に沿って必要書類を確認していきます。

【主な必要書類と準備】
・志願書
・写真
・出身校などからの卒業証明書など
・住民票の取得
・入学諸経費(学費など)の振込

④ 出願書類の郵送
必要に応じコピーしたうえで、本学指定の封筒にて簡易書留で郵送します。一度提出された書類は、入学許可・不許可にかかわらず返却したり開示したりすることはできない場合があるので注意してください。

⑤ 入学選考
基本的には書類選考のみですが、必要に応じて面接を行う場合があります。出願書類に不備があると連絡がくる場合があるので、出願期間中は必ず連絡がとれるようにしておくことが重要です。

⑥ 合否連絡
入学許可・不許可通知発送日に、郵送にて結果が送られます。入学が許可された場合には、学習方法の案内や履修科目の説明、スクーリング案内などの書類が同封されます。今後の学習の中で重要な書類になるので、必ず確認をしましょう。

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通信制大学へ編入する場合の試験は?

通信制大学へ編入する場合も原則は書類選考のみです。大学によって、これまでの取得単位を引き継ぐことができるので、事前に確認してみましょう。取得単位の互換可否については、入学後の案内の中で何単位に充当しているか報告が届きます。

注意!慶應大学通信のみは試験があり!

慶應大学通信制のみは小論文入試があります。ただ小論文といっても入学願書に、与えられたテーマに沿った小論文(1000字前後)を2~3本書いて出します。これらは自宅で書いて出すことになりますので、ゆっくり時間をかけて作成・推敲できます。

まとめ:入試は難しくない!ただ・・・

基本的に入試は難しくありません。各大学が公開している入試情報をしっかり確認し、間違えることなく手続きを進められれば入学できるでしょう。

ただし入試がない分、卒業の難易度は高いです。それでも自分が学びたい内容を学ぶわけですから、卒業まで高いモチベーションを保つことで、卒業できる可能性は高まると思います。
入試を心配して学校選びを妥協するのではなく、本当に自分が学びたい学科がある大学を見つけることが大切です。

各大学の出願方法については、以下ページに詳しく描いてあるので、参考にしてくださいね!

通信制大学出願特集

この記事を書いた人

進路アドバイザー ナガサキ

なるには進学サイトにて進路相談を担当。
2017年10月よりLINEを通じた進路相談を開始し、2019年10月にはLINEの友だち登録数は2,000人を突破。
高校生から社会人、保護者まで、さまざまな人たちの相談に答え続けている。

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