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国家資格の取れる専門学校

国家資格について

 そもそも国家資格とはなんでしょうか。国家資格とは、「国の法律に基づいて個人の能力・知識が認められた場合に付与される資格」です。資格制度・資格の根拠に、国の法律があります。国家資格には取得するうえで年齢や学歴、実務経験などの制限が課されていることも少なくありません。
現在日本には、1200種類以上もの国家資格があるといわれています。建築士や薬剤師などの一部の国家資格は、一般人には禁止されている行為を資格保持者に許可します。そのため、業務独占資格と呼ばれることもあります。
 また、国家資格と聞くと高い難易度、高い収入をイメージする方も多いのではないでしょうか。実際は、難易度は資格によって大きく異なり、収入面も例えば平均年収が1000万円を超える資格は、ごくわずかです(医師、弁護士)。ただ、国に認められた資格である国家資格取得のメリットは大きいです。資格の中でも民間資格より信頼性も高いので、取得に必要な時間、労力、費用をしっかり加味したうえで取り組むと良いでしょう。
 

専門学校で取得できる国家資格

 専門学校でも多くの国家資格を取得することが可能です。国家資格を持っていれば就職にも強い為、もし専門学校への入学を考えているならぜひ取得を目指しましょう。逆に、取得したい国家資格が決まっているならそこから進路先を選ぶのも有効です。
それでは、専門学校で取得できる国家資格は何があるのでしょうか。努力次第で、取得できる国家資格の選択肢はいくらでも拡がりますが、ここでは専門学校でより取得しやすい国家資格をご紹介いたします。

・自動車整備士…自動車をメンテナンスする。
・美容師…お客様に最適なヘアスタイルの提案・施術を行う。
・調理師…料理をつくる。
・保育士…児童福祉施設で子供の保育を行う。
・電気主任技術者…電気設備の保安監督を行う。
・司書…図書館で図書の保存・整理・閲覧の事務を取り扱う。

 ここに挙げた資格は専門学校で取得できる数ある資格の中のほんの一部です。様々な資格を知り、取得したい資格、通いたい学校を見つけるのも良いでしょう。

国家資格を取得できる専門学校の選び方

 国家資格を取得できる専門学校を選ぶ際には、まず自分が目指す資格に対応しているかを確認することが重要です。専門学校ごとにカリキュラムが異なるため、目標とする資格の取得に向けた十分な学習環境が整っているかを調べましょう。特に、国家資格試験の合格率や過去の実績を確認することで、その学校の指導力やサポート体制を把握することができます。

また、専門学校のカリキュラム内容も重要な選択基準となります。講義中心の授業だけでなく、実技や実習の機会が豊富な学校を選ぶことで、より実践的なスキルを身につけることが可能になります。特に、医療・福祉・技術系の資格を目指す場合、実習が充実している学校を選ぶことが、資格取得後の就職にも大きな影響を与えます。

さらに、学校のサポート体制も確認するべきポイントです。試験対策講座や個別指導を行っているか、資格取得後の就職支援が充実しているかなど、学校によってサポート内容は異なります。卒業生の就職先や企業との提携状況をチェックし、資格取得後のキャリアプランに合った学校を選ぶことが重要です。

加えて、学費や通学のしやすさも考慮する必要があります。専門学校の学費は学校によって異なり、設備や授業内容によって費用が変わるため、予算に合った学校を選ぶことが求められます。また、通学の利便性も学習の継続に大きく関わるため、無理なく通える場所にあるかどうかもチェックしましょう。

国家資格を取得できる専門学校選びは、自分の将来に直結する重要な決断です。資格取得に必要な学習環境が整っているか、実践的なスキルを身につけられるか、試験対策や就職支援が充実しているかを総合的に判断し、自分に最適な学校を選びましょう。

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