young asian student in the library

後悔しない専門学校の選び方は?注目すべきポイントを徹底解説!

様々な分野でその道のプロを育成する専門学校。

しかし、同じ分野でも複数の専門学校が存在するため、「選び方が分からない!」という方も多いのではないでしょうか。

夢を叶えるために専門学校へ進むわけですから、後悔しない選び方をしたいですよね。

そこで今回は、「専門学校ってどんなところ?」「選び方のポイント6つ」「資料やHPで確認すべきこと」「オープンキャンパスで見るべきポイント」を解説します!

選び方を知りたい!という方は、ぜひ最後までご覧ください!

専門学校ってどんなところ?

高校生の進学先として、大学や短大と同時によく名前が挙がるのが「専門学校」です。

大学は4年、専門学校は2~3年間程度と在学期間の差はよく耳にするものの、「大学と専門学校の違いは説明できない…」という方も多いのではないでしょうか。

この項目では専門学校の特徴や入学方法、卒業後のことなど、「専門学校がどんなところなのか」をご紹介します!

①専門学校はプロを育成する養成校

専門学校は、一言でいえばその道のプロを育てる学校です。

例えば、

  • 調理師やパティシエなどを目指す調理・製菓系の専門学校
  • 看護師などを目指す看護系の専門学校
  • 理学療法士や歯科衛生士、臨床工学技士などを目指す医療系の専門学校
  • 保育士などを目指す保育系の専門学校
  • 美容師やエステティシャンなどを目指す美容系の専門学校
  • 俳優・声優・イラストレーターなどのエンタメ系や芸術系の専門学校

など、様々な分野に特化した専門学校があります。

大学も学部ごとに分かれ専門分野について学びますが、専門学校は期間が短い分より専門分野に絞って深く学び、卒業と同時に業界の即戦力となる人材を育成しています。

また、専門学校の方が大学より実践的に技術を身につけられるので、「幅広く学びながら目指したいか」「専門的に実力を身につけて目指したいか」を校種の選び方の基準にするのがおすすめです。

専門学校は各業界で実際に活躍する講師が授業を担当する場合が多いほか、最新の機材や施設が整っているので、何か夢がある人にとっては最適な環境といえるでしょう!

②専門学校の入学方法

入試といえば、難しい筆記試験を思い浮かべる方が多いですよね。

AO入試や推薦入試、一般入試など方式や各学校により内容は変わってくるものの、専門学校の入試は基本的には書類審査+面接+適性検査や学科試験となっています。(学科試験は一般選抜のみ課される場合が多いようです。)

適性検査や学科試験も大学入試と比べると難易度は低く、学生や社外人など、学びたい人に対して広く門戸が開かれています。

③専門学校卒業後の進路

専門学校はゴールをその業界への就職に定めています。

なので、専門学校は目標の職業になるための資格取得のサポートや、就職サポートも充実。

採用面接の対策があるのはもちろん、繫がりのある企業から専門学校へ直接求人が届いたり、在学中に実際の企業での仕事を体験できる実習制度・インターン制度場など、様々なサポートや制度で夢への後押しを受けられるのも専門学校の大きな魅力となっています。

明確な夢や目標がある方はぜひ、自分にぴったりの専門学校を探してみてくださいね。

選び方のポイントは6つ

夢への近道となる専門学校。ですが、中には「専門学校には行ってはいけない」というような話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

というのも、残念なことに中には「悪い専門学校」もあり、高い学費を支払って進学しても十分な教育を受けられない場合も。そういった悪い面がクローズアップされることで、専門学校に対する批判的な評判が出てくることもあるようです。

しかし、良い専門学校へ進めれば、しっかりと夢に近づけます。

そこで、この項目では良い専門学校と悪い専門学校を見分ける「専門学校の選び方のポイント」をご紹介します!

選び方のポイント①カリキュラムをチェック

ひとつの分野に対してたくさんの専門学校がある場合が多く、「どこで学ぶか」は多くの人が専門学校選びの中で悩むポイントになっています。

同じ分野なら同じことを学べそうと思われることもある専門学校ですが、実は学校ごとにカリキュラムに特色があり、この特色こそが選び方の一番のポイントです。

実技が多ければその分技術を身につけてから就職できますし、座学が多ければ理論やその職種に関連する知識をしっかりに見つけてから業界でスタートできます。

実技と座学のバランスや必要な技術・知識を得られるかに着目して、自分に合ったカリキュラムがある専門学校を見極めてみてくださいね。

また、社会人の方など、日中働きながら専門学校でスキルを身につけたい場合は、夜間部があるかなども選び方のポイントになるでしょう。

選び方のポイント②先生・講師の人数や講義の頻度をチェック

専門学校には、常に学校にいる先生と、決まった授業だけを受け持つ講師がいます。

常時学校にいる先生の人数が生徒数に対して十分かは選び方の重要なポイントです。先生の人数が足りていなければ、質問をしたくてもなかなかできない可能性があるので、しっかり見ておきましょう。

講師の先生の経歴や実績も調べておくのがおすすめです。経験豊富な先生や講師の授業が受けられれば、実力も身に付きやすいといえるでしょう。

また、有名講師の授業を専門学校のウリにしている場合、頻度にも注目してください。

中には、有名講師の授業は年に一回だけだった…というようなケースも。

先生・講師の質や人数、講義の頻度なども絶対に選び方の基準にしておきましょう!

選び方のポイント③専門学校の設備や機材の個数をチェック

専門学校は、現場と同じ設備や、最新の機材があることをアピールしている場合が多いです。

機材や設備の新しさや現場との差ももちろん大切ですが、「同時に機材の個数」「機材・施設を自由に使用できるか」も選び方として注目すべきです。

例えば実習があった時、十分な数の機材がなければ順番待ちが発生しますし、現場と同じ設備があっても自由に使えなければ十分に自習ができるとは言えません。

しっかり事前に確認しておく必要があるでしょう。

また、そもそも機材や設備が古い場合、現場に出てから最新のものの使い方を学び直す必要が発生する場合も。

機材や設備に注目する際は「新しさ」「個数」「使用制限」の三点を見るのが賢い選び方です。

選び方のポイント④資格取得サポートや就職指導の手厚さ

専門学校は将来の職業に直結する学校。だからこそ、その専門学校で有利になる資格が取れるか、資格取得のサポートがあるかは選び方のポイントになります。

自分の目指す職業に関連する資格に学科・実技試験が存在するかを確認し、合格のためにいどんなサポートがあるのかをしっかり確認しましょう!

また、専門学校は就職指導にも力を入れている場合がほとんどです。しっかり指導があればあるほど就職への道は近づくので、選び方の基準に加えてください。

さらに、専門学校は業界とのつながりが太いので企業から直接求人が来る場合も。就職実績をしっかり確認し、希望する会社へは入れそうな専門学校へ進むのがおすすめです。

選び方⑤専門学校の雰囲気が自分に合っているか

選び方の中で見落としがちなのが専門学校の雰囲気です。

「勉強したいことが学べるなら、選び方の基準にしなくてもいいんじゃない?」と思う人も多いかもしれません。

しかし、学校生活を送るにあたり、学校の雰囲気や先生・在校生の雰囲気が自分にマッチするかは大事なポイント。

価値観の合う友人や仲間が専門学校にいれば、モチベーションも上がります。

専門学校のHPで学生インタビューを確認したり、実際に専門学校のオープンキャンパスに参加したりして、雰囲気も確認してみてくださいね。

選び方のポイント⑥ 複数の専門学校を比較する!

専門学校の選び方で、重要なのは「複数の専門学校を比較すること」です。

ひとつの専門学校を調べるだけでは良いのか悪いのかの判断はつけにくく、良い選び方が出来ているとは言えません。

資料やオープンキャンパスでしっかり比較し、自分に合う専門学校がどこかをしっかり見極めるのが最も良い選び方といえるでしょう。

young asian student in the library

資料・HPで確認すべきこと

専門学校を詳しく知るにはHPと学校パンフレットを見るのが一番!

楽しそうな学生生活をのぞけるのはもちろん、カリキュラムや奨学金、詳細なデータなどを詳しく知ることができます。

手順としては、

①気になる分野の専門学校のHPを探す

②中でももっと知りたい!と思った学校の資料を取り寄せる

というように、段階を踏む選び方が分かりやすいでしょう。

この項目では、HPや資料を見る際に注意して確認するポイントをご紹介します!

・授業時間は何時間?

専門学校は法律で1年間の授業時間が800時間以上であることが定められています。基本的には1000から1200時間以上授業がある専門学校が多いですが、中にはこの授業時間の中に体育祭などの行事も含めて計算している場合も。

行事込みの場合、実際はの時間よりも授業時間が長く見えてしまうので、年間実際にどれだけ学べるのかも選び方の基準にするのがおすすめです。

・就職率の母数や資格試験の受験者数もチェック!

専門学校のゴールは基本的に就職であり、専門学校は高い就職率を誇っています。

しかし、注意すべきは公表されている就職率の分母。卒業生の人数に対する比率なのか、就職を希望した人だけの比率なのかをしっかり確認し、専門学校の選び方に加えてみてください。

また、資格試験も同様に、受験者数を確認しましょう。中には、合格圏内に入らない生徒の受験を認めない専門学校もあるようですので、学年の人数に対し、何人が受験してどれだけ受かったかが選び方のうえで重要になります。

・学費や奨学金についてもチェック

HPや学校パンフレットなどには、その専門学校の学費や奨学金についての情報も満載。中には学費の安さや奨学金も選び方の基準にしている人も多いですよね。

専門学校によっては、専門学校独自の奨学金がある場合もありますので、費用面も選び方の基準にする場合はしっかりチェックしてみましょう!

オープンキャンパス見るべきポイント

専門学校を選ぶなら、オープンキャンパスに行くのも大切です。

専門学校のオープンキャンパスでは、実際に一部の授業を体験できるほか、実際に先生や先輩となる在校生とお話できるので学校の雰囲気も良く分かります!

最後に、専門学校の良い選び方をするために、オープンキャンパスで見るべきポイントをご紹介します。

①先生や在校生の雰囲気

先生や在校生を含め、専門学校の雰囲気が自分にマッチすれば楽しい学生生活を送れますので、しっかりと確認しましょう。

選び方でご紹介した先生の人数や授業の頻度の確認もしっかり質問するのがおすすめです。

また、在校生に入試や学生生活について確認すると生の声が聞けるだけでなく、アドバイスがもらえる可能性もありますよ!

②体験授業の内容

看護専門学校や美容専門学校を始め、様々な種類の専門学校のオープンキャンパスで技術を体験できる体験授業が用意されています。

実践的な学びがどれだけできるかは専門学校の選び方の基準ですから、しっかりと参加して見極めるのがおすすめです。

③実際の設備

選び方に記載した通り、設備のきれいさや新しさ、備品の個数などが生徒の数に対しどれだけあるか確認しましょう。

また、トイレや教室のきれいさなども気になる方はチェックして選び方の基準に加えても良いかもしれません。

④学校の周辺や自宅からのアクセスの確認

専門学校選びの際、意外と見落としがちなのが、自宅からの距離や時間。

通学時間が長ければ、それだけ予習復習やバイト・自由時間も少なくなります。専門学校の選び方の基準や条件として、通学時間も考えたいという人は、オープンキャンパスでしっかりと確かめておきましょう。

オープンキャンパスは、専門学校のことを詳しく知るチャンスです!

また、オープンキャンパスへの参加がAO入試の受験資格となる場合もあります。

専門学校の選び方でまだ悩んでいる人も、積極的に参加してみてくださいね。

選び方をマスターして自分にぴったりの専門学校を選ぼう!

今回は専門学校の選び方やHP・資料・オープンキャンパスで見るべきポイントを解説しました!

「専門学校の選び方が分からない!」という方は参考にしてみてくださいね。

中には専門学校のランキングサイトや比較サイトもありますが、その人に合う専門学校はそれぞれ違います。

ネットの情報を鵜呑みにせず、自分の目や足を使いながら、自分の選び方でピッタリの専門学校を探してみてくださいね!

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

なるには進学サイトでは皆さんの進路相談にお答えしています。
2017年10月よりLINEを通じた進路相談を開始し、2022年6月にはLINEの友だち登録数は6,000人を突破。
通信制大学や専門学校の質問もお気軽ご質問ください!

【進路相談】進路の神様を友達登録して話しかけてみてください!