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ヘアメイクアーティストになるには?お仕事内容や役立つ資格をご紹介!

ヘアメイクアーティストという名の資格はない

モデルや俳優さん、または一般のお客さんのメイクやヘアメイクを担当する「ヘアメイクアーティスト」。

憧れている人が多い職業の一つですが、「ヘアメイクアーティスト」という名前の資格は存在しません。
しかし、ヘアメイクアーティストとして活躍するにあたり持っておきたい資格も存在します!

このページでは、「お仕事内容や活躍の場」「持っておきたい資格」「目指す方法」をご紹介します!

役立つ資格取得をしながらヘアメイクアーティストを目指せるおすすめの専門学校もご紹介しますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。

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ヘアメイクアーティストのお仕事とは?

ヘアメイクアーティストは、プロのヘアメイクやメイク技術を施しお客様を美しくする美容系の専門職の一つです。
類似の専門職であるメイクアップアーティストとの線引きは曖昧ですが、メイクだけを担当するのが「メイクアップアーティスト」、メイクに加えヘアメイクも担当するのが「ヘアメイクアーティスト」と分類される場合が多いようです。

芸能界を支える裏方として華やかに活躍する人もいれば、結婚式場やサロン・美容室、フォトスタジオで活躍する人まで様々。
この項目では、就職先に合わせたヘアメイクアーティストのお仕事をご紹介します!

①芸能界のヘアメイクアーティスト

映画や舞台に出演する俳優や、ファッションショーや雑誌の撮影に出演するモデルのヘアメイクやメイクアップを担当します。
ただ華やかにするだけではなく俳優やモデルの個性を引き出しつつ、現場の監督やディレクターの求めるメイクやヘアメイクを施す必要があり、高いセンスを求められます。さらに、現場によっては特殊メイクの技術が必要になる場合も。
多くの場合ヘアメイクアーティストの事務所に所属しますが、実績を積んだ後であればフリーランスとしても活躍できます。

②ウエディング系のヘアメイクアーティスト

結婚式場やホテルに併設されたサロンで新郎新婦にヘアメイクを施すブライダルヘアアーティストも人気です。衣装に合わせたヘアメイクやメイクアップが求められます。
他にもお客さんの希望をヒアリングして、式全体をトータルコーディネートする場合や、当日の新婦のアテンドを担当する場合もあります。


③美容室やサロン・写真館などのヘアメイクアーティスト

結婚式への参列や様々なイベントに出席する一般のお客様へのヘアアレンジやヘアセット、メイクアップもヘアメイクアーティストの仕事です。
日本には七五三や成人式など、年齢ごとに色々なお祝いの場がありますよね。行事に合わせたヘアメイクやメイクアップを行う場合には、着付け資格のような和装にも対応できる資格を所持しているとお仕事の幅が広がります。

まずは、サロンや事務所に所属して働く場合が多いですが、実績を作れば独立してフリーでの活躍も可能です。
他にも化粧品会社に就職し、売り場でデモンストレーションをする場合や商品開発に携わる場合もあり、ヘアメイクアーティストの活動の場は様々な所に用意されています。

働くうえで持っておきたい資格

前述の通り、「ヘアメイクアーティスト」という資格はありませんが、必要に応じて持っておいた方が良い資格は存在します。
この項目では、ヘアメイクアーティストとして働くうえで持っておくと便利な資格について解説します!

①美容師免許

ヘアメイクアーティストとして活動するうえで絶対必要というわけではないものの、必要とされがちなのが国家資格である美容師免許です。美容師の国家資格を持っていると一気に仕事の幅が広がります。
美容師免許を持っていないとカットやパーマを行うことができず、就職先によってはアシスタントとしてしか仕事ができない…という場合も。
一人前のヘアメイクアーティストになるには、必要な資格と言えるでしょう。
専門学校で資格取得に向け学ぶか、通信講座や独学で学び試験を受ける方法があります。通信や独学の場合実技の演習が行えないため、確実に取得したいなら専門学校で資格を目指すのがオススメです。

②BIAブライダルコーディネート技能検定

ブライダル系のヘアメイクアップアーティストを目指す場合には重宝される資格です。
ブライダルコーディネーターになるための国家資格で、取得するとお客様の相談を受け挙式や披露宴を総合的にコーディネートできます。
ヘアメイクだけでもヘアメイクアーティストとして活躍はできますが、担当分野への知識を深めておけば総合的なコーディネートができるほかお客様からの信頼も厚くなるでしょう。

③日本メイクアップ技術検定試験(JMA)

日本メイクアップ技術検定試験は一般社団法人のJMAが実施する試験で、正しいメイクの基準となる知識や技能の有無を判断します。
1級から3級まであり、どの級まで所持しているかでどの程度の知識と技術があるかの指標とします。

④IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

日本だけでなく海外でも共有できる国際的なメイクアップの知識や技術を保有していることを証明する資格です。
認定試験に合格し資格を取得すると、就職やフリーランスで活躍する際にIBFから支援を受けられます。

⑤色彩検定

色の基礎的な知識や配色技法についての検定で、ヘアメイクアーティスト以外にもデザイン系やファッション系の職種の人も取得する資格です。
色彩検定の資格を持っていれば、体や瞳、髪の色を活かしたメイクやヘアメイクを知識を持って施せる証明になるでしょう。

⑥着付け関連の資格

ヘアメイクアーティストは成人式や七五三などの年齢ごとの行事でもヘアメイクやメイクをお客さんに施します。ブライダル系でも和装を希望するお客様もいますので、着付け関連の資格があれば活躍の幅は広がります。

他にもメイクアップに役立つパーソナルカラーに関する資格や、接客に関する資格なども持っていると良いでしょう。

全てを持っている必要はありませんが、資格は自身の知識や技能を証明する指標になります。
ヘアメイクアーティストとして活躍するには必要に応じていずれかの資格は取得しておくべきでしょう。
美容

主に目指す方法は3通り!

ヘアメイクアーティストを目指す方法は大きく分けて3通りあります。


①専門学校でヘアメイクアーティストを目指す

ヘアメイクやメイクアップについて専門的に学べる専門学校ですが、学校ごとに取得できる資格の種類は異なり、カリキュラムも様々です。
例えば、美容師の国家資格取得を目標とする専門学校の場合は試験の対策に向けた実習が多く、メイクアップやヘアメイクに関する実習の時間が少なくなります。
逆に、美容師の資格取得を目指さない専門学校の場合にはヘアセットやメイクアップに特化したヘアメイクアーティストを育成すべく、ヘアメイク・メイクの実習が多くなります。

美容師国家資格以外にも、専門学校ごとに取得を目指す資格は異なりますので、自身の目指したい方向性や必要な資格に合わせて専門学校を選びましょう。

また、専門学校は就職サポートも充実しているほか、現場と同じような機材や設備を使用できます。
ホームページや資料で学校の詳細や就職実績を確認し、ご自身の行きたい業界への就職率を確認しておくと、なりたいヘアメイクアーティストになる近道になるでしょう。

②ヘアメイクスクール

ヘアメイクに絞ったヘアメイクアーティストを目指したい人向けのスクールも存在します。
スクールは専門学校より短期間で分野を絞り学習するため、学費が安くなる傾向にあります。短期間でヘアメイクだけに集中して学びたい人におすすめです。

③通信講座

通信講座でヘアメイクアーティストを目指せる場合も。
通学が不要のため、安い学費で自分のペースで学習できるのが魅力。向いてる人としては、転職のために学習したい社会人の方や、子育てや家事で通学が難しい主婦の方などが挙げられます。
資格取得試験に向けた通信講座もありますので、必要な資格に合わせて選びましょう。

ヘアメイクアーティストや、ヘアメイクの資格取得は独学でも目指せますが、実技試験の対策をしておいた方が安心です。
そして、ヘアメイクアーティストとして活躍するには、自身の技能や知識を証明する資格があると安心です。
専門学校では資格取得に力を入れているほか、就職サポートも充実。美容師国家資格やその他の役立つ資格など、学校により様々なヘアメイク関連資格の勉強に加え実践的な技能を学べます。
勉強した後すぐにヘアメイクアーティストの現場で働きたい人は専門学校やスクールでの学びが近道です。

時間的・経済的に許すようであれば専門学校やスクールで資格取得を目指してはいかがでしょうか。

目指せるおすすめの専門学校・スクールをご紹介

まとめますと、ヘアメイクアーティストは芸能界やブライダル業界、美容室やサロンなど、様々な場所で活躍しており、目指し方は専門学校・スクール・通信講座などが主流になっています。

最後におすすめのヘアメイクアーティストを目指せる専門学校・スクールをご紹介します!
必要な資格が取得できるかや、どの業界で活躍できるかなどに注目して学校を探してみてくださいね。
実際にヘアメイクやメイクアップの授業を体験したい方はオープンキャンパスへの参加もオススメです。


学校情報

東京総合美容専門学校

所在地:東京都

特徴:ヘアメイクアーティストを目指すコースでは美容師国家試験の受験資格やまつ毛エクステンションに関する資格、ヘアケアの資格なども取得できます。



学校情報

ECCアーティスト美容専門学校

所在地:大阪府

特徴:ヘアメイクアーティストコースでは美容師国家資格に加え着付けの資格・化粧品に関する資格・接客に関する資格など、ヘアメイクだけではなく幅広い資格取得が目指せます。



学校情報

ミス・パリ エステティック専門学校

所在地:東京都・埼玉県・大阪府・愛知県

特徴:ヘアメイクアーティストコースはないのですが、ビューティーアドバイザーコースでメイクアップアーティストを目指せます。
メイクアップ技能検定やパーソナルカラーに関する資格など、メイクアップに役立つ資格が取得可能。



学校情報

ヒューマンアカデミー ヘアメイクカレッジ

所在地:宮城県・千葉県・東京都・神奈川県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・広島県・福岡県

特徴:メイクアップ技能検定やパーソナルカラーに関する資格などのメイクアップに役立つ資格や、接客に関する資格が幅広く取得可能。


東京ベルエポック美容専門学校

所在地:東京都

特徴:ヘアメイクアーティストを目指すコースでは、着付けの資格や全国化粧品販売員検定の資格、色彩検定の資格を取得できます。

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

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