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大学中退して専門学校へ行きたい…適性や就職への影響を解説!

大学中退後、専門学校へ行くのはアリ

「大学に入学したけど、学びたいことが勉強できずやる気が出ない」そんな悩みから大学中退から専門学校への進学を検討している人も多いのではないでしょうか。

就職で重視されるのは最終学歴。実は、大学中退からすぐ就職するより、専門学校を卒業後に就活に臨んだ方が正規雇用される確率は高いんです。

しかし、大学中退から専門学校へ進む場合、デメリットも存在します。

このページでは、「大学中退後、専門学校へ進学して良い人の特徴」や「就職への影響」「進学する3つの注意点」「専門学校への再進学の手順」を解説!

大学中退後、専門学校へ行くか悩んでいる方は、是非このページをご覧ください。

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大学中退後、専門学校へ進んで良い人の特徴は3つ

大学中退後、専門学校へ進んで良い人の特徴は3つあります。

・大学中退して専門学校に行かないとやりたいことができない
・希望する就職先や編入学先が専門学校からの受け入れをしている
・やる気があり、目標に向けて努力できる

この3つすべてに当てはまる必要があります。

今の環境で学べないことを学んだり、取れない資格・なれない職業を目指したりしたい場合は、大学中退後に専門学校で学ぶと良いでしょう。
例えば、プログラミングやデザイン・英語・美容・保育や介護・医療など。
専門分野は、現在の学部で学べなかったり、大学へ入り直すにも受験科目的に敷居が高くなったりします。この場合は大学中退後、専門学校へ進学がおすすめです。

大学中退後に進学する専門学校を選ぶ上で、希望する企業や職種が専門学校からの受け入れをしているのか確認する必要もあります。
行きたい大学の編入学を狙う場合も編入資格を事前に調査しましょう。

「やる気があるか」「努力できるか」も、大学中退後に専門学校へ進むかの判断基準に必要不可欠です。
専門学校は入学はしやすいものの、授業スケジュールは大学以上にハードです。時間割が決まっており、大学で約4年かけて修得する単位を2年間で修得する必要があります。

「単位が取れず留年しそうだから大学を辞める」という人が大学中退後に専門学校に行くと、専門学校でも中退してしまう可能性があるので要注意。
目的があり大学中退後に専門学校へ通う場合は、その分野を勉強したい人だけが集まっている環境のため、充実した学生生活が送れます。
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就職への影響は大きくない

大学中退後、専門学校へ進んでも就職活動への影響は大きくありません。

むしろ、大学中退後すぐに就職活動をするより、専門学卒業後のほうが正社員雇用の可能性は高いです。
大学中退後すぐ就職した人のほうがフリーターや求職中の場合が多いという話もあります。

専門学校では就職に役立つ専門的な知識や技術を学べるため、即戦力として雇用されることが多いのです。

ただし、大学卒業後の新卒と専門学校卒業後の新卒の採用条件では、給与面で差が出ることが多いので要注意。気になる場合、就職サイトや企業ホームページの採用情報の内、「待遇」の項目を確認しましょう。
しかし、専門職はスキルアップに応じて昇給します。長い目で見れば大学中退後専門学校を卒業してから就職をしても問題はありません。

中には「大学中退」という履歴書の学歴が就活の足を引っ張らないか心配な人も多いですよね。
確かに、面接では高確率で大学中退を決断した理由は聞かれます。ですが、やりたいこと・学びたいことのために大学中退後専門学校へ入学し、卒業したことをポジティブに話せれば全く問題ありません。
行動力ややる気をアピールするチャンスになると前向きに捉えましょう!

注意点も3つある

大学中退後、専門学校へ進学するには注意すべき点もあります。
それは「職種の幅が狭まること」「費用が多くかかること」「大学から専門学校への編入は難しいこと」の3点です。

専門学校は、大学の学部よりさらに絞った分野について学びます。
自身の専門分野以外の就職は不利になるので注意です。

在学中の4年制大学をストレートで卒業するより、大学中退後に専門学校を卒業する方が費用が掛かることも意識する必要があります。大学入学から大学中退までの期間の学費が加算されてしまうのです。
大学入学時に受給されていた奨学金も、大学中退後に専門学校で引き継ぐことはできません。必要な場合には大学中退をした後、専門学校へ進んでから改めて申請します。

中には学費を分割して支払える専門学校もあるので、経済的に厳しい場合は利用すると良いでしょう。専門学校に事前に確認しておくと安心です。

他にも、分野に合わせたバイト先を紹介してくれる専門学校もあるほか、公務員や医療系の専門学校では入試で優秀と判断された人に対し学費の全額・一部免除を行う専門学校もあります。

専門学校や短大卒業後に大学へ編入ができるという話はよく聞きますよね。
しかし、大学中退から専門学校への編入はあまり多くありません。
大学で修得した単位の内、専門学校へ移せたとしても「一般教養」のみの場合が多いので要注意。移せる単位数も確認しておいた方が安心です。
編入を考えるよりも、1年次から入学した方が良い場合もあります。

中退から入学までの手順

まずは大学中退後に入学したい専門学校を決めます。

専門学校では「工業」「農業」「医療」「衛生」「教育・社会福祉」「商業実務」「服飾・家政」「芸術・教養」の8分野を学べます。
例えば、保育士になりたい場合は教育・福祉、公認会計士の資格が欲しい場合は商業実務分野…というように、大学中退後入学する専門学校は「やりたい職種」や「欲しい資格」「編入先」に合わせて選ぶのがおすすめです。

数校に絞ったら各専門学校の資料を集め学費や就職先、就職率、生徒の声からさらに絞り込みます。
大学中退後、専門学校中退の学歴も加わると就職が圧倒的に不利にるため、オープンキャンパスに足を運び、授業や学校の雰囲気が自分に合うか確かめましょう。

オープンキャンパスでは担当者に相談ができる場合もあります。家庭の事情やコロナの影響から経済的に不安な場合は学費の分割払いの可否についても、専門学校の担当者に相談すると安心です。

その後は、願書を提出し受験するのみ!
偏差値が設定されていますが、入試で取った点数がすべてです。対策して挑みましょう。志望動機と大学中退の理由は面接で聞かれますので回答を用意しておいてください。

合格したら、必ず速やかに大学中退の手続きも進めます。大学中退するための退学手続きが間に合わないと、除籍となるケースもあるので注意です。

無事大学中退の手続きが終われば、専門学校での新生活が待っています!卒業、そして就職と次の目標に向かって頑張りましょう。

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

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