通信制大学は編入しやすい
社会に出てからの再進学先として人気の通信制大学に編入制度があるのはご存じですか?
「教員免許が欲しくなった」
「キャリアアップのために学び直したい」
「専門学校を卒業したが、大卒単位が欲しい」
など再進学先として人気の通信制大学にも、編入制度があります。
大学中退後や専門学校・短大卒業後の場合、すでに修得した単位が認定される可能性が高く、卒業までの道のりが短縮できるんです!
このページでは、通信制大学の「編入条件」や「通信制大学で学ぶメリットデメリット」「注意点」を解説します。
通信制大学への編入を検討している方はぜひご覧ください!
編入の条件
通信制大学は、基本的に編入試験もなく、書類選考のみで編入が可能な場合がほとんどです。
更に、通学生の大学は3年次からの編入のみとなるのに対し、ほとんどの通信制大学は2年次・3年次・4年次とそれぞれの学年で編入が可能。
今まで大学や専門学校で修得した単位を活かすことができれば、卒業までが楽になります。
編入条件は通信制大学ごとに異なるため、大学のHPや資料での確認が必要です。
しかし一般的には、「高等専門学校・専修学校・短大・大学を卒業」もしくは「大学中退(2年以上通学の必要あり)」が通信制大学編入の条件となっている場合が多いようです。
単位認定の方法は「一括認定される場合」と「1つずつ認定される場合」があります。
一括認定の場合、編入条件さえ満たしてさえいれば一括で単位が認定されます。
例えば、3年次編入の条件を満たしていた場合、卒業までに必要な124単位中の約半分の単位が認定されるようです。
1つずつ単位が認定される場合は、自身が今まで修得した単位がそれぞれ認定されるかどうかを通信制大学側がそれぞれ精査し判断します。
単位の認定方法も、通信制大学ごとに異なるほか、1つずつ単位が認定される場合は学校によって認定される単位数が変わってきます。
願書提出前に必ず確認するようにしましょう。
通信制大学で学ぶメリット
通信制大学へ編入し学ぶメリットは大きく分けて2つあります。
メリット① 安い学費で大卒資格や教員免許や就職に役立つ資格を取得できる
通信制大学では安い学費で専門的な授業を受け、大卒資格を得ることができます。
学部も、法学部・心理学部のような文系の学部をはじめ、工学部のような理系の学部まで通信制大学ごとに様々な学部があります。
単位が認定され3年次以降に編入できれば専門分野に集中して卒業を目指せます。
大卒資格だけでなく、編入する学部や学科によっては就職に役立つ資格の取得を狙えるのも嬉しいポイント。
教員免許については英語や国語、数学、情報、家庭科など様々な科目や校種が取得可能です。
他にも臨床心理士、保育士など人気の資格が取得できますが、看護師と公認心理師の資格は通信制大学を卒業するだけでは取得できないので注意してください。
また、通信制大学は奨学金も利用できます。
より学費を抑えて学びたい方は、学校ごとの奨学金も確認しましょう。
メリット② 働きながら自分のペースで学びやすい
通信制大学は自主学習がメインとなるため働きながらでも学びやすいです。
しかし、通信制大学の卒業率は通学生の大学と比べ低く、理由はスケジュール管理とモチベーション維持が大変というデメリットも存在します。
基本的に通学不要の通信制大学ですが、個人で学ぶ時間を確保する必要があるほか、スクーリングのために仕事を休まなければならない場合も…。
社会人にとって意外とスクーリングはネックになります。
しかし3年次以降に編入する場合、スクーリングなしで卒業できる通信制大学も多くなるため卒業しやすいです。
さらに、編入制度を利用すれば、卒業までの期間が短縮されます。
やる気やスケジュールを維持する期間が短縮されれば、自然と卒業の難易度は下がりますよね。
すでに学歴がある場合には、絶対にすでに修得した単位を利用して通信制大学に編入するのがおすすめです!
注意すべきこと
通信制大学へ編入する際に注意すべきこともあります。
「編入の条件」の項目でも触れた通り、通信制大学によって「単位の認定方法」と「修得した単位がどれだけ認定されるか」は異なります。
「願書を提出したのに、自分が想定していた学年に編入できなかった…」という事態になれば、時間も学費も余計にかかってしまいます。学びたいことを基準に通信制大学を選んだら、まずは自分の修得した単位がどれだけ認定されるかを必ず通信制大学へ確認しましょう。
通信制大学へ問い合わせれば個別に対応してもらえます。
まとめ
通信制大学は編入試験はなく、比較的簡単に編入が可能です。
以前の学歴で修得した単位を利用し編入した場合、在学年数を短縮し専門分野に集中して学べるため卒業までの難易度が下がります。
すでに大学や短大、専門学校を卒業している場合や、大学を中退している場合には、編入制度を利用しましょう!
まずは編入したい通信制大学を探し、単位がどれだけ認定されるか問い合わせてくださいね。