通信制大学の最大の魅力は安い学費
「学費を抑えて進学したい」
「仕事のための資格取得の通信制大学で働きながら学びなおしたい」
そんな方は多いですよね。
通信制大学は通学制の4年制大学や短大、専門学校と比べ学費が安いほか、卒業すれば大卒資格を得ることができます。
このページでは通信制大学の「概要」「学費の比較について」「学費の支払い形態と奨学金」「注意点」についてご紹介します!
通信制大学を検討中の方はぜひ最後までご覧ください!
通信制大学ってどんなところ?
通信制大学はテキストを使用した「テキスト授業」、ネットの配信や動画を使用した「メディア授業」、実際に会場へ足を運ぶ「スクーリング授業」の3つの授業形態から成り立ちます。
基本的に学校の設備を使用しないことで費用が削減され、安い学費で質の良い授業を受けられるのが通信制大学の最大の魅力となっています。
サイバー大学、東京通信大学のような通信制だけの大学はもちろん、法政大学や早稲田大学、慶應などの有名大学の通信課程まで様々な通信制大学が存在します。後者の場合、通学制の学生に交じり、大学の図書館を使用できる通信制大学もあるようです。
通信制大学では心理学や教育学、福祉、建築についてなど幅広い分野について学費を抑えて学ぶことができます。
学部学科によっては小学校教員免許や中学・高校教員免許、社会福祉士、精神保健福祉士や、保育科では保育士の資格も取得が可能です。
自主学習がメインのためどこに住んでいても在籍が可能なほか、仕事と両立する社会人や働きながら学費を払いたい学生からも人気が高いです。
学費の比較は難しい
通信制大学の卒業までの学費の総額を比較するのは難しいです。
通信制大学に通う際にかかる主な費用は
・授業料
・テキスト料
・メディア授業料
・スクーリング授業料
・科目修得試験受験料
などが挙げられます。
しかし、HPや資料に記載される学費にどこまで含まれるかは通信制大学ごとに様々です。
すべて込みで学費として記載している学校もあれば、授業料だけを学費として記載している学校もあります。学費の安さを理由に入学したら、追加でテキスト料やスクーリング料が発生してしまったという事態になりかねません。
事前調査はしっかり行いましょう。
さらに、スクーリング会場が遠方の場合は交通費・宿泊費が発生するほか、学校にとっては在籍管理料やシステム利用料が発生する場合も。
スクーリング会場も事前に確認し、交通費や宿泊費も込みでかかる学費を計算したうえで、通信制大学ごとに比較するのがおすすめです。
支払い形態や奨学金も学校によりけり
学費には主に2種類の形態があります。
毎年一定の学費が発生する年額固定の場合と、1つの科目の履修ごとに発生する場合の2通りです。
4年できっちり卒業が可能な場合は「年額固定の学費」、自分のペースで学習したい場合には「単位ごとの学費」というように、自身に合った学費形態をとっている通信制大学を選びましょう。
学費の支払い方も通信制大学ごとに異なります。
始めに1年分を一括で学費を支払う必要がある通信制大学もあれば、半年に1度のように分割して学費の支払いが可能な通信制大学も。
自身の経済状況に応じて判断する必要がありそうです。
また、通信制大学は通学制の大学と同様に、条件を満たせば奨学金も利用ができます。
国の奨学金を利用できるのはもちろん、大学ごとに独自の奨学金や一部学費が免除される制度も存在します。
奨学金を利用し、学費を抑えて通信制大学へ通いたい場合は事前に調査しましょう。
注意すべきこと3つ
通信制大学を検討するうえで注意すべきことが3つあります。
1つ目は卒業率です。
通信制大学は入試がない代わりに、平均卒業率が約20%程度とかなり低くなっています。
卒業率が比較的高い通信制大学は学校側のサポートが充実していたり、オンライン化が進んでいたり、と学習しやすい環境の場合も多いです。
「学費を抑えて留年せずに卒業したい!」という場合は卒業率もチェックしてみましょう。
2つ目はスクーリングです。
通学不要の通信制大学ですが、特定の授業や目指す資格によっては必ずスクーリングや実習が発生します。
基本的に土日や長期休暇の時期に開催の場合が多いですが、社会人やバイトをしながら通信制大学に通う人は短期間休暇を取得する必要が出る可能性も。さらに、会場が遠い場合は莫大な交通費や宿泊費が発生します。
スクーリングの期間や場所は事前に必ず調べるようにしてください。
3つ目が編入制度です。
大学を中退している場合や再進学の場合には、すでに修得している単位を活かして2年次~4年次へ編入学が可能な場合があります。
編入制度を使用したい方は、条件を満たしているかどうか確認がおすすめです。
まとめ
このページでは通信制大学についてや学費の比較が難しいこと、支払い形態や奨学金制度、注意点について解説してきました。
通信制大学の学費は安く、最安で約60万程度の学費で卒業が可能ですが、最も大切なのは自分の学びたいことが学べるかどうかです。
ネット上で紹介されているおすすめのランキングや一覧は参考程度に留め、学校資料やHPをしっかり確認したうえで、学習内容とコストが自分にマッチする通信制大学を探してみてくださいね!