通信制大学を卒業してもちゃんと学歴になる
「学歴コンプレックスを解消するために働きながら大卒資格を取得したい」
「経済的事情で通学制の大学に進学できない」
様々な理由で通信制の大学を目指す方が増えています。
しかし、通信制大学を検討するうえで「大卒の学歴を得られるのか」は気になるポイントですよね。
結論からお話しすると、通信制大学を卒業すれば学士取得が可能で、ちゃんと大卒として学歴が認められます!
このページでは「通信制大学はどんなところか」「学歴として認められないという噂の理由」「就活への影響や履歴書の記載方法」を解説します。
通信制大学に通いたいけれど、大卒の資格が得られるのか不安…という方はぜひ、当ページをご覧ください!
通信制大学はどんなところ?
通信制大学とは
通信制大学は1947年の学校教育法で制度化され、1950年に大学教育課程として文部科学省から認可を得た正式な教育課程です。
そのため、通信制大学も卒業すると通学生の大学と同様に学士の学位取得でき、大卒の最終学歴が認められます。
2021年5月時点では短大11校、大学44校、大学院27校が設置されており、中には早稲田大学や慶応義塾大学など、有名私立の通信課程も存在します。
テキストやメディアを使用した自主学習と年に数回のスクーリングを組み合わせ学習し、レポートと試験で単位を修得して卒業を目指します。
通学制の大学と比較し通学が少ないことから、「立地的・時間的制約が少ない」「学費が安い」という特長があります。
反面、通学制の大学に比べ卒業率が低い、就職サポートがほぼないなどの一面も。
課題提出の〆切や、スケジュール管理などがすべて自己責任になるほか、学友もできにくいことで無気力になってしまうといつの間にか留年…という悲劇も考えられます。
しかしスジュールとやる気が維持できれば、社会人でも退職せず、仕事と両立して学習が可能です。
さらに、通信制大学は正規の大学教育課程のため奨学金や学割も使えます。仕事をしながら学べることで生活費を確保しつつ、学費を抑えて大卒の学歴を取得したい方には通信制大学がおすすめです。
通信制大学で大卒の学歴取得を目指す!
上記のとおり、自己管理やスケジュール管理、モチベーション維持がカギとなるため通信制大学で大卒資格を得ることは難しいといえます。
しかし通信制大学側でも、学生が学びを継続しやすい体制や、学びのサポート体制を強化している学校も増えてきています。
2024年現在、スクーリング無しで完全オンラインで学ぶことができ、大卒資格の学歴を得られるという通信制大学も!
ご自身が大卒資格の学歴を取得することを第一の目的とする場合は、スクーリング無しで卒業できる通信制大学を選ぶことで、大卒の学歴取得に近づくことができるでしょう。
高卒の方は、最短で4年。短大卒や大学中退をしている方は、2年次や3年次に編入することで更に短期間で学歴を取得できる可能性があります。
修得している単位や、各大学・学部によって詳細な条件が決まっていますので、通信制大学への編入学を検討している方は、学校説明会や個別相談等でぜひご自身の状況を相談してみてくださいね。
学歴にならないと言われるのはなぜ?
卒業すれば大卒の学歴が認められる通信制大学ですが、ヤフー知恵袋やネットの意見の中には「学歴にならない」というものも見かけます。
通信制大学が学歴にならないと言われてしまう理由は、通信制大学の実態が正しく理解されていないことにあります。
通信制と聞くと「通信制高校と同様に卒業しやすいのではないか」と考えてしまう人が多いようです。
通信制大学は入試がなく、書類選考で入学できる学校が多いのもまた、誤解されやすいポイントになっています。
しかし実際は、卒業への道のりは通学制の大学以上に険しいです…。
通学制の大学は出席すれば単位を取得できる授業もありますが、通信制大学はすべてレポートと試験の結果で判断されます。
さらに、自主学習がメインだと出題範囲のヒントや教授が力を入れているポイントも分からず、満遍なく学習する必要があります。
スケジュール管理もすべて自分で行うとなれば、通信制大学を卒業する大変さが伝わりますよね。
通信制大学について知らない人からは、確かに学歴として認めてもらえないこともあります。
しかし、通信制大学について知っている人は学歴として認めてくれるのはもちろん、努力も高く評価してくれます。
胸を張って最終学歴大卒を名乗り就職活動・転職活動に臨みましょう!
就職活動への影響と履歴書の記載方法
通信制大学を卒業した後の就職活動や、履歴書への学歴の書き方も気になるポイント。この項目では通信制大学卒業後の就活への影響や学歴の記載方法を解説します。
通信制大学の大卒資格。就職活動、転職活動にはどう影響する?
通信制大学を卒業すると学士の学位を取得でき、最終学歴が大卒となります。そのため、求人案内で大卒が条件になっている募集にも応募できます。
ただし、新卒・既卒どちらの扱いになるかは企業ごとに方針が異なるため、応募前に希望する企業へ確認すると良いです。
履歴書にはどう記載するのがいい?
履歴書に通信制大学出身であることを書くべきか悩む方も多いですが、履歴書の学歴には大学・学部・学科・選考・課程などを正式に記載する必要があります。
大学名に通信制や通信課程と記載があるため基本的に通信制大学出身である旨は記載しなければならないのです。
中には大学名に通信制の記載がないことで、学歴に通信制大学であることを書かなくて良い大学もありますが、その場合も記載をお勧めします。
学部・学科名が通学制と異なるため、見る人が見ればすぐに通信制大学出身と気づかれてしまうほか、隠していたことによりトラブルが起こる可能性もゼロではありません。
自身が通信制大学で何を学んで努力してきたかを伝えることが大切です。
通信制大学でも、学歴は大卒です。自身を持って記載しましょう!
学歴取得と一緒に役立つ資格取得を目指す方法も
もし人事に通信制大学を学歴として認められなかったり、通信制大学の偏差値について言及されたとしても、その会社は学歴主義で入社後頑張りが評価されない可能性も高いです。落とされても気にすることはありません。
また、通信制大学は学歴が大卒になるだけでなく、役立つ資格取得もできます。
自身が目指す業界の資格を持っていれば、より就活の際有利になります。大卒の学歴があっても不安という場合には同時に取得がおすすめです。(調理師や栄養士など、実習の多い一部の資格については取れない場合もあるので要注意。)
学校ホームページや案内に、学部学科で取得が可能な資格一覧や概要が記載されているので確認してみると良いでしょう。
まとめ
この記事でご説明した通り、通信制大学は学歴として認められます。
基本的に履歴書の学歴欄には通信制大学出身であることを記載する必要はありますが、通信制を選んだ経緯や努力したことを説明できれば問題ないでしょう。
通信制大学で学位を取得することは簡単では無いですが、大卒の学歴がほしい!収入アップやキャリアアップを目指したい!そんな方は、再進学にぜひ通信制大学を検討してみてくださいね。
また進路の神様では皆様の疑問にお答えしております。ぜひ気軽にお問合せください。なるには進学サイトは、働きながら大卒の学歴取得を目指す皆様を心より応援しています!