昔からの夢だった保育士になりたい!社会人として就職したものの、今後のことを考えて保育士への転職を検討している。
けれど今の仕事を辞めて大学や専門学校に通うのは現実的に難しい。できれば働きながら保育士資格を取得できたらいいんだけど…。
そんなお悩みを持つ方へ、社会人が働きながら保育士資格を取得する方法をご紹介いたします!
「費用を抑えたい方」、「確実に保育士資格を取得したい方」、「転職について相談したい方」など、希望別におすすめの方法を解説!
社会人や主婦の方で保育士資格の取得方法で迷っている方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしていただければ幸いです。
保育士になるには
社会貢献性の高い職業である保育士。社会人になってしばらく仕事をしてきた方や、子育てが一段落した主婦の方など、社会人経験を積んだ方が憧れだった保育士を目指すケースも増えてきました。
保育士は求人も多く、転職がしやすい職業と言われています。また短時間のパートの需要もあり、主婦の方も働きやすいため、保育士の資格を持っていると活躍の場が増えるでしょう。
では保育士になるにはどうしたらいいでしょうか。まずはじめに保育士になるための条件をみていきましょう!
児童福祉法第18条の4では保育士の定義として
「保育士とは、保育士の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と書かれています。
つまり保育士になるには、保育に関する専門性が求めらえるため、保育士資格の取得が必要となります。
保育士資格とは
保育士資格は国家資格です。
保育士資格取得には年齢制限はないので、いつからでも目指すことができる資格です!
30代、40代の女性が保育士資格取得にチャレンジして就職するケースも増えてきているので、これから保育士資格を目指す社会人や主婦の方も挑戦しやすい資格と言えそうです。
資格を取得するメリット
1.一度取得すれば一生有効!全国どこでも通用する
2.保育士不足により、就職がしやすい
3.保育園以外にも、認定こども園、学童保育、ベビーシッターなど活躍の場がある
など、保育士資格を取得するメリットはたくさんあります。
また今後さらに共働き家庭が増えていくことが予想されるので、保育士資格を取得することで就職先に困ることはなさそうです。
保育士の主なお仕事は
0~6歳までの未就学児の成長のサポートや、食事やトイレ等の生活習慣のしつけをはじめ、運動や絵本や音楽を通じて、身体機能や情緒の発達を促す。また集団生活のルールやコミュニケーションについても教えていきます。
子どもとの関わりの他にも、保護者への対応や、教室の装飾やお知らせなど制作物の作成、発表会など行事の準備や進行などの業務もあるため、子ども好きはもちろん、コミュニケーション能力が高く忍耐力がある方が向いているといえます。
就職先は保育園以外にも多岐にわたる!
保育士資格を持っていると働ける場所は実はたくさんあります。
認可外保育施設や、病院内保育、企業内保育、保育所を始め、助産施設、乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童自立支援施設、児童家庭支援センターなどの児童福祉系の施設でも活躍することができます。
幼稚園教諭の資格を取得すれば認定こども園でも働くことが可能となります。
上記のように保育士資格があることで選択の幅が広がります!次の項目では保育士資格を取得する方法についてご紹介いたします。
社会人必見!保育士資格を取得する2つの方法
社会人の方が保育士資格を取得する方法は大きく2つあります。
①【養成学校を卒業する】
保育士資格が取得できる厚生労働大臣指定の「保育士養成学校(大学・短大・専門学校等)」を卒業することで、保育士資格を得ることができます。2年以上の在籍・62単位以上の修得が必要となります。
座学だけでなく、保育現場での実習などもあり実践的なカリキュラムが組まれています。
保育士資格を取得できる養成学校の場合、保育士試験を受験せずに卒業と同時に保育士資格を取得することができるのが大きな魅力です。また保育士と幼稚園教諭の資格をダブルで取得できる学校も多いので、養成学校で保育士資格を取得する方も多くいらっしゃいます。
大学、短大、専門学校へ日中フルタイムで通うのが難しい社会人でも、短時間で学べる専門学校や通信制大学などで学び保育士資格を取得することも可能です。
②【保育士試験を受験する】
年に2回開催される保育士試験に合格し、保育士登録をして保育士証が交付されることで保育士として働くことができます。
受験資格は
1.学校教育法による大学に2年以上在学して62単位以上修得した者または高等専門学校を卒業した者
2.児童施設実務経験(2年以上・2800時間)児童等の保護または援護に従事した者 等。
受験資格認定(知事認定)が必要な場合もありますので、ご自身が該当するかなどをしっかりと確認しましょう。
一般の大学、短大、専門学校(2年以上)を卒業した方は保育士試験に合格することで、保育士資格を取得することができます。なるべく費用を抑えて、自分で時間を調整しながら独学でマイペースに学びたい社会人や主婦の方は、保育士試験を受験する方法で保育士資格を取得する方も多いです。
次の項目では、目的別におすすめの方法をご紹介いたします。何を一番優先したいかによってオススメの方法が変わってきますので、ぜひご参照ください。
費用を極力抑えたい!そんな社会人や主婦の方へおすすめの方法
・とにかく費用を最小限に抑えたい!
・フルタイムで働いていたり、家庭の事情や子育てなどでまとまった時間の確保が難しい!
そんな社会人や主婦の方にオススメなのは
保育士試験を受験する方法です!
保育士試験の受験内容
保育士試験には筆記試験と実技試験があり、まず筆記試験に合格した後、実技試験に進みます。
<筆記試験は8科目>
・保育原理・教育原理及び社会的養護・こども家庭福祉
・社会福祉・保育の心理学・こどもの保健
・子どもの食と栄養・保育実習理論
<実技試験は2科目選択式>
・音楽表現に関する技術
・造形表現に関する技術
・言語表現に関する技術
合格科目は3年間有効なので、一度に合格できなくても期間内であれば不合格科目のみの受験が可能です。気になる合格率は20%台。保育士試験を受験するまでに必要な勉強時間は100~180時間と言われています。決して簡単ではないですが、独学や通信講座を活用して勉強することも可能です。
費用面でも、独学であればテキスト代のみ。通信講座を利用する場合は10万円前後。社会人でも無理なく学べるので、費用をできるかぎり抑えて保育士資格を目指したい方にオススメの方法です。
保育士試験ルートのメリット
費用を安く抑えられることに加え、時間を自由に組み立てて学べることで、仕事などに影響が少ないことがメリット。
保育士試験に合格するまでの勉強法やスケジュール等を全て自分で管理していく必要があるので、自己管理を徹底できる!という方には向いている方法です。
しっかり勉強ができれば最短1年で保育士資格を取得できますし、3年かけて2科目ごとの合格を目指すこともできます。
ピアノがひけなくても大丈夫!実技試験は2科目選択式なので、音楽表現に関する技術以外の2科目を受験することで保育士試験に合格るすことが可能です。
保育士試験ルートのデメリット
独学や通信講座だと実技の指導を受けられないことがデメリット。また、独学ゆえにモチベーションを保ちながらスケジュールを立てて勉強することが必須。また一番のネックは必ず保育士資格を取得できるという保証が無い事です。保育士試験に合格するまで学び続ける強い意志が大切となります。
必ず保育士資格を取得したい場合は、保育士養成学校を卒業するルートがおすすめです。
確実に保育士資格を取得したい社会人へおすすめの方法はこちら!
・保育士試験の合格率は20%台。合格できるか不安だから確実に保育士資格を取得したい!
・自己管理が苦手なので独学で勉強し続けられるか不安。
・実践的な実習や学びもしたい!
・就職のサポートがあると嬉しい!
そんな社会人の方にオススメなのが
養成学校を卒業する方法!
昼間部の大学や短大、専門学校を卒業する方法が早く確実に保育士資格を取得できますが、働きながら学びたい社会人にとっては迷うところ。
そこでおすすめなのが、働きながら保育士資格を取得でき、短時間で学べる養成学校に通学する方法・または通信制大学で学ぶ方法です!
養成学校に通学するメリット
卒業と同時に保育士資格が取得できるというのが一番のメリット。実習などもあるので、保育士に必要な知識を体験を通して学ぶことができます。
わからないことも直接質問することができるので、独学で学ぶことに不安な方にとっては心強いのではないでしょうか。
保育士資格と一緒に幼稚園教諭の免許を取得できる学校であれば、卒業後に認定こども園で働くことも可能となります。
専門学校は就職や転職活動のサポートも充実しているので、相談しながら転職先を探したい社会人の方におすすめです。また同じように学ぶ社会人の仲間がいることでモチベーションが保ちやすいのもメリットです。
養成学校に通学するデメリット
卒業までに2~3年かかり、学費も高額になること。通信制大学は50万円~、専門学校は200万円~とかなり高額。
社会人は仕事と勉強や実習の両立のため、自己管理や仕事の調整が必要になってきます。
一番は実習期間を確保すること。実習期間は実習する保育園や児童福祉施設の都合になるので、こちらが指定することはできません。
合計6週間ほどの実習が必要となるので、夜間や通信に通う方もその時間を確保できるように調整する必要があります。
逆に、実習を通して現場での経験を積むことができるので、独学で学んで現場に入ることに不安のある方にとっては、実習ができるということはメリットになるかもしれません。
どちらにしてもその期間にお休みを確保できるように調整することが重要になります。
通信制大学という選択肢も
通信制大学は在宅学習が中心のため、フルタイムで働きたい社会人にとっては自分の都合の良い時間で勉強できるのはありがたいですね。
また通信制大学の場合、卒業と同時に大卒資格も得られるので、最終学歴が高卒で保育士資格取得を目指す方は検討してみても良いかもしれません。
上記にもあるように、通信制大学でもスクーリングや実習がありますので、その期間は仕事をお休みできるように予め予定を組んでおくことは大切となります。
☆費用を軽減する方法
学校独自の授業料減免制度や奨学金制度を行っている学校も。また厚生労働省の教育訓練給付金を受けることで授業料が一部返ってくる制度もあります。
自治体や民間企業でも奨学金制度を設けているところがあるので、養成学校で学ぶことを検討しているかたは、積極的に制度を活用していくことで学費の負担を軽減することができます。
☆学校選びのポイント
養成学校では、社会人に特化した説明会や個別相談なども開催していますので、気になることはぜひ直接聞いてみましょう。学校に足を運ぶことで、環境や教職員スタッフの雰囲気を知ることもできます。
また、働きながら通学する場合は、職場から学校、学校から自宅の3拠点を毎日通う事ができるか…なども検証してみることが学び続ける上で重要なポイントになります。
社会人におすすめ!働きながら保育士資格を取得できる学校をご紹介!
保育士資格を取得したい社会人の方へ、希望別におすすめの2つの方法を解説いたしました。どちらの方法がご自身に合うか検討してみてくださいね。
最後に、保育士資格の取得を目指す社会人の方におすすめの学校をご紹介いたします!なるには進学サイトでは無料で資料の取り寄せをすることもできますのでぜひご活用ください。
保育士資格を持つ方は、これからの時代さらに必要とされてくることと思います。社会人から保育士資格の取得を目指す皆さまを、心より応援しております!
<保育士資格取得を目指せるおすすめの学校>
専門学校 日本デザイナー芸術学院 こども芸術学科保育コース
★卒業と同時に「保育士資格」が取得可能な専門学校★
『午前授業』で無理なく保育士を目指せる愛知県名古屋市の専門学校。働きながら学びたい社会人や主婦の方におすすめ。
学校情報
専門学校 日本デザイナー芸術学院 こども芸術学科保育コース
『午前授業』で無理なく保育士になる!
住所:愛知
聖徳大学〔通信教育課程〕
★保育士資格と幼稚園教諭免許取得可能な通信制大学★
入学試験なし、書類選考のみで学び始められる。教育や保育に強い大学の通信ならではの学びで保育士を目指せる!
学校情報
聖徳大学[通信教育課程]
☆☆☆免許・資格の三ツ星大学
住所:千葉
第一学院高等学校 専攻科 保育士専攻
★保育士受験の資格を得ながら国家資格合格を目指せる学校★
全国どこでもオンラインで学べる通信制の学校。24時間、いつでも相談できるので、安心して学習が進められる。
学校情報
第一学院高等学校 専攻科 保育士専攻
保育士をめざすあなたを応援します!
住所:東京~
道灌山学園保育福祉専門学校
★学費が安く、卒業と同時に短大等と同じ幼稚園教諭・保育士の資格が得られる夜間部のある東京の専門学校★
過去9000名を超える卒業生が各地の保育施設で活躍。抜群の就職率が魅力。学費の分納制度も実施!
学校情報
道灌山学園保育福祉専門学校
“やさしい人”への第一歩
住所:東京