税に関する専門家である「税理士」は税金の専門家。最近ではSNSなどでも、一般人向けに税金や確定申告についての情報をわかりやすく説明している方もいらっしゃいます。
税理士と言えば専門職ですから、「社会人で働きながらなるにはどうしたらいい?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、税理士は通信制大学でも目指すことができます。
そこで今回は税理士になりたい方へ、「仕事内容」「なるにはどうすればよいか」「通信制大学がおすすめの理由」をご紹介します。
最後に税理士を目指せる通信制大学も一緒にご紹介しますので、通信制大学で税理士を目指したい方はぜひ学校選びの参考にしてみてくださいね。
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「税理士」ってどんな仕事?
日本に住む私たちが正しい納税の意識がつけられるように、いろいろな方法で手助けをしてくれる税金のスペシャリストである税理士。
税理士の主な業務内容は、大きく分けて3つあります。
確定申告書や相続税申告書等、税務署などに提出する書類を、専門家としての知識と判断に基づいて作成する【税務書類の作成】。
納税者に代って、税務署への申告や申請。また代理として税務調査の立ち合いなどを行う【税務代理】。
税金のことで困っている方の相談に乗ったり、子供たちに対して「租税教育」に取り組んだりと知識を生かした社会貢献【税務相談】。
その他にも企業や個人事業主の業務のサポートや、経営や相続などのコンサルティングも行うなど、税理士は「税の専門家」として様々な場面で活躍しています。
税理士になったら、どんな方々のお役にたちたいかを考えてみると、働くイメージが湧いて勉強のモチベーションにつながるかもしれません。
なるには国家試験の合格と実務経験が必須
税理士になるには、国家試験である税理士試験に合格し、2年間の実務経験を積んでから日本税理士会連合会の「税理士名簿」に登録する必要があります。
この項目では、税理士になるにはどうすればよいのかを詳しくみて行きましょう!
国家試験への合格が必要
税理士試験は会計学や税法に関する知識が問われる国家試験で、会計学2科目・税法科目7科目の内合計で5科目の試験に合格する必要があります。
同時にすべての試験に合格する必要はなく、さらに一度合格すれば一生有効なので、年に1科目などその人のペースに合わせて受験が可能です。
税理士試験の受験資格
会計科目は学歴などの要件がなく誰でも受験が可能ですが、税法科目に関しては以下の要件を満たす必要があります。
・大学、短大または高等専門学校を卒業し、社会科学に属する科目を1科目以上履修した人
・大学3年次以上で、社会科学に属する科目を1科目以上含む62単位以上を取得した人
・一定の専修学校の専門課程を修了し、社会科学に属する科目を1科目以上履修した人
・司法試験合格者
・公認会計士試験の短答式試験に合格している人
・日商簿記検定1級もしくは全経簿記検定上級に合格する
もしくは、「法人や個人事業主の会計事務」「銀行・信託会社・保険会社等での、資金の貸付・運用事務」「税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務」などの業務を2年以上担当していることで、税法科目を受験できるようになります。
簿記論・財務諸表論など、学歴や年齢を問わず誰でも受験可能な科目もありますが、受験をするために資格が必要な科目もあります。受験資格が細かく設定されているので税理士試験受験前には国税庁のホームページでしっかり確認するのがおすすめです。
2年間実務経験を積み、税理士名簿に登録する
税理士になるには税理士試験に合格するだけではなく、通算2年以上の実務経験が必要になります。
業務内容によっては税理士になるには必要な「実務経験」とカウントされない場合もありますので、内容をしっかりと確認し社内で相談しながら進めていきましょう。
この実務経験は税理士試験合格前でも積めるため、税理士事務所など実務経験を積むことができる場所で働きながら、通信制大学などで学び試験合格を目指すなど、計画的に税理士を目指すこともできます。実際に、税理士補助の仕事をしながら勉強をしている方も多くいらっしゃいます。
通信制大学で税理士を目指すメリットとデメリット
高卒から税理士を目指したい方、また大卒や専門学校卒でも受験資格に該当しない方は、通信制大学の法学部、経済学部、経営学部・商学部のいずれかで学ぶのがおすすめです。
最後に、通信制大学で学ぶ
通信制で目指すメリットは?
働きながら、また実務経験を積みながら税理士を目指して学ぶのにオススメな通信制大学。
通信制大学は自習がメインであることから立地的・時間的な制約がなく、自分のペースで学ぶことができるので、社会人にはとても適しています。
そして何より学費が安いのが通信制大学で税理士を目指すメリットと言えるでしょう。通信制大学は人件費や施設利用料を抑えられるため、通学制の大学に比べ学費が安いという特徴があります。生活を支えながら勉強するのに学費が安いというのはうれしいポイントですよね。
もちろん、専門の通信講座や通学の大学、養成学校で集中して学ぶ方法もありますが、安く働きながら資格取得を目指すのでしたら通信制大学がおすすめです。
しかし、通信制ならではのデメリットも…
学費が安く働きながらでも自分のペースで学べる通信制大学ですが、デメリットもあります。
通信制大学は自習がメインとなるため、自分でスケジュールを管理やモチベーションの維持を行わなければならないため、最短での卒業が難しいというデメリットがあります。
また、年に数回は通信制大学が指定するタイミングで会場に足を運びスクーリングを受講する必要もあるため、仕事との調整が発生する場合も。
ただ、これらのデメリットは税理士になるという目的意識と、学習計画を綿密に立てて実行することで覆すことも可能です!
デメリットをくつがえすには
通信制大学で学ぶ際、一番のカギは自己管理です!
通信制大学と通学制の大学の違いは、自分自身で計画的に進めていくということです。
通信制大学から送られてくるテキストや動画授業を見ながらの自習をメインに、数回のスクーリングを合わせて学んでいきます。
ご自身の仕事の状況と照らし合わせながら、どのタイミングで何をするか、試験やレポートの提出時期、スクーリングなど、しっかり計画を立てていくことが大切になります。
通学していれば授業時間も決まっており、先生に質問をすることも比較的簡単でしょう。しかし通信制大学の場合は、自ら積極的に質問をしない限りは大学側から働きかけてくれることはほとんどありません。
また、質問の際は返信が来るまでのタイムラグなども考慮して、なるべく余裕を持ってスケジュールすることも大切です。
通信制大学で学ぶコツ
ではどのように勉強を進めていくのがよいでしょうか。
仕事が忙しいから週末にまとめて勉強する…という方法もありますが、おすすめしたいのは毎日数時間でも学びに触れること。なぜなら、毎日少しずつでも触れていることで、頭の中に定着していきやすくなるからです。
通信制大学で学ぶ人の中には、朝の時間を有効活用している方も多いようです。今から、ご自身の勉強のペースを作っておくと良いかもしれません。
また、通信制大学に学習サポートが充実している場合は、積極的な利用もオススメです。
通信制大学とはいえせっかく学校に通っているのですから、大学の力を借りながら卒業&合格を目指していきましょう!
おすすめ通信制大学をご紹介!
税理士になるには、2年間の実務経験に加え、税理士試験に合格する必要がありました。
税理士試験は誰でも受験できる会計科目と、学歴や資格などで要件を満たす必要がある税法科目があり、社会人の方が働きながら受験資格を得るには自分のペースで学べる通信制大学がおすすめです!
最後に、「税理士になるにはおすすめの通信制大学」をご紹介しますので、学校選びの参考にしてみてくださいね。
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いかがでしたでしょうか。通信制大学独自の取り組みなどもありますので、自分に合った大学を選び、サポートを存分に活用してくことで税理士へ一歩近づいていくことでしょう。
社会人から税理士を目指す方、高卒から税理士を目指す方を心より応援しております。