「高3になっても進路が決まらない…」そんなお悩みも多く寄せられています。
できれば高3の夏までに定めておくのが望ましい進路ですが、やりたいことがないとなかなか決まらないですよね。
とはいえ時間は有限。受験までの残された時間を有効に使うためにも、自分が納得できる選択をする必要があります。
今回は、「高校生の主な進路」「高3で進路が決まらない時に注意すべきこと」「進路が決まらない時の進路の決め方」「早めに確認しておいた方が良いこと」をご紹介します!
進路に悩んでいる高3の方は、参考にしてみてくださいね。
適当に決めるのはNG!
高3で進路が決まらないとかなり焦りますよね。
実際、日々高校生から進路相談を受ける中でも、「高3なのにやりたいことが見つからなくて進路が決まらない」といった内容を多くお見受けします。また、Yahoo知恵袋などの質問ができるサイトでも、同じように進路が決まらない不安を抱えている高3の方は少なくありません。
高校から先の進路は、今後の人生にも深く関わってきます。
就職であればもちろん、専門学校の進学や大学への進学の場合でも、卒業後の職業の方向性が定まってしまいます。
だから、進路について悩んでしまうのは当然なのです。
それでも自分の将来のことですから、絶対にやりたくないことは避け、少しでも自分が興味を持ち、ワクワクできる進路を探しましょう!
進路が早く決まるに越したことはありませんが、焦って適当に進路を決めてしまうのは絶対にNG。現時点で進路が決まらない高3の方も焦らずしっかりと時間を取って考えてみましょう。
高校生の主な進路
この項目では、「進路が決まらないから他の人がどんな選択をしているのか知りたい!」という方向けに、高校生の主な進路についてご紹介します!
既にざっくりした進路の方向性が決まっている方や、どんな選択肢があるかはわかっている方は、「決まらない時に注意すべきこと」からご覧ください。
進路が決まらないから選択肢について詳しく知りたい方は、ぜひこの項目からチェックしてくださいね。
高校生の主な進路は、大きく分けて大学や専門学校への進学と就職に分けられます。
それぞれ魅力ある選択肢ではありますが、近年は大学や専門学校へ進学する人が多いです。
大学や専門学校の学びは高校までと違い分野を絞って専門的に学んでいくので、興味があることを明確にできれば楽しい学生生活を送れること間違いナシ。
大学の場合は特に自由な時間も多いので、サークルやバイトなど、色々な楽しみ方もできるでしょう。
また、大学は分野は絞られるものの、学生生活の中で違うことに興味を持った場合、就職のタイミングで進路を変えやすいという特徴も。
高3でどうしても進路が決まらない場合には、一旦大学で興味を持てることを学び、4年間の間で将来について考えるのも良いでしょう。
専門学校は就職をゴールに必要な知識と技術を得られるので、各分野ごとの就職に有利。進路は決まらないけど手に職をつけたいという目標がある高3の方は、どんな仕事を目指せる専門学校があるかを調べてみるのも良いかもしれません。
大学、専門学校を卒業することで、それ学士・専門士の学位を得られるので、高卒での就職よりも応募できる求人が増え、その後の進路の幅も広がります。
(ただし、一部の企業に関しては学士以上でないと応募できないこともあるので、注意が必要です。)
また、職種によっては高卒のまま就職して、はやく現場経験を積むのがおすすめの仕事も。
さらに、「高3で進路が決まらないから何がしたいか明確になるまでは進学したくない」という人は、一旦就職して、目標が出来てから再進学するのも一つの手です。
大切なのは、自分自身がどうしたいか。進路が決まらない場合も、まずは進学と就職どちらが良いかを考えてくると、高3を終えた後の進路を決めやすくなるはずです。
決まらない時に注意すべきこと
高3でも進路が決まらないと、急いで進路を決めようと焦ってしまったり、一般的な価値観に流されてしまうことも。さらに、進路が決まらないことを周囲へ打ち明けにくく、一人で抱えてしまう高3の方も多いと思います。
ですが、自分が納得できる進路を選ぶには、進路が決まらないからと焦らず自分の価値感を大切にしながら進路を決める必要があります。
ここでは、進路が決まらない高3の方に注意してほしいことを3つご紹介します。
「とにかく決める時の進路を決める時の考え方だけ知りたい!」という方は、「高3で進路が決まらない時の考え方」からご覧ください。
①とりあえずの進学には注意
高3の秋でも未だに進路が決まらないからと、投げやりな気持ちでのとりあえずの進学には注意が必要です。
大学も専門学校も、高校までと違い分野を絞った学びいなるので、進路が決まらないからと適当に進学先を決めてしまうと、入学後勉強が辛くなってしまいます。
必ず、自分で納得できる進路を選ぶようにしましょう。
もちろん、しっかり勉強が苦にならない進路を選べさえすれば、とりあえず大学で4年間学びながらその先の職業を考えるのはアリだと思います!
高3の段階では、学んでもいいかなと思えることは何かを明確に、進学先を決定しましょう。
②知名度よりも学ぶ内容が重要!
進路が決まらない高3の方の中には、親御さんや学校の先生から知名度のある大学や偏差値の高い大学への入学を勧められる…という人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、知名度や偏差値よりも、大切なのは何を学べるのかです。
確かに、知名度や偏差値が高いことで選択肢が広がる可能性はあります。しかし、進路が決まらない中で色々調べ目標が明確になった場合は、夢を叶えるために必要な学びをできる学校への進学がおすすめです。
③一人で考え込まない
高3で進路が決まらないと、焦りからつい一人で考え込んでしまう方もいますよね。
しかし、周囲にアドバイスを求めると役立つ情報を得られる場合も。自分だけで考えても進路が決まらない時には、親御さんや先生に助けを求めてみましょう。
ご両親は子供のころからあなたのことを見守ってくれていますし、先生は多くの高校生の進路相談に乗ってきたはず。
進路が決まらない中一人で考え込んでいては気持ちも落ち込んでしまうので、第三者から客観的な意見をもらうのがおすすめです。
高3で進路が決まらない時の考え方
進路が決まらない高3の方の多くは、何がしたいかわからない状況ではないでしょうか。将来の夢やこれになりたい!という明確な目標がないと、進路が決まらないのは仕方ないと思います。
とはいえ、先述の通り適当に進路を決めてしまうと、後悔に繋がってしまう場合も…。
そこでこの項目では、進路が現時点で決まらない高3の方におすすめの進路選びの考え方を解説します!
高3で進路が決まらない時の考え方①興味があること・好きなことから考える
理想的なのは、自分の興味やすきなころから大学や専門学校を考えること。
「やりたいこと」や「将来の夢」として考えると難しくても、好きな物や趣味、「これはちょっと興味があるな…」と感じられることは何かしらあるのではないでしょうか。
好きこそものの上手なれということわざもありますから、自分が好きな物に関する学問や仕事を調べてみると、進学後も興味が持てる可能性が高いです。
近年はコロナの影響もあり、専門学校がオンラインでオープンキャンパスを開催していたり、大学もオンラインで授業を体験できるページを用意している場合もあります。
高3の10月でも、まだまだ進路活動は可能ですから、ぜひチェックしてみてくださいね。
高3で進路が決まらない時の考え方②自分の適性から考える
進路が決まらない高3の方は、自分の適性から考えてみるのもおすすめです。
インターネット上で適職診断を検索すると、質問に答えることで自分にどんな業界や仕事があっているかを診断してくれるツールがたくさん出てきます。
考え方や性格から向いているものが診断結果として出てくるので、挑戦してみたら意外と嵌った…という展開に期待できるかもしれません。
ただし、診断結果をいきなり鵜呑みにするのではなく、業界や職業、目指し方をある程度調べて自分にとって苦にならなさそうかは事前に確認する必要があります。
高3で進路が決まらない時の考え方③理想の生活や将来像から考える
「自分の時間を大切にしたい。」「夜遅くまで仕事をするのは嫌。」など、理想のライフスタイルから将来の仕事を選び、それを目指せる学校を探す方法も、進路が決まらない高3の方におすすめです。
例えば、公務員であれば朝から夜で仕事が終わり、土日祝は安定して休みを取れます。
このように、各職業の働き方や稼働時間、給与などから挑戦してみてもいいかもと思える進路を探してみるのも良いのではないでしょうか。
高3で進路が決まらない時の考え方④絶対に嫌なことから考える
①~③までの考え方で考えてみたけど進路決まらない…という方も、大丈夫です。
そんな時は、消去法で考えてみましょう。絶対にやりたくない仕事や勉強を書き出し、それ以外から選ぶ方法です。
これだけは避けたいというものを明確にしたうえでそれを避けて進学すれば、意外と乗り越えられるケースも十分に考えられますよ。
進路が高3の秋になっても未だに決まらないと、もうどうでもいい!と匙を投げたくなってしまうお気持ちも分かります。しかし、自分自身の人生ですから、情報を集めて少しでも興味が持てそうな方向で進めるよう頑張ってみて下さいね。
早めに確認しておいた方が良いこと
高3になっても進路が決まらないと、進学先の可能性を広げるために手当たり次第に勉強をしてしまったり、しっかり調べないままなんとなくで学部や専門分野の方向性を決めてしまうこともあると思います。
しかし、進路は今後の人生に大きく関わってきます。残された時間を有効に使うためにも以下の点は早めに確認しておきましょう。
①目指す方向性に自分がわくわくできそうか
急いで学部の方向性や専門学校で目指す資格や職業を決めてしまった場合、入学後に自分がわくわくできそうかは確認しておくのがおすすめです。
というのも、高3の秋でも進路が決まらないからと焦って進学先を決定した人の中には、入学後想像と違いやる気が出ず、中退の道を選んでしまう方も一定数いるのです。
入学した先で偶然興味を持てる可能性ももちろんありますが、進路が決まらず焦っている高3こそ、自分が選んだ学部や専門分野に対して自分がわくわくできるかは確認する必要があります。
近年はコロナの影響もあり、オンラインで体験授業を受けられたり、オープンキャンパスに参加きたりもするので、少しだけ進路活動に時間を割いて、興味を持てそうかを確かめてみて下さいね。
②学校の雰囲気が自分に合いそうか
学ぶ内容と同時に、学校や在校生の雰囲気が自分に合うかも大切な要素。高3で進路が決まらないと行くのをためらいがちなオープンキャンパスですが、一度は実際に学校を見学しておくのがおすすめです。
専門学校であれば毎月何かしらの進路イベントを開催しているところが多いほか、大学の場合はオープンキャンパスが終わっていても、10月~11月は文化祭を開催し見学できる可能性があります。
実際に志望校に行き、自分が通うイメージを持てれば、入学後周囲と合わないかもしれないという不安要素を解消できること間違いなし。
なにより、雰囲気が気に入ればモチベーションを上げて受験勉強に臨めますし、自分がその学校に通うイメージを持つのにも見学は役立ちます。
③受験の方式とスケジュール
もう1つ確認しておきたいのが、受験の方法とスケジュール。高3で進路決まらないと焦っていると、志望校を定めたらすぐ勉強に取り掛かる人も多いと思います。
しかし、大学も専門学校も一般入試以外に総合型選抜(旧AO選抜)などの入試方法が用意されており、複数回募集がある学校の場合には10月以降でも総合型選抜での受験が可能な場合もあります。
複数校で悩んでいて、3月ぎりぎりまで悩みたい場合には一般入試がおすすめですが、一校に絞れている場合には、総合型の方が入試科目が少なく済んだり、合格しやすかったりすることも。
時間がないからこそ、受験に関する情報はしっかり仕入れるのがおすすめです。
④受験で使う科目
受験を経験した高3からよく聞く失敗談として、「頑張って克服した苦手科目が受験で必要なかった」というものがあります。
国公立大学を受験する場合にはたくさんの科目が受験で必要になりますが、私立の大学は多くの場合3科目以下での受験が多いのです。専門学校の場合にはさらに必要な科目が絞られる可能性も。
また、逆に芸術系の学部や専門学校に進む場合には実技科目が必要になる場合もあるので要注意です。
必要な科目は目指す学部の傾向が文系か理系かというだけでも絞られてきますので、早い段階で一度受験で必要になりそうな科目を調べておきましょう。さらに、志望校が確定した段階でも勉強している科目に過不足がないかを再チェックするのがおすすめです。
高3でも焦りすぎずに、時間を取って考えよう!
高3になっても進路が決まらないと、不安になったり焦ったりしてしまうと思います。
しかし、進路は自分の人生に関わること。進路が決まらないからと急いで適当に進路を選ぶのではなく、少し時間をかけて考えてみましょう。
1人で困った時には、親御さんや先生など、周囲の大人にアドバイスをもらうのもおすすめですよ。
また、進路の神様公式LINEでは、進路が決まらない高3の皆さんからのお悩みも多く寄せられています。「進路が決まらないから、興味のある事がどんな仕事や学問に繋がるか知りたい!」「進路が決まらないけど焦ってしまって何からどう調べればいいかわからない…」など、どんなお悩みでもOK!ぜひお気軽にご相談ください♪
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