専門学校に入り直すこと(再進学)はアリ!不安があるのは当然
社会人になったけど、「専門的なスキルを取得したい!」「夢を諦めたくない!」という方は少なくありません。 社会人もしくは、大学・短大などを卒業してから再び学校に進学することを「再進学」と言います。
年齢的に馴染めるか、卒業できても就職できるかなどの不安も多いですが、今から専門学校に入り直すことはアリです!毎年多くの社会人が再進学をしています。
今回は、「再進学の不安解消」「入り直す前のチェックリスト」「専門学校の選び方」など、専門学校に入り直す社会人の皆様のための情報を徹底解説!
専門学校に入り直すぞ!と決めてからも不安な方、再進学情報が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
■目次
- 専門学校に入り直すメリット
- 専門学校に入り直すデメリット
- 再進学の不安を解消!
- 再進学前のチェックリスト
- 学校選びのコツはこちら!
- 入り直すまでのステップを紹介!
- 覚悟を持って、専門学校への再進学を目指すあなたへ
専門学校に入り直すメリット
専門学校に入り直す(再進学をする)最大のメリットは「実践的に学びながら国家資格を取得できること」です!その他にもメリットはあります。この項目では、専門学校に入り直すメリットを徹底解説します!
専門へ入り直すメリットは4つ
・再進学することで国家資格を取得できる
ただスキルアップするだけなら、専門学校に入り直す必要はなく通信講座や独学だけでも十分です。しかし、異業種に就職するには実績がない代わりに資格は必要な場合があります。
専門学校なら国家試験対策など支援も充実しています。同じ国家資格が取れる4年制大学よりも早い期間、2~3年で資格取得を目指せるので、いち早く新しい仕事に就職したい社会人の方は専門学校に再進学することをおすすめします!
・実践的に学べて即戦力になれる
専門学校は座学だけではなく、実習が充実している学校ばかりなので、実践的に学び、即戦力になれます。
例えば製菓学校では、学校が経営に携わっているカフェやケーキ店で実習ができることも。現場実習を重ねることで、就職後のイメージもしやすいのは専門的な施設が充実している専門学校ならでは。
他にも福祉系やスポーツ・介護の分野なども、実習を通して実践的なスキルや心構えを学ぶことができます。
専門学校では現場で活躍する・していたプロの講師に教えてもらえるので、教科書通りではない現場で使える力が身につき即戦力になれます。
・専門学校なら同じ志を持つ仲間と出会える
専門学校は大学と異なり、資格取得等を目指した同志が集まる場所です。同じように再進学に不安を抱えていた方たちもいるでしょう。
共通の目標を持った仲間と切磋琢磨しながら学べるのも専門学校ならではのメリットです。
あなたと同じく異業種の方も多いのが専門学校。志は同じでも、もともと違う業界の方の話を聞くことで新たな視点が生まれることもあります。
・業界との繋がりが出来やすい
プロから学ぶことができるのが専門学校。それだけでも専門学校に再進学をする大きなメリットといえます。
卒業生もほとんどがプロ。講師や先輩と交流をすることで、業界の繋がりを作ることができます。業界との繋がりがあると、就職先を紹介してもらえる、スカウトされるなどの可能性が広がります。
また社会で活躍するプロだからこその業界での裏話を聞くことや、悩みなどを相談することもできるかもしれません。
憧れの方たちと交流を深めることで、横にも縦にも業界人との繋がりを作りましょう!
専門学校に入り直すデメリット
メリットだけを知って入学しても「こんなはずじゃなかった…」と感じて中退する人も中にはいます。そのような状況を少しでも減らしましょう!
この項目では、専門学校に入り直すデメリットをご説明いたします。
専門学校へ入り直すデメリットは2つ
・再進学することで時間がかかる
最短とは言え、資格によっては3年制の専門学校もあります。卒業する頃には今よりも3歳年齢を重ねているので転職活動には注意が必要です。
異業種に就職する予定で卒業時の年齢が28歳以上になる人は、就職先の傾向を確認しておく必要があります。
・お金がかかる、生活費の確保が難しい
この後の項目でも解説していますが、奨学金制度や社会人優遇の制度を使う方法はあります。また、夜間部に行く選択肢もありです。
入学や授業料にもお金はかかりますが、入学後の生活費の確保を心配する方も多いでしょう。
卒業後に返せる見込みのある人は奨学金、それは負担になりそうな方は夜間部に行って日中は働き、生活費を確保するという方法もあります。
再進学の不安を解消!
先程の項目で、専門学校に入り直すデメリットを紹介しました。それ以外にも進路相談でよくある質問は、年齢・就職・金銭面の不安です。専門学校のことを調べ始めたけど、「本当に入学して大丈夫か」と心配になる方も多いでしょう。この項目では再進学の不安を解消します!
入り直すときに起きる3大不安
・年齢
専門学校というと高校卒業したばかりの学生が多いイメージがありますよね。「馴染めなかったら…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。しかし昼間部でも新卒者より社会人の割合が多い専門学校も増えているので安心してください!
専門学校は同じ目標を持つ仲間が集まる場所です。情報交換や他の業種出身の人と交流できて、視野の広がるいい機会でもありますよ!夜間部ならさらに社会人の再進学の方が割合は多い可能性も。働きながら学ぶ仲間同士なら、より年齢は関係ありません。
・就職
せっかく学費や時間をかけて学んでも就職できなかったら意味がないと考える方もいるでしょう。
専門学校は大学と異なり、業界に精通している場合が大半です。講師や先輩との繋がりを持っておくことで紹介してもらえる可能性もあります。
再進学を決めたなら、積極的に講師や先輩と交流することでビジネスチャンスや未来が拓けることも!受け身で通うのではなく、積極的に行動することでチャンスを掴んでいきましょう!
中には独立する方もいるそうですよ。
・金銭面
学費など金銭面の不安は、奨学金制度で解決できる場合が多いです。専門学校が独自で行っている奨学金サポートや、厚生労働省が支援している「専門実践訓練給付」「一般教育訓練給付」などの教育訓練給付制度もあるので、ぜひ活用してみてください!
ここまでで、3大不安を解消しました。専門学校の先生方やサポートしてくださる職員は、社会人から専門学校に再進学をすることを選択した方をたくさん見てきています。 専門学校のホームページの中には、社会人の再進学向けの特別ページを作っている専門学校もあります。
再進学を決めた社会人の皆様の入学を心待ちにしている専門学校はたくさんありますので、安心してご検討ください!
再進学前のチェックリスト
ここまで、専門学校に再進学をするメリット・デメリットや不安解消の方法を解説してきました。
社会人が専門学校に入り直す際には現役生よりも注意点があります。それは「覚悟」があるかです。昼間部の場合、一度就職した会社を辞めてまで選ぶ道です。学歴も「専門学校卒」になります。国家資格を取得すれば手に職がつき、専門学校卒であることはあまり関係ありませんが、後悔しないためにも以下の注意点を確認しておきましょう!
専門学校に入り直す前のチェックリスト
☑本当に行きたい道なのか
☑卒業まで学ぶ覚悟はあるか
☑目的ははっきりしているか
デメリットでも解説したように、社会人から専門学校に入り直すとお金も時間もかかります。入学後は、短期間で資格取得できる分、忙しいです。なんとなくで入学してしまうと、やる気が持続しない場合も。退職するならば、それ相応の覚悟を持って専門学校に入学する必要があります。
学校選びのコツはこちら!
専門学校は募集人数が満員になると、募集を締め切ることがあります。「どこにしようか」と迷っているうちに人気の専門学校は定員が埋まってしまうこともあるでしょう。 大学を中退して専門学校に行きたい人も社会人も、専門学校を選びは現役生よりも注意が必要です。先を見据えて考えましょう。この項目では、学校選びのポイントを解説します。
1.再進学することで目的を叶えることができるか
同じ資格が取得できる専門学校でも、人気校と定員割れの専門学校があります。入学しやすい方がいい!と定員割れを選んだ場合、設備が古い可能性や資格試験対策・就職サポートが不十分であることも。
授業内容や設備をオープンキャンパス等でしっかり自分の目で確認することがおすすめです!
そのためにも自分の目的をはっきりさせ、叶えられるかを見極めましょう。
2.自分のライフスタイルにあっているか
昼間部と夜間部、2年制と3年制など、どちらの方が自分に合っているかを考える事も大事です。昼間部の場合は、社会人なら仕事を辞める必要があります。
夜間部は、仕事は辞めなくてもいいですが、コース・学科によっては日中の実習が必要になります。また、多くは3年制なので事前確認が必要です。
2年制と3年制で悩む場合も、2年制は短期間であることから忙しくなる場合があります。自分のライフスタイルにあっているのは昼間部か夜間部かをじっくり考えて検討しましょう。
3.専門学校に求めているサポートはあるか
自分にとって必要なサポートを得られるかも選ぶ時のポイントです。学費や生活費の不安がある方は、学校独自の奨学金や学費減免の制度があるかを確認しましょう。
就職先の支援があるかも大事!先ほど説明したように業界とのつながりはできやすいですが、それでも自分で就職活動をする必要もあります。
夜間部入学希望で会社を退職する予定の方は、アルバイトを紹介してもらえるかも重要なポイントです。特に製菓や医療福祉系は、業界のバイト先を紹介してもらえることがあります。学生の内から現場で経験が積めるので、夜間部希望の方は要チェックです。
自分が専門学校に入り直すときに必要なサポートも考えて選びましょう。
4.実習先や就職先はどんなところか
実習先や就職先の確認も大切です。実習先が就職先になる可能性もありますし、専門学校以外で学べる唯一の場所になります。特に看護学校は実習先を公開していることが多いです。
専門学校が携わっている施設・企業で実習が受けられる場合もあります。資格を取得し異業種に就職することを目的として再進学を検討している方は、先を見据えて専門学校を選びましょう!
入り直すまでのステップを紹介!
学び直しを決意しても、その後の行動がわからない人も多いでしょう。もしかすると、「精神保健福祉士も保育士も興味ある」「ゲームの仕事がしたいけど、どのコースがいいのか」など、複数の進路で迷っている人もいるのでは…?
専門学校に入り直すと決めた人は、最終的な方向性の決定、給付金制度が利用可能か、自分の希望する条件に合った専門学校かの確認をすることが大切です。この項目では、入学までのステップを解説します!
1.専門学校を決めるために
自己分析と最終的な方向性を決定
入学後と卒業後のビジョンを明確に。
専門学校はスペシャリストを目指すため、
「とりあえず」「なんとなく」では入学後に後悔する結果へ繋がります。
しっかり、自己分析しましょう!
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2.給付金制度が利用可能かをハローワークに確認
しかし、どの学校も対象とは限らないため
事前にハローワークで確認しましょう。
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3.資料請求/オープンキャンパスに行く
現役生だけではなく、社会人も自分の目で専門学校を見ることが大切。
「若い人の中で見学するのは…」と感じている社会人は
個別相談会がおすすめです!
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4.志望校と応募方法の決定/社会人入試の出願期間の確認
志望校を決定したら、入試日や出願期間を確認します。
社会人入試は「書類審査」+「面接」+「小論文」の専門学校もあれば
「学科試験」が必要な場合もあるのでよく確認しましょう。
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5.出願/受験
入試方法を調べたら試験に必要な対策をして、
本番に挑みましょう!
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6.合否発表/各種手続き
合格した後も大変です。
手続き期間もあるので、手続きが終了するまで
気が抜けません!
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専門学校へ入学!
社会人が志望校決定までに大事なことは、最終的な方向性の決定、給付金制度が利用可能か、自分の条件に合った専門学校かの確認です。
また、時間(スケジュール)管理・体調管理などの自己管理も同じくらい大切です。社会人は働きながら、入学までのすべての工程を行う必要があります。入学後の練習として、しっかり自己管理をしましょう!
覚悟を持って、専門学校への再進学を目指すあなたへ
社会人から専門学校に入り直すには、職場を退職する。もしくは夜間部に通い両立するなど、これまでと違う日常を送ることになります。
学び直し、再進学への決断はとても勇気のいることでしょう。
専門学校に社会人が入り直すメリットは多いですが、もちろんデメリットもあります。これまで解説したように、覚悟を持ち、しっかり調べて入学することが大切です。
なるには進学サイトでは無料で専門学校の資料請求ができ、オープンキャンパスの予約も可能です!イベント情報の確認などもできますので、なるには進学サイトも是非ご活用ください。
専門学校への再進学を検討する皆さまを、心より応援しています!