声優を目指すなら専門学校！特徴や授業内容、選び方を解説

初心者から声優を目指すなら専門学校がおすすめ

「声優になるには専門学校に行かないとダメ？」と疑問に思っている人は多いですよね。

事務所の所属オーディションやアニメやゲームなどの公募オーディションを受け夢を掴む方法もありますが、声優には専門的で高度な技術が必要です。
プロからレッスンを受け声優を目指す方が現実的でしょう。

中には「声優の養成所とはどう違うの？」と感じている人もいるのではないでしょうか？

このページでは「声優の専門学校と養成所の違い」「専門学校を選択するメリット」「専門学校で学べること」「専門学校を選ぶ時のポイント」を通して、おすすめの声優専門学校&スクールをご紹介します！

声優を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

　■目次

養成所との違い
通うメリットは3つ
学べることについて
学校選びの4つのポイント
声優を目指すならここ！おすすめの専門学校&スクールをご紹介

養成所との違い

声優に必要な基礎と技術を学べる場所が専門学校と養成所です。
前線で活躍するほとんどの声優はいずれかの卒業生。プロになるには専門学校か養成所に入るべきです。この項目ではそれぞれの機関について解説します。

2-1 初心者や学歴がほしい場合は専門学校がオススメ

専門学校は全日制で1クラス20～30人程度、学校のように通えます。ほとんどの学校が2年制で、中には寮を設けているところもあります。願書の提出後は書類選考の入試がありますが、クラスも複数あり間口は広めです。

学校により入試の内容に面談も含みます。「緊張するから嫌」という人もいますが、入試の面談で評価されると学費免除の特典が受けられる場合も。なにより、審査員に覚えてもらえれば飛躍のチャンスです。

他にも入試の受験料や入学金、学費の一部が免除される制度がある専門学校もあるので、事前に調査しましょう。

専門学校の授業は喋りの基礎、アニメや外画のアフレコだけでなく芸能界での心構えやマナー的な部分から教わるので、初心者でも安心して授業を受けられます。
声優科の他にもアニメーター科やダンス科が併設されている学校も多く、文化祭での学科を越えたコラボも魅力の一つです。
ほとんどの専門学校は認可校です。途中で夢を諦め就職活動をする場合、履歴書に学歴として記載できます。高校卒業後の進路として声優の専門学校を選ぶ人も多いです。
卒業時に複数の事務所のオーディションを受けることができたり、学校には在学中でも学校主催のオーディションに参加できたりとデビューのためのサポートも充実しています。

2-2 基礎に自信がある人や学業・仕事と両立させたい人は養成所

養成所は事務所が新人育成を目的に運営する声優育成機関です。授業は週に1～2日、夜間や休日の2時間～4時間程度で養成期間は半年～2年程度と様々です。専門学校と比べ実力主義で、授業内容も実践的になります。運営する事務所の卒業生の先輩声優から学べる機会が多いです。

入所時にオーディションと筆記試験の入試がある場所がほとんどで、専門学校よりも倍率は高め。しかし、中には名前を書くだけで誰でも入れる養成所も存在するので、評判や口コミを確認しましょう。

専門学校との一番大きな違いは非認可校で、学歴として記載できない点。授業時間が短いため大学や仕事と両立できます。専門学校と違い入所が可能な年齢も様々で、中学・高校に通いながら演技に触れるために通う人もいます。
卒業後は運営元の事務所のみを受験します。チャンスが少なく思えますが、実力があれば在籍中に即デビューも。事務所が運営しているため、マネージャーが新人を発掘すべく常に目を光らせています。

一から演技を学びたい初心者は専門学校、すでに経験がある人・学業や仕事と両立したい人は養成所など、自分に合った進路を選びましょう！

通うメリットは3つ

専門学校を選択するメリットは3つあります。

1つ目は、じっくり学べることです。業界の常識から、細かな挨拶の仕方など声優の世界には厳しいルールがあります。声優の専門学校では時間をかけて基礎から学べるため、声優になった後が安心です。
2つ目は国から認可が降りていることです。専門学校は学歴として記載できるだけではなく、通学定期の学割や、公的機関からの奨学金も受けることができます。
3つ目は業界と太いパイプがあることです。声優の専門学校は様々な事務所とパイプがあり、卒業の時に複数の声優事務所を受験できます。

様々な事務所からアニメや外画、ナレーションで活躍する声優が講師やゲストとして来校するのも嬉しいポイントです。

学べることについて

声優の専門学校ではマナーから基礎、実践まで様々なことを学びます。

近年、声優はアニメだけでなく、様々なメディアで活躍しています。
専門学校は卒業後の活躍を見据えた授業を行っているのです。

学校ごとにカリキュラムは異なりますが、主に学べることを紹介します。

4-1 しゃべりの基礎

声優は声だけで情報やセリフを相手に伝える職業です。明瞭な滑舌や正しいアクセントの訓練を受けます。腹式呼吸という基本の呼吸法も教わります。

4-2 演劇基礎

声優は声だけで相手との距離感や動作感情をすべて表現します。距離感や息遣いを覚えるさせるため、ほとんどの専門学校で舞台演技をカリキュラムに組み込んでいます。
最近は2.5次元の舞台から声優デビューを果たす人もいるので、声優兼舞台俳優を育成するために一層舞台演劇に力を入れている学校もあるようです。
アドリブ力や瞬発力を培うエチュードも学びます。

4-3 体育

役により長いセリフが続いたり、数時間叫びっぱなしになったりと声優は体力を消耗する職業です。そのためジャスダンスや体幹トレーニングが授業として組み込まれています。

4-4 アフレコ

マイク前の演技も勉強します。アニメの映像や洋画の映像に合わせ中実に声を吹き込む練習や、マイクワークも勉強します。

4-5 オーディション対策

オーディションの対策の授業もあります。事務所オーディションや仕事のオーディションでも必要なスキルです。
自己PR力や瞬発力、ポジティブな受け答えを身につけます。
このように専門学校では基礎から応用まで様々なことを学べます。アニメ声優や外画声優、アイドル声優・アーティスト声優など、自分が方向性に合う授業の専門学校を見つけましょう！

学校選びの4つのポイント

専門学校を選ぶ時のポイントは「プロ排出率」「卒業生の進路」「授業内容」「オーディションの数」の4つです。

卒業生の有名な声優を確認しましょう。プロとして活躍する卒業生を多く排出した実績は、より高いノウハウを持つ声優の専門学校である証拠です。
卒業生の進路も確認する必要があります。アニメ声優を目指すのに、卒業時受験できる事務所が外画の強い所だけでは、意味がありません。憧れの声優がどこの養成所の卒業生で、どの事務所に入ったのかを一覧にして確認すると分かりやすいです。

授業内容はwebの知識で満足せず、資料を確認し体験授業に足を運んでみてください。講師との相性で成長率は変わります。専門学校の授業が自身の描く声優像にマッチするかどうかも重要な判断要素です。専門学校は学費が高いですが、費用をかけたから良い授業を受けられるわけではありません。内容が自身に合っているか確認しましょう。極めて稀な例ですが、「演技経験者なら誰でもOK」といった講師の求人をかけている悪質な専門学校もあります。講師も授業内容と一緒に確認するのがおすすめです。

また、オープンキャンパスに参加することでAO入試の参加資格を得られる学校もあります。AO入試を希望する方は要チェックです。
オーディション＝チャンスの数のため、在学中のオーディション数も重要です。卒業時に事務所の所属オーディションはありますが、専門学校を出てもプロダクションに直接所属する人はほんの一握りという実態があります。チャンスが多い専門学校を選びましょう。