大学で気が付いた美容師という夢
「大学に進学したけど、やっぱり美容師になりたい」
高校生の頃には気が付かなかったやりたいことに、大学進学後に気が付く方も大勢います。
実際、進路相談LINEでも「大学在学中にやりたいことが見つかって、今後どのようにしたら良いのか悩んでいる」という相談を毎月のように頂きます。
またその中には「すぐに大学中退して、再進学を検討しています」という方もいます。
もちろん大学中退して美容師を目指すという方法はありますが、すぐに決めてしまって良いのでしょうか?
大学中退は進学以上に大きな決断です。
そこで今回は、進路相談での経験や調べた内容を踏まえて、
大学中退を含めた「大学生から美容師を目指すルート」と、「美容師学校に再進学をする場合のポイント」についてご紹介します!
大学中退以外も道はある!大学生から美容師を目指すルート
現在大学生という立場から美容師を目指す場合、考えられる方法は大きく3つあります。
1.大学中退して、専門学校に行く
大学中退して専門学校に進学することで、美容師を最短で目指せるというメリットがあります。
しかし中退がクセになってしまい、再進学先の専門学校も中退してしまう人もいるようです。大学中退して、専門学校に再進学をするのであれば、「絶対に美容師として活躍する」という強い意志を持っている必要があるでしょう。
また大学で奨学金を借りていた方は、専門学校に進学することで奨学金を受けられなくなる可能性もあるので注意が必要です。
2.大学中退せず、夜間や通信専門学校に通う
大学中退せずに専門学校の夜間や通信制に通うダブルスクールという方法もあります。
大卒資格も取れて、美容師資格も目指すことができますが、その分勉強などの負担が大きいです。最初は頑張っていたものの、定期試験などのタイミングでバランスが取れなくなり諦める方も多いようです。
「最短で美容師になりたいけれど、大卒資格も諦めたくない」という強い意志が必要です。
3.大学卒業後に、美容師専門学校に通う
まずは大学を卒業し、その後美容師の専門学校に通うというルートが一番安心の道です(多くの親御さんはこの道を進めるようです)。
しかし大学+専門学校で6年はかかるため、美容師としては遅めのスタートになってしまいます。
また昼間部の専門学校に通うとすると、先述2つのルートより費用負担が大きくなります。
どのルートが良いかは置かれた環境によって異なりますが、すぐにどれか一つに決めてしまうのではなく、他の選択肢も検討した上で決めましょう。
専門学校に進学する場合の選び方は?
再進学をする場合に、どのような専門学校を選んだら良いのでしょうか。気を付けるべきポイントを2つご紹介します。
◆奨学金などの学費優遇
専門学校によっては再進学の方に向けた学費サポートを設けている場合があります。
また特待で入試を突破すれば学費負担が軽減される場合もあります。必ずチェックしましょう!
◆就職やアルバイトのサポート
美容師の業界は採用の面において若い方が優遇されがちです。
ですが専門学校が業界と強い繋がりを持っていれば、就職やアルバイトの際に学校がサポートしてくれるでしょう。
有名企業ばかりとは限りませんが、大学経験者を採用している企業など、通常の採用情報では分からない情報も分かるでしょう。
大学中退して専門学校に行く前に
美容師になった方に話を聞くと「やりがいのある職人仕事」「おしゃれな恰好で働ける」「自分の名前で仕事ができる、自信がつく」という良さを挙げらます。
しかし反面で、「給料が安い」「激務」という話も耳にします。
気持ちだけが先行して大学中退をする前に、自分の人生設計を考え、どの選択肢が自分に合っているのか考えることが大切です。
その上で、再進学をしたいということであれば、自信を持って進学しましょう!
まずは学校説明会やオープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか。