再進学前はみんな不安！よくある4つの心配事
なるには進路相談室には、「専門学校へ再進学をするか」検討している方からの相談がたくさんきます。
- 「歳が少し離れているけどクラスメイトになじめるかな？」
- 「学費の準備が不安・・・」
- 「就職するときに不利になるのでは？」
- 「勉強がついていけるだろうか？」
再進学をする前は誰もが不安になるようです。
そこで今回は進路アドバイザーのナガサキが、専門学校への再進学を検討している方からよく相談される「4つの不安（学費・クラス・勉強・就職）」と、その解消方法についてご紹介します！
学費について
一番多いのは「学費」に関する不安です。再進学の学費を自分で払おうと考えている人は多いです。まとまった金額をこれまでの貯金やアルバイトで払えるか不安になるでしょう。特に大学進学時に奨学金を借りている場合には、その返済もあるため、より一層不安になると思います。
●解消方法は？
不安を解消するために、まずは奨学金の利用を検討してみましょう。まだ奨学金を活用したことがない場合は、日本学生支援機構の奨学金がオーソドックスです。
また看護師や介護・福祉分野など特定の職業を目指している場合には、地方自治体から奨学金が出る場合もあります。その他にも専門学校が独自で用意している奨学金や、学費減免制度は積極的に活用しましょう。社会人向けに制度を用意している場合もありますので、再進学の場合は要チェックです。
すでに就業経験があり「雇用保険加入期間が2年以上」など一定の条件を満たしている場合には、「専門実践訓練給付金」という制度を利用することができます。
給付対象となる専門学校の学科の場合には、最大で70％給付される可能性があります。社会人経験がある場合には、事前に進学予定の専門学校が対象校になっているか確認してみてください！
（※就業経験が公務員の場合、雇用保険の対象になっておらず、給付が受けられない可能性があるので注意！）
クラスについて
次に多い不安は「学校になじめるかどうか」です。
高校を卒業したばかりのクラスメイトと、たとえ1歳2歳しか違わないとしても、大きな不安を感じるようです。特に専門学校は大学と違い、少人数クラス制のところも多く、自分より年下ばかりの中で、クラスで浮いてしまわないか、と不安になる人も多いようです。
●解消方法は？
再進学をする人は、何かしら学ぶ目的があって進学すると思います。裏を返すと「クラスになじむ」ということは、本来の優先順位としては低くあるのではないでしょうか。
「クラスになじもうとするよりも真剣に勉強に取り組むことが、結果としてクラスになじめるきっかけになった」という話は、実際に再進学をした人から聞く話です。
それでも年齢差を気にしてしまうという人は、再進学を応援している専門学校を選んでみてはいかがでしょうか。高校生よりも社会人が多い学校であれば、同じような境遇の人とクラスメイトに出会うかもしれません。
勉強について
学校を卒業してから年数が経っていると「勉強についていけるか不安」という話をよく聞きます。専門学校であれば、入試の勉強はそこまで難しくありません。ですが、実習や実技などは、今までしてきた勉強とは異なる学びです。特に国家資格を取得を目指す専門学校などの場合には、新しく覚えることも多く不安になるようです。
●解消方法は？
苦手なことについては、時間を費やすしかありません。人より遅く勉強を始めたのであれば、人の一倍努力するしかないでしょう。
授業以外の時間で勉強するスペースはあるか、先生は個別でも質問対応してくれるか、資格試験の対策はしてくれるか、実習室などは使用できるかなど、自分にあった学習環境を確保できるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。
就職について
せっかく再進学をしても、年を重ねているので就職時に苦労するのではないかと不安になる人も多いようです。特にファッションやウェディング、デザイナーなど、若い方が活躍している分野を目指す場合は不安になると思います。
●解消方法は？
専門学校は分野に特化していることで、業界とのパイプを持っている場合が多いです。大学とは異なり、一人ひとりの就職をサポートすることは専門学校のメリットでもあります。そのためしっかりと勉強し、技術を身に着けていれば、年齢を重ねていても仕事は見つかるでしょう。
またすでに就業経験がある人の場合には、元々いた企業に復帰し、専門学校で身に着けた技術を仕事に活かしたり、卒業して就職をせずにそのまま独立する人もいるようです。
不安を乗り越え、再進学で夢をつかむ！
再進学を決めた人も、入学前はさまざまな不安を抱えていたようです。
しかしその不安を乗り越えた先に、夢を叶えるチャンスがあるのもまた事実。
専門学校の中には、再進学を応援している学校がたくさんあります。「まだ不安だ・・・」という方は、オープンキャンパスに参加して相談してみてはいかがでしょうか？
この記事を書いた人
なるには進学サイトにて進路相談を担当。
2017年10月よりLINEを通じた進路相談を開始し、2019年10月にはLINEの友だち登録数は2,000人を突破。
高校生から社会人、保護者まで、さまざまな人たちの相談に答え続けている。