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専門学校の入試情報

専門学校の入試について詳しく紹介!

■多くの専門学校で実施されている一般入試と推薦入試

ほとんどの専門学校で実施されている入試の種類として、「一般入試」と「推薦入試」が存在します。
一般入試は、高校入試や大学入試と同様、学力試験に重きを置いた入試内容となっており、時間制限のテストを実施することで入学者の選抜を図ります。
学力試験以外にも、書類選考や面接試験を組み合わせた専門学校も多く存在しますが、基本的には学力試験で合否を判断することとなります。
看護系専門学校・会計系専門学校・公務員専門学校・語学専門学校など、将来的に国家試験や難関試験の受験が控えている種類の専門学校では、学力が重視されることから一般入試の比率が高くなっています。
これに対して推薦入試は、高校時代に行った学内・学外活動や普段の学生生活において他の生徒の模範となるような人物であることが主な判断基準となっており、一般入試に比べて学力よりも人柄を重視した入試方法と言われます。
推薦入試では、高校の学校長推薦を得た後、書類選考や面接試験において入学者を選抜します。
また、専門学校によっては、なぜその専門学校に進学したいかといった内容の小論文を提出させるところも存在します。
推薦入試も、一般入試と同様、ほとんどの専門学校で盛んに行われている入試方法となります。

■AO入試や特待生入試

最近、専門学校の入試方法として増加傾向にあるのがAO入試(アドミッション・オフィス入試)と呼ばれる方法です。
AO入試は、専門学校側が求める人物像に照らし合わせて入学者を選抜する入試方法であり、志望理由書・面接試験・小論文といった試験を組み合わせることで、入学希望者の個性や適正を図っていきます。
AO入試の特徴としては、早期に入試を実施して合否を判断するため、高校卒業後の進路を早く決めたい方や希望する進路が既に決まっている方に人気の入試方法となります。
特待生入試は、優秀な学生を集めたい一部の専門学校で実施されている入試方法であり、学力試験を中心に面接試験や小論文を組み合わせることで入学者を選抜していきます。
特待生入試の特徴は、入学金の免除や授業料の減免が受けられるため、進学にあたって費用面に不安がある家庭の方に人気の入試方法ですが、その反面、入学するためのハードルは他の入試方法に比べて高いものとなります。

■最近増えている社会人入試

長引く不況の影響や終身雇用制度の崩壊によって、手に職を身につけ、自分のスキルとして高い専門性を学びたい方が増えています。
最近では社会人経験者が専門学校に入学し直し、高いスキルを身につけ、異なる分野の仕事に転職される方も増えてきました。
専門学校側としても、社会経験豊富な人材を学生として集めることで、学習意欲の高い環境を構築したいという要望もあり、社会人を積極的に受け入れている専門学校が増えています。
社会人入試では、社会経験や高校・大学を卒業している学習履歴を考慮しているため、書類選考と面接試験を組み合わせた入試内容となっています。
また、社会のグローバル化に応じて語学力がある人材も積極的に受け入れている専門学校も多く、英語のスキルが高い方は試験を突破しやすいと言われています。

 

特徴・内容
一般入試 ①学力試験
②書類選考
③面接試験
学力試験が重要視される。国家試験を受ける必要のある専門学校で重視。
推薦入試 ①学校長の推薦
②書類選考
③面接試験
学力試験は実施されない。人柄重視の選抜。
AO入試 ①志望理由書
②面接試験
③小論文
早期に合否が決まる。進路が決まっている方に最適。
特待生入試 ①学力試験
②面接試験
③小論文
入学金免除、学費の減免が受けられる。入試のハードルは最も高い。
社会人入試 ①書類選考
②面接試験
社会人経験が優遇される。語学力も優遇される傾向にあり。