進学を考える際、「専門学校と大学のどちらを選ぶべきか?」と悩む方は多いでしょう。専門学校と大学は、学ぶ内容や期間、卒業後の進路が大きく異なります。専門学校は、実践的なスキルを短期間で身につけるのに適しており、即戦力として働くことを目指す人に向いています。一方、大学は、幅広い学問を学び、理論的な知識を深めることが特徴です。
また、専門学校から大学への編入制度もあり、両者は密接に関係しています。入試方法も異なり、専門学校は書類選考や面接が中心で、大学は一般入試や推薦入試など選択肢が多くあります。本記事では、専門学校と大学の違いや関係、入試方法について詳しく解説します!
専門学校と大学の違いとは
進学を考える際、「専門学校と大学のどちらを選ぶべきか?」と悩む人は多いでしょう。両者には学びの目的やカリキュラム、卒業後の進路など、さまざまな違いがあります。ここでは、専門学校と大学の違いを詳しく解説します。
1. 学ぶ内容と目的
専門学校は、特定の職業に直結する実践的なスキルを短期間で習得することを目的としています。美容、医療、IT、デザイン、調理、福祉など、多様な分野があり、即戦力として働くことを目指します。
一方、大学では、より広範な学問を学び、理論や研究を深めることが目的です。専門知識を身につけるだけでなく、論理的思考力や問題解決能力を養うことも重視されます。
2. 学習期間
専門学校は、1年~3年(多くは2年制)のカリキュラムが一般的です。短期間で資格取得や技術習得ができるため、早く社会に出たい人に向いています。
大学は、4年制(医療・薬学・獣医学など一部は6年制)が基本です。専門知識だけでなく、幅広い教養科目を学ぶ時間が確保されています。
3. カリキュラムの違い
専門学校は実習や実技中心の授業が多く、現場で役立つスキルを習得できます。特に、医療・美容・調理・福祉・ITなどの分野では、即戦力となる技術を磨くことが重要です。
大学は、座学や研究が中心で、幅広い分野を学びながら徐々に専門性を深めていきます。論文作成やプレゼンテーション能力の向上も重視されます。
4. 卒業後の資格と進路
専門学校では、資格取得を前提とした学科が多く、卒業と同時に専門職として働けることが強みです。例えば、看護師、調理師、保育士、美容師などの資格は、専門学校で学ぶことで取得しやすくなります。
大学は、より高度な専門知識を活かした職業や研究職を目指せます。資格が必要な職業(教員・弁護士・薬剤師など)に進む場合は、大学卒業後に試験を受けたり、大学院へ進学したりすることが一般的です。
5. 入試の違い
専門学校は、一般的に書類選考や面接が中心で、筆記試験は実施されないことが多いです。特定の技能や適性が求められる場合は、実技試験が課されることもあります。
大学は、一般入試、推薦入試、AO入試など複数の方法があり、特に一般入試では大学ごとの試験や共通テスト(旧センター試験)に合格する必要があります。
6. 学費の違い
専門学校の学費は、1年間で約80万~150万円が目安です。分野によって異なり、医療や美容系の専門学校は学費が高めになる傾向があります。
大学の学費は、国公立で年間50万~60万円、私立では100万円~150万円程度です。理系や医学系の学部は高額になることが多く、4年間での総額は専門学校よりも高くなるケースが多いです。
大学と専門学校の関係性
広く浅く学びキャンパスライフで生涯の仲間をつくることができる大学と、ひとつの専門分野を深く掘り下げて学び、現場で即戦力となれるスキルや資格を身につけることを目的として進学する専門学校には、進学に対する目的意識や学校生活の送り方に大きな違いがあります。
しかし、この2つは完全に分離された進路ではなく、大学を卒業してから希望する職種に必要な資格を取得するため、または、社会人となってからキャリアアップを図るために専門学校に進学することもあります。また、逆に専門的な技術やスキルを学びながら途中で大学へ編入学することもあるでしょう。さらに、志望していた大学が不合格となり、予備校などで費用をかけて浪人生活を送るよりも、途中編入学で希望する大学へ入ることを目的として活用することもできます。
例えば、2年間の総授業時数1,700時間以上という基準をクリアすれば、4年制大学の2年次もしくは3年次に編入学できる制度があります。最短のコースを進んだ場合、2年の修了で「専門士」、大学卒業で「学士」の2つの称号を4年間で取得することも夢ではありません。
難関大学や名門大学と言われる大学への編入学は、商業実務分野のある語学系の学校が強いと言われています。これは、編入学試験の受験科目等に小論文、英語、面接が課せられることが多いためです。有名な英語能力テストを語学資格試験対策のためのカリキュラムに組まれている学校では、語学スキルを高めながら編入学試験にも有利となる学習をすることができます。万が一、編入学試験に合格できなくても学校でビジネススキルは身についているため、就職で不利になることはないでしょう。
専門学校の入試方法とは
大学への編入学を目指すにしても、短期間で実践的なスキルや資格を取得するにしても、専門学校に入るためには入試を受けなくてはなりません。最もニーズの高い医療系分野では、一般入試のほか、推薦入試、社会人入試の3つが一般的であり、AO入試はほとんど実施されていません。試験は調査書などの提出による書類審査と面接が一般的で必ず面接が実施されます。また、学校によっては学科試験や小論文が課せられることもあります。詳細な入試科目や方法は学校によって異なるため、サイトを使ってチェックするといいでしょう。
医療系以外の分野の入試では、AO入試が導入されていることがほとんどです。出願期間は6月から8月が一般的となっていますが、都道府県によって違うので事前に確認しておいた方がいいでしょう。書類審査と課題の提出などが主な選考基準となりますが、出願前にエントリーして仮申し込みをしてから本出願という流れになるのが普通です。本出願してから合格内定を得ることができます。出願のタイミングが夏季休業中となることも多いため早目に高校に調査書などの必要書類作成の依頼をしておくことを忘れないようにしましょう。
推薦入試には、指定校推薦、自己推薦の2つがあり、指定校推薦は高校に希望する専門学校の指定校推薦枠があることが前提となります。定められた評定平均をクリアしていること、欠席や遅刻などがないことが条件となるため、指定校推薦に達しない場合は自己推薦で出願するといいでしょう。
一般入試は、成績が一定基準に届いておらず、出席状況にも不安がある場合の方に向いています。書類審査の他、小論文や学科試験などが課せられることが多いため、試験に向けた準備が必要となります。