「映画が面白いかつまらないかは監督次第」、とまでいわれる、映画監督とは映画製作の「顔」となる仕事です。皆さんが映画を鑑賞するときに誰が監督をしているのか、気になる人がいると思います。
そして映画監督は、映画好きなら誰でも一度は「映画監督になってみたい!」と思えるほどの職業です。映像制作スタッフを束ね、映画制作の最高責任者である映画監督にどうやったらなれるのでしょうか?
スタッフを束ねて、俳優の素質を引き出す!
映画監督は、映画の題材、ストーリー、セリフ回し、俳優の選択と演技、小道具、セット、衣装、撮影場所など映画に関するすべての決定権があります。映画は、監督の人格や感受性がすべて反映されます。映画監督になるには、「必ず映画を撮る!」という強い覚悟と意思が必要です。
最近は、映画監督を目指す若い人たちにもチャンスが広がってきています。フィルムフェスティバルへの応募、ビデオ映画制作など多くの発表の場を通して映画監督としての才能が認められ、売上げを取れる商用の映画にプロの映画監督としてデビューするケースも多くあります。
映画監督への第一歩は、映画のノウハウについて、芸術系の大学や専門学校で学ぶことが最も一般的となっています。もちろん、専門学校を卒業したらすぐに映画監督になれる、というわけではありませんが、専門学校で映像制作を専攻する際に、知識と技術に加えて先生、友人、仲間などの人脈をしっかりと培って、将来、映画監督となる時の糧にすべきです。卒業後は、映画制作会社やテレビ局に就職して現場経験を積み、制作スタッフから助監督、さらに監督へと進むケースが一般的です。
専門学校に進学して映画監督を目指そう!
今現在、映画監督を目指す一般的な方法が映像系の専門学校に通う方法です。映像系の専門学校では、必要な知識や技術を効率よく身につけられるだけでなく、映像制作関係者との人脈(コネ)を持てることもあります。こうして培った人脈によって、映像制作スタッフから映画監督になった人も数多くいます。
映像制作を専攻科目に持つ専門学校に通ったからといって、必ずコネが持てたり、映像制作関連の仕事があるとは限りませんが、独りで学ぶよりは映画製作の現場に近づく機会は確実に増えると思われます。
専攻科目に映像制作がある専門学校を選ぶときのポイント
1 映像制作の授業の内容
先生はもちろん、映像制作に欠かせない機材や設備があるか?また、卒業後もこれらの映像制作機材を使用できるか?など、卒業後のことも視野に入れて専門学校を確認しましょう。
2 先生と映像制作関係者との人脈(コネ)
映像制作を専攻できる専門学校が一番優れているポイントは、知識や経験といったことのほかに、映像制作関係者の人脈(コネ)が得られることです。映像制作に携わる多くの人材を排出する代表的な映像制作関連の専門学校では、第一線で活躍する関係者を先生として招いたりしています。現在の映画監督の中にはこういった人脈によって映像制作業界を渡り歩き、やがて映画監督となった人が多く存在します。人脈の構築もしっかり意識して、各専門学校を筆禍うしてみてください。
3 就職の実績
現状、ほとんどの映像制作関連の専門学校が、就職先をなかなか卒業生に斡旋できていないという問題を抱えています。専門学校卒業後のことも考えて、進学を考えている専門学校が就職にどのくらいの実績があるのか、資料を取り寄せるなどして必ず調べましょう!