大学か専門学校に進学するなら、どっちがいいですか?
自分は高2年の男子で、高校卒業後の進路で悩んでいます。まだ将来の就きたい仕事も決まってません。
親は「大学に進学した方がいい。 専門学校に行くなら大学を卒業した後でも行ける」と言っているぐらいなので、親は専門学校に行くことは反対で、行くなら学費は出さないそうです。でも専門学校の方が大学より就職率がいいと聞きますし…どっちの方がいいのかわかりません。
高校2年生 男子の相談
なんだか、思い当たる話だな…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。高校卒業後の進路として、大学に通うか、専門学校に進学するか、切実な問題ですよね…迷っている人も多いと思います。どちらの学校を選んで進学するか、その選択によって、就職などあなたの今後に大きく影響します。
専門学校と大学、それぞれどのように違うのでしょうか?人によって向き不向きがあるのでしょうか? 今回は専門学校と大学についてお伝えしていきます。
やりたいことが未確定なら大学、決まっているなら専門学校
大学と専門学校の両方に通った方に、専門学校と大学にどんな違いがあるのか尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。
「大学の文系学部を卒業したあとに、デザインの専門学校に再入学しました。一番違っていたことは、学ぶ目的がハッキリしているか、どうか?ということだと思います。大学では専門教育のほかに教養科目も幅広く学んでいて、最後には卒論があることから「物事を研究する」ということを求められました。専門学校では、仕事に直結する知識や技術をしっかりと学びました。こちらは専門分野に秀でた専門家を養成する感じでした」。
大学の設置目的は、教育機関ではなく”研究機関”、一方で専門学校の目的は、その道のスペシャリスト、”専門家を養成すること”、といえるでしょう。
このことから、やりたいことやなりたい職業がハッキリ決まっているようなら、専門学校への入学が良い、ということです。専門学校への進学を通じて、社会に出た時にはスペシャリストとして活躍できることでしょう。
大学の方が社会に貢献するための準備期間に余裕がある
専門学校と大学とでは自由に使える時間にも違いがあるようです。
「時間に余裕があったのは大学です。授業の間には数時間、授業も予定もない時間があって、授業がひとつもない日もありましたが、専門学校は平日5日間はしっかりと専攻する授業があったので、大学よりハードな印象です」。
大学では、時間に余裕があるからこそ、専攻する学科の他に、サークルやボランティアなどといった、授業以外の活動にも参加ができます。今の時点で、もしやりたいことがまだはっきりとは決まっていないのであれば、時間に余裕がある大学に行くことで、自分自身が気づいていない可能性や専攻したいことが見つかるかもしれません。
就職のことを考えると、さてどっち?
上記のことから専門学校と大学、この2つは性格がハッキリと異なります。大学では余裕のある時間の中で幅広い分野を学ぶことができて、大学卒業資格を取得できることもできるので、幅広い職業への進学を視野に入れることができます。もちろん、就職活動(就活)の苦労は今や社会現象になるぐらいで、高校生の皆さんもよくご存知の通りだと思います。
専門学校では専門的な教育をキッチリ受けることができて、就職に直結した社会の即戦力となるべき技術・知識を身につけ、さらに専攻する分野によっては専門的な資格を取得することもできます。
やりたいこと、進みたい道に迷っているのか、あるいは決まっているのかを考えた上で、大学と専門学校のどちらかを選択するといいですね。
特徴ある専門学校と大学、各校それぞれをよく知るために簡単に資料請求できるページをご案内します。各校の情報をより良く知ることができれば、やりたいこと、目指したいことがハッキリすると思いますよ!