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社会人が大卒資格を取るには?通信制大学と専門学校の併修制度を解説

就職や転職、キャリアアップを考える際に大卒資格の取得を検討される方は多いですよね。

大卒資格を得るには既定の条件を満たし大学を卒業する必要がありますが、実は通信制大学や併修制度のある専門学校でも大卒を目指せます。

そこで今回は、「大卒資格を取得する5つの方法」「働きながら学びたい方に通信制大学がオススメの理由」「同時に必要なスキルも身につけられる専門学校の併修制度」について解説します!

通信制大学や併修制度のある専門学校への進学を検討していらっしゃる方はぜひ最後までご覧ください。

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Pick up!

大卒資格を取得する方法は5通り!

大卒資格とは、124単位を修得し卒業論文に合格することで授与される学士の学位を指します。

中卒資格・高卒資格については「中学校卒業程度認定試験 」「高等学校卒業程度認定試験 」を受験し合格することで得ることができますが、大卒資格については認定試験が存在せず、大学や併修制度のある専門学校で学ぶか、大学改革支援・学位授与機構を利用するかしか方法がありません。

この項目では、「大卒資格を取得する5つの方法」を解説します!「オススメの大卒資格取得方法だけを知りたい!」という方は次項「社会人が学士を取得するなら通信制大学がオススメ」と「専門的な資格も取得したいなら併修制度のある専門学校が◎」をご覧ください!

①大学で学ぶ

大卒資格を取得する最も一般的な方法は、大学で学ぶ方法です。高校卒業後の進学先としての選択肢ではありますが、中には社会人入試を実施しているなど、大卒資格を目指して大学で学んでいる社会人の方もいらっしゃいます。

しかし、4年間日中に通学する時間を設ける必要があるため、働きながら大卒資格を取得したい社会人の方の再進学先としては少しハードルが高い一面も。また、一般入試を利用して入学を目指す場合には受験の準備期間や費用も余分にかかるので注意が必要です。

②大学の夜間部で学ぶ

日中大学に通えないけれど、通学制の学校で大卒資格を取得したい…という場合には、夜間部がある大学という選択肢も。夕方から授業が始まるため、働きながらでも学べます。

ただし、残業などが多い仕事の場合は、授業に間に合わない可能性も出てきてしまうので注意が必要です。また、通学制の大学同様に入試も必須なので、しっかりと入学のための準備期間も設ける必要があります。

③通信制大学で学ぶ

通信制大学は、自習と年間に数日のスクーリング(通学)を組み合わせて学ぶ正規の大学教育です。立地的・時間的な制約が少ないため、社会人の方が大卒資格を取る際には非常に適した環境といえるでしょう。入試もなく書類のみで入学できるほか、通信制であることから学費も抑えて学べるのも嬉しいポイントです。

ただし、通信制であることから、IT・情報系以外の理系の学部・学科を目指したい場合には通学制の大学を選択する必要があります。また、自習がメインであることから自己管理能力を求められるため、卒業までのハードルは通学制の学校と比べ高い傾向にあります。

しかし、目標がしっかりしていればモチベーションも維持しやすいので、自分のペースで大卒資格の取得を目指したい方にはおすすめです。高卒・専門卒・短大卒の方や大学に2年以上在籍し62単位以上を習得している方は3年次編入が可能なため、大卒資格取得までの道のりを短縮ることもできます。

④大卒資格を同時取得できるコースを持つ専門学校で学ぶ

専門学校を卒業すると専門士という学位が授与されますが、一部の専門学校ではカリキュラムの中で通信制大学の学びを併修することで学士の資格を同時に取得できる学校もあります。

専門学校の強みは、面倒見の良さ。資格取得に向けたサポートや手厚い就職支援なども受けられるので、専門的なスキルを実践的に学び身につけながら大卒資格も取得したい方は併修制度のある専門学校がおすすめです!

ただし、2つの学校に同時に通うようなイメージになるので忙しいこと、学費が高額になることは注意点といえそうです。

⑤大学改革支援・学位授与機構を利用する

短大卒・高専卒・専門学校卒・大学中退などの学歴を持つ方を対象に、大学などで追加で単位を修得し一定の学修を積み上げた後、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構に申請をすることでも学士の学位を得られます。

ただ、例えば大学中退後にこの方法で大卒資格を得たとしても、履歴書に○○大学卒業というような記載の仕方はできないため注意しましょう。

このように、大卒資格は「4年制の通常の大学」「大学の夜間部」「通信制大学」「併修制度のある専門学校」「大学改革支援・学位授与機構」のいずれかの方法で取得できます。

中でも、働きながら学費を抑え自分のペースで学びたい社会人の方には通信制大学、専門的なスキルを身につけつつ丁寧なサポートを受けながら大卒資格を取得したい方は併修制度のある専門学校がおすすめです!

社会人が学士を取得するなら通信制大学がオススメ

社会人が大卒資格を取得する際、最も一般的なのが通信制大学でしょう。この項目では、社会人が大卒資格を取得する際に通信制大学がオススメな理由をご紹介します!

通信制大学がオススメの理由

①豊富な学部

通信制大学は文学部はもちろん、建築学科や福祉系の学部、心理学部など、様々な学部が開設されています。また、中には必修科目がなく、分野を越えて学べる学部を持つ通信制大学も。ご自身の興味に合わせ学部を選べるのは、通信制大学で大卒資格取得を目指すメリットです。

ただし、医療系などの実習がメインになる学部や、情報系以外の理系の学部は通信制大学では開設されていないので、学びたい分野によっては通学制の大学を選択する必要があります。

②学費を抑えながら自分のペースで学べる

通信制大学は、テキストやメディアを使用した自習をメインに学びつつ年に数回程度通学のスクーリング授業に参加し、レポートや単位認定試験に合格することで単位を積み上げ大卒資格取得を目指します。卒業すれば大卒資格が取れるのはもちろん、国家資格や国家試験の受験資格も同時に取得できます。

自分のスケジュールに合わせて好きなタイミングで学べるので、働きながらも最も無理なく学んで大卒資格取得を目指せます。さらに、施設利用料や人件費を削減できることから、通学制の学校と比べ大幅に学費を抑えられるのも大きな魅力。

スクーリングが発生する場合もありますが、土日や夏期休暇、平日夜など調整しやすい日程でスケジュールが組まれているほか、近年はオンラインスクーリングが充実している通信制大学も多いので忙しい方も安心して学べるでしょう。

③入試がない

大卒資格取得を考える際ネックになるのが入学試験。社会人には勉強の習慣がないため、現役生と入試で戦うにはお金と時間をかけて対策が必要です。

しかし、通信制大学は入試がなく書類選考で入学が可能なので、大卒資格を目指す社会人でも気軽に挑戦できます。

④編入制度を利用すれば卒業の近道に

大学、短大、専門学校を卒業もしくは2年以上在籍し62単位以上を習得している場合、3年次以降に編入が可能なため、在籍期間を2年に短縮できます。

取得する単位が減れば学習継続のハードルも下がるので、何らかの学歴があり大卒資格取得を目指している社会人にはおすすめです。

通信制大学で大卒資格を目指す注意点

学費を抑えつつ自分のペースで学べる通信制大学ではありますが、注意点として通学制の大学よりも卒業率が低い傾向にあることが挙げられます。

自習がメインである分スケジュール管理やモチベーション維持を自分で行う必要があるため、卒業率は通学制の学校と比較して低いです。「大卒資格を取る!」という強い意志を持ち入学しましょう。

もし、手厚い指導を受けながら大卒資格取得を目指したい…という場合には、次項でご紹介する大卒資格を取得できるコースのある専門学校を検討してみるのもよいかもしれません。

また、通信制大学は通学制の大学と違い華やかなキャンパスライフはないので、友好関係を築けるような学生生活を送りつつ大卒資格取得を目指したい方も注意が必要です。

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専門的な資格も取得したいなら併修制度のある専門学校が◎

社会人の方が大卒資格を目指す場合、もう一つおすすめなのが併修制度で大卒資格を取得できる専門学校です。

この項目では、大卒資格取得を目指す社会人の方に併修制度のある専門学校がおすすめの理由を解説します!

専門学校がオススメの理由

①難しい受験がなく、社会人向けの精度も充実している

社会人が大卒資格取得を目指す際、最初のハードルは入試ですよね。専門学校の場合も通信制大学同様、大学のような難しい入試はないため事前に費用と勉強時間の確保はいらない場合が多いでしょう。

また、多くの専門学校では社会人入試や社会人向けの奨学金なども用意されているのも嬉しいポイントです。

②面倒見がよい環境で学べる

勉強にブランクのある社会人の方が、いきなり大卒資格を取るために学び始めるのは非常に緊張しますよね。しかし、専門学校は非常に面倒見がよく、教員から丁寧な指導を受けられるので一人で学ぶのが苦手な社会人の方も安心です。

大卒資格を目指し一人でコツコツ学ぶのは不安という方は、併修制度のある専門学校を検討してみるのもおすすめです。

③専門的なスキルを身につけ資格も同時取得できる

専門学校はその道のプロを養成する機関です。大学よりもより実践的にその職業に特化した分野を専門的に学びます。

そのため、大卒資格を修得しながら専門スキルも欲しい!という場合には併修制度のある専門学校は適した環境となっています。

④就職サポートが充実

専門学校はゴールとして就職を掲げている場合がほとんどなので、就職のサポートも非常に手厚いです。大卒資格を取得し、専門的なスキルを身につけながら異業種転職をしたい!という方には就職支援の手厚い専門学校も選択肢に入ってくるでしょう。

専門学校で大卒資格を目指す注意点

しかし、併修して大卒資格を取れるコースを持つ専門学校には、注意すべき点も。それは、学費が高いことです。

専門学校は通学制であり、設備もプロの現場と同等で面倒見も良いため一定の額の学費がかかりますが、そこにさらに通信制大学の学費が加わる形で実質約2校分の費用が必要になります。

そのため、大卒資格を通信制大学で取得するのと比べると、専門学校は費用が高くなる点は注意が必要です。

社会人が大卒資格を取得するなら通信制大学か専門学校の併修制度がオススメ!

社会人が大卒資格取得を目指す場合、大学、大学の夜間部、通信制大学、大卒資格を同時取得できるコースのある専門学校、大学改革支援・学位授与機構の利用の5通りの方法があります。

その中でも、難しい入試を避けて大卒資格を取得するなら「通信制大学」か「併修制度のある専門学校」がオススメです!

学費を抑え自分のペースで学びたい方は通信制大学、時間を確保できる代わりにしっかりと丁寧な指導を受けたい方は専門学校…というように、ご自身にあった方法で大卒資格取得を目指しましょう。

学校を選ぶ際は、それぞれの学校の公式サイトや資料を確認するのはもちろん、オープンキャンパスやオンライン相談会で詳しく話を聞いてみるのもおすすめです。また、なるには進学サイトに掲載のある学校は無料でイベント申し込みや資料請求もできるので是非ご利用くださいね。

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

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