転職を検討する高卒の社会人の方の中には、「簡単に大卒資格を取得したい」と考えていらっしゃる方も多いですよね。
結論からお伝えすると、大卒資格を取得するにはやはり努力は必要不可欠であり、決して簡単な道のりではありません。
しかし、社会人の方が仕事を続けながら無理なく大卒を目指す方法はあります。
そこで今回の記事では「大卒資格とは何か」「学士の学位を得る5つの方法」「大卒を目指すメリット・デメリット」「大卒を目指す社会人に通信制大学がおすすめな理由と注意点」をご紹介します!
少しでも簡単に大卒資格を取得したい方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
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そもそも大卒資格って?
大卒資格とは、大学を卒業した人に授与される「学士」の学位を指します。
学士号(大卒資格)は、4年制の大学で124単位以上を取得し卒業論文に合格するなど、必用な要件を満たし卒業することで取得が可能です。
国の定める高等教育機関を卒業すると授与されるのが学位であり、短大は短期大学士、大学院なら修士・博士、専門学校なら専門士・高度専門士というように、校種や在籍期間により与えられる学位の名称は異なります。
高卒資格と大卒資格を持っているのとでは雇用形態や給与などの待遇面で差が出る場合や、応募できる求人の量が異なるため、高卒の社会人の方が転職をする際に大卒資格の取得を目指す場合があるようです。
大卒資格を得るのは簡単?学士の学位を得る5つの方法
異業種転職やキャリアアップのために大卒卒業資格を目指す際、気になるのは「簡単に大卒資格を取る方法」ですよね。
残念ながら、大卒資格を簡単に取得する方法はありません。しかし、ご自身のライフスタイルにあう大卒資格の取得方法を選ぶことで、スケジュール調整などは簡単になります。
この項目では大卒資格である「学士を取得する方法」をご紹介しますので、少しでも簡単に目指せそうな方法はどれかチェックしてみてくださいね。
■4年制大学で学ぶ
1つ目は、4年制の大学へ入学し学ぶ方法があります。対面で学びながら4年間で124単位を取得し、既定の卒業論文などに合格すると大卒資格を取得できます。
入学のために難易度の高い入試を突破する必要はあるものの、授業自体はその場で質問がしやすい環境であり学びやすいでしょう。
ただし、社会人の方の場合学費や通学時間がデメリットとなり、働きながら大卒資格を目指すのは非常に難しいです。
■大学の夜間部
2つ目の方法は夜間部(二部制)の大学で学ぶ方法です。大学の夜間部は通学制の大学が持っている夜間に学べる課程のこと。
日中は働きながら夜間に学べるので、通常の大学と比較するとスケジュール調整は簡単です。しかし、夜間部は少ないため、通える地域に行きたい学部の夜間部があるかどうかしっかりとチェックする必要があります。
■通信制大学
大卒資格の取得方法3つ目は、通信制大学です。通信制大学は自習と年数回のスクーリングを組み合わせて124単位を修得し卒業を目指します。
自習がメインとなること、通学が少ないことからスケジュール調整が簡単なため、社会人の方ができるだけ簡単に大卒資格を取得するには通信制大学が向いていると言えそうです。
ただし、入試もなく誰でも簡単に入学でき、学費も抑えられるものの、自己管理が必要になるため卒業は簡単でない旨は覚えておきましょう。
■大卒資格を同時取得できる専門学校
専門学校の中には4年間をかけて専門学校と通信制大学のカリキュラムを併修するカリキュラムがある学校も。こういった専門学校も社会人の方が大卒資格を取得する際の選択肢になります。
専門学校は面倒見がよい環境ではありますが、2つのカリキュラムを学ぶのは忙しいこと、学費も高額になることから社会人の方が専門学校で大卒資格取得を目指すのは簡単ではないかもしれません。
■大学改革支援・学位授与機構
社会人の方が大卒資格を取得する最後の方法は、大学改革支援・学位授与機構を利用することです。
短大、専門学校、高等専門学校、高校等専攻科を卒業・終了した人が対象で、足りない単位を修得した場合に学士の学位を授与されます。条件に当てはまる方は費用を抑えて比較的簡単に大卒資格を取得できるでしょう。
ただし、大学改革支援・学位授与機構、扱いは大卒資格取得者と同等になるものの、履歴書などに「○○大学卒」というような書き方をできるわけではありません。学歴を活かし単位を積み上げながら大卒資格取得を目指せますが、履歴書に大学名を書きたい方は簡単な道ではなくとも上記4つの方法での取得が必要です。
大卒を目指すメリット・デメリット
前項では大卒資格を得る方法をご紹介しましたが、実際に大卒資格取得を検討するにあたり知っておきたいのがメリット・デメリットですよね。
次は、実際に「大卒資格を取得するメリット・デメリット」について見ていきましょう!
大卒資格を目指すメリット
①応募できる求人の幅が広がる
一部の大手企業は求人を募集する際、応募条件として大卒資格を含めている場合があります。
転職の際に応募できる求人の幅を広げたい場合や、ご自身が就職したい企業が大卒者のみを募っている場合には、大卒資格を取得が必要不可欠。
簡単な道のりではありませんが、応募できる求人が増えればそれだけ選べる仕事が増えるので大きなメリットとなるでしょう。
②大学を卒業することで取得が楽になる資格がある
国家資格を含め、大卒資格を得ておくことで受験が可能になる資格や、実務経験などの受験条件が緩和される資格があります。
大学卒業と同時に何か資格取得を検討している場合には、目指している資格の受験条件を確認しておくのがおすすめです!緩和されれば大学を卒業することで大きなメリットを得られるはずです。
また、大学は卒業と同時に様々な資格取得を目指せますので、目指したい資格に合わせ大学を選ぶのも一つの選択肢です。
③高卒よりも待遇が良い場合が多い
高卒と大卒では、雇用形態や給料、昇進などに差が出る場合が多いです。より良い条件で転職先を探すことを目的としている場合には、大卒資格の取得はメリットになるでしょう。
ただし、職種や企業によっては学歴よりもスキルが重視される場合も。大卒資格の取得は簡単ではないので、ご自身が目指す職種や入社したい会社に合わせ必要なのかどうかはチェックする必要があります。
大卒資格を目指すデメリット
①時間がかかる
大卒資格を取得するデメリットは、時間がかかることです。すでに専門学校・短大卒業や大学中退などの学歴がある場合、編入制度を利用し卒業までの期間を短縮して卒業を目指すこともできますが、それでも最短2年以上時間がかかるので簡単に取得できるとは言えません。
転職を急ぎたい方にとってはデメリットになる場合もあることを理解しておきましょう。
②学費が高く、まとまったお金が必要
大卒を目指すのが簡単でない理由として、お金がかかる点も挙げられます。通学制の大学であれば高額な学費がかかるのはもちろん、通学制より学費の工面が簡単な通信制大学であってもある程度まとまった額は必要になります。
大卒資格が必要ない職種への異業種転職を目指している場合には、費用をかけて大卒を資格取得することがデメリットになる場合もありそうです。
大卒を目指す社会人に通信制大学がおすすめな理由
通信制大学は正規の大学教育で卒業すれば通学制の大学同様に学士の学位を授与され大卒資格を得られます。
卒業は決して簡単ではないものの、社会人の方が大卒資格取得を目指す場合に適した環境があるのは通信制大学です。
この項目では、社会人の方が比較的簡単に大卒資格を取るのに「通信制大学がオススメである理由と注意点」を解説します!
比較的簡単に大卒を目指すのに通信制大学がおすすめの理由
①自習がメインだから自分のペースで学びやすい
通信制大学はテキストやメディアを使用した学習がメインとなるため、働きながらでも自分のペースで学びやすいです。仕事終わりにコツコツ学ぶもよし、休日にまとめて学ぶのもよしなので、自分の都合に合わせ学習計画を立てられます。
年に数回のスクーリング(通学)は発生するものの、通学制のように毎日通学する必要はないのでスケジュールの調整は比較的簡単でしょう。また、近年はスクーリングなしで卒業できる通信制大学も増えつつあるので、学部によっては通学不要の通信制大学を選ぶのもよいかもしれません。
②学費を抑えられる
大卒資格を取得するのが簡単でない理由に学費があります。しかし、通信制大学は施設利用料や人件費といった費用を削減できるので通学制の大学より学費が安く、学費の工面も比較的簡単です。
また、働きながら大卒資格を目指せるので、通学により在学中の収入が大幅に減るのも避けられます。
③入学試験がない
社会人が大卒資格取得を目指す際、通信制大学が比較的簡単とされる理由の一つが入試がないことです。通学制の大学の場合、入学・編入にしろ入試があり、その対策にも時間やお金がかかります。中には社会人入試を実施している大学もありますが定員が限られていたりと入学が簡単でないのは間違いありません。
その点、通信制大学は一部の学校を除き書類選考や簡単な小論文で入学ができるので特別な対策は一切なく、誰でも簡単に入学できるのです。
④学歴があれば編入も利用可能
専門学校・短大・大学を卒業している場合や、大学に2年以上在学し62単位以上を修得している場合、通信制大学の3年次に入学が可能に。通信制大学は入学が簡単ではあるものの、自習がメインでスケジュール管理能力やモチベーションを維持する力が求められ、卒業は容易ではありません。しかし、3年次に編入が可能な場合在学期間を短縮できるため卒業までの道のりがぐっと簡単になりますので、何らかの学歴がある方が大卒資格取得を目指すにも通信制大学はオススメです。
他の方法と比べ比較的簡単に条件を満たせても、注意点はある
通信制大学は、他の方法と比べると通う条件の面で比較的簡単に大卒資格取得を目指せます。しかし、注意すべき点も。
注意点についても解説しますので、参考にしてみてくださいね。
①卒業までの道のりは簡単ではない
大卒資格を簡単に目指せそうなイメージのある通信制大学ですが、実は通学制の大学よりも卒業率は低い傾向にあります。高い自己管理能力が求められるため、通信制大学で大卒資格を取得するのは簡単ではないことは理解したうえで、しっかりと学び方などを調べ自分に合っているかを見極めてみてください。
②理系の学部は少ないので注意
通信制大学は文学部や経営学部、法学部などはもちろん芸術系の学部など、通学制の大学と同様に様々な学部があります。しかし、自習がメインとなることから理系の学部については実験などが不要なIT・情報系の学部のみとなっているので注意が必要です。また、実習科目が必要になる専門的な資格などは通信制大学では取得できない場合も多いので、ご自身の目的に合っているかはしっかりと確認しましょう!
まとめ:簡単ではないものの働きながら大卒は目指せる!
大卒資格を取得したい場合、社会人の方であれば働きながら学費を抑えて学士を得られる通信制大学がおすすめです!
入試などがなく自習がメインのため、他の選択肢よりは比較的簡単に大卒資格取得を目指せます。しかし、自己管理が求められることから卒業率は低く、通信制だから簡単ということはありません。
通信制大学で大卒資格取得を検討したい場合には、しっかりと事前に説明会などに参加し学び方が合っているかを確認したうえで出願するようにしましょう!
簡単な道のりでなくとも、学びたいことや卒業後の目標を明確にしていると頑張りやすいので、ぜひ大卒資格取得に向け頑張ってみてくださいね。