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大卒資格を取得するメリットは?おすすめの取得方法をご紹介!

ネクストキャリアや収入アップを目指して「大卒資格」を取得するべきか悩んでいる高卒・専門卒の方へ!

社会人として経験を積んではいるものの、今後の収入やキャリアを考えると大卒資格を取得した方がいいのだろうか。けれど長い期間と費用をかけてまで取得するメリットがあるのかわからない。そう悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

すでに社会人として働いている場合、仕事をしながら学ぶ時間を確保し勉強に向きあうことは容易ではありません。できれば大卒資格を取得するメリットを明確にしておきたいですよね。

本記事では、大卒資格のメリット大卒資格を取得した方がいいケース。またデメリットや注意点
働きながら大卒資格を取るおすすめの方法についてご紹介いたします。

大卒資格とは?取得する為にはどうしたらいい?

大卒資格とはどんなものでしょうか?この項目では大卒資格についてや、取得する為の条件や方法を解説いたします。

大卒資格とは

大学を卒業することで得られる「学士」のことです。
つまり、大卒資格を取得する為には、大学で必要単位を修得し、卒業する必要があります

大卒資格を得るための方法

①大学を卒業する
②大学の夜間部や通信課程を卒業する
③大学改革支援・学位授与機構に申請する

上記のように、大卒資格を得るには大きく分けて3つの方法があります。

「通信制大学は学歴にならないのでは?」と言われることがありますが、通信制大学も立派な学歴となります。働きながら学びたい社会人にとって、オンラインで学べる通信制大学は適しているといえるのではないでしょうか。

学ぶ期間について

学ぶ期間については各々の状況によって変わってきます。

高卒や1年制の専門卒の場合、大卒資格を取得する為に4年間の学びが必要となります。
短期大学や2年以上の専門学校を卒業、また大学を中退した方は、編入学ができる可能性があり、その場合は最短で大卒資格の取得が可能となります。学校ごとに条件や編入できる専攻は限られていますので、該当しそうな場合は大学に問い合わせることをおすすめいたします。

大学改革支援・学位授与機構について

大学を中退した方(2年以上在籍・62単位以上を修得)。短大、高専を卒業した方は、大学改革支援・学位授与機構に申請すると、大卒資格を取得できる可能性があります。

足りていない単位を取得した後、必要書類を提出し授与機構で審査が通れば、大卒資格を得ることができます。1単位ずつ履修できる通信制大学で単位を得ることで補填できます。

大卒資格を取得する5つのメリット

社会人が大卒資格を取得するメリットをみていきましょう。

①条件が「大卒以上」の求人に応募でき、選択肢が広がる

転職や正社員での就職を目指す方は、大卒資格を得ることで選択肢を広げることができます。

大企業や大手上場企業など希望する会社の求人が「大卒以上」の場合は、大卒資格を取得していることでスタートラインに立つことができます。大卒以上が条件の企業に応募したい方にとってはメリットとなるでしょう

大卒以上と明記していなくても、歴史のある企業や知名度の高い企業などは学歴を重視する傾向にあり、一つの判断基準としている場合もあるようです。

②収入が上がる可能性がある

平均年収を比べると、大学卒と高卒では約100万円前後の差があるという統計結果があります。詳しくは厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」をご参照ください。

多くの会社では基本給の設定が高卒と大卒で違う場合も多々あります。同期入社で仕事内容は同じなのに給与が違う!ということもあるかもしれません。

もちろん学歴だけではなく能力や積極性、コミュニケーション力など、本人の努力で収入がアップすることもあります。
しかし長い目で見た時に学歴による収入差を埋めたい!と思う場合は、大卒資格を取得することがメリットになると言えそうです。

③大卒で受験が可能な国家試験等にチャレンジできる

大卒資格があることで受験できる国家資格があります。

社会福祉士、看護師、保健師、精神保健福祉士、助産師、臨床工学士、臨床検査技師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、甲種危険物取扱者、診療放射線技師、獣医師、管理栄養士、薬剤師など、目指したい職業がある場合は、専門分野を学びながら大卒資格を取得し国家資格にチャレンジすることができます

④大学を卒業することで取得できる国家資格や免許も!

小学校教諭一種・幼稚園教諭一種・中学校・高等学校の教諭免許状や保育士、司書など、学校を卒業することで取得できる国家資格もあります
大卒資格取得と一緒に国家資格を取得することも可能ですので、もし希望する資格がある場合は、該当の学部がある大学で学ぶことで効率よく取得することができます。

⑤海外で働きたい方には大きなメリット!

海外で働くには就労ビザが必要ですが、そのビザを取得する為の条件として「原則大卒以上」としている国が多くあります
アメリカ、カナダ、中国、香港、韓国は原則大卒以上が必要条件となっています。
国ごとに規定は変わってきますので、各国のホームページ等でご確認ください。
どちらにしても海外での活動を視野に入れている方は、大卒資格を取得していて損は無いでしょう!

また永住権を取得したい場合も、大卒資格が有利に働く国も多くあるようです。
海外移住、海外就労を目指す方にとっては、大卒資格を取得することが大きなメリットとなりそうです。

大卒資格を取得する上でのデメリットと注意点

「大卒資格」そのもののデメリットは特にありません。持っていれば何かしらのメリットとなります。しかしこれから取得する上でのデメリットはあります
デメリットを一つ一つ確認しながら、本当に大卒資格を取得した方が良いかをしっかり考えてみることをオススメいたします。

①取得までの時間がかかる

高卒から大卒資格取得を目指すには、最短でも4年はかかります。
仕事をしている場合は、働きながら学ぶ時間や環境を確保しなければいけないため、さらに時間がかかる可能性もあります。
働きながら、また育児をしながらなどマイペースに学びたい方は、長期戦になることを見据えていくことを覚悟して取り組んでいく必要があります。

②お金がかかる

入学金や授業料など、初年度は学費としてある程度まとまった費用が必要となります。
施設利用費をはじめ教材費などもあるので、在学年数が増えるとさらに費用がかかることも!特に通学制の昼間部、夜間部は4年間にかかる費用をしっかりと確保しておくことが必要です。

教育給付金制度や各種奨学金などを利用して学費の補填することもできますので、少しでも軽減したい場合は各種補助金などを確認しておくことをオススメいたします

③働きながら学ぶモチベーションを保ち続ける

社会人にとって一番の壁となるのは、働きながら学び続けることではないでしょうか。仕事でのイレギュラー対応や残業などもあるでしょう。疲れて何も手につかない…そんなこともあるかもしれません。そんな時にモチベーションを保ち続けていくことは簡単ではないと思います。

大卒資格を何としてでも取得したい!取得したらこんなことをする!など、明確な目標を持って学ぶことがモチベーション維持につながるのではないでしょうか。

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働きながら大卒資格を取得したい人必見!おすすめの方法は

働きながら大卒資格取得を目指す社会人にオススメの方法をご紹介いたします。

費用を抑えて通信制大学でマイペースに学ぶ!

<通信制大学のメリット!おすすめな理由①>
学費が安い!

スクーリングや実習等の有無でも費用が変わってきますが、通信制大学の学費は4年間で約100万前後となります。費用をなるべく抑えて大卒資格を取得したい方におすすめです。

<通信制大学のメリット!おすすめな理由②>
入学試験が無い!

通信制大学には入学試験が無く、書類選考のみで入学できる学校がほとんどです。勉強から離れてしまった社会人にとって、試験勉強の時間を取らずにすぐに学び始められるというのは大きいですよね。

<通信制大学のメリット!おすすめな理由③>
通学の必要が無い!

働きながら学ぶ社会人にとって、会社から学校、学校から自宅など、日々の通勤通学は思いのほか大変になるかと思います。しかしオンラインで受講が可能な通信制大学なら、通学せずに自宅など好きな場所で学ぶことができます。
マイペースに自分で時間を調整しながら学びたい方にとっては大きなメリットになるでしょう。

<通信制大学のメリット!おすすめな理由④>
全国各地・海外などどこからでも学べる!

通信制大学にはスクーリングといって実際に大学に通学して授業をうけて単位を取得する必要や、実技などの実習が必要な学部もあります。しかし最近では完全オンラインで卒業できる通信制大学も登場しています。実際に海外から日本の通信制大学を受講し大卒資格を取得した方もいらっしゃいます。
遠方で通学が難しい方、また海外から受講したい方は、ぜひオンライン完結の通信制大学を検討してみてはいかがでしょうか。

大学の夜間部に通い、学ぶ時間をしっかり確保!

もう一つのオススメの方法は二部制の大学の夜間部に通うことです。
通学の時間を確保しなければならない事は大変ですが、自分でスケジュールを立てて学ぶのが苦手な方にとっては、勉強できる環境に身を置いてじっくり学びと向きあえる夜間学部はおすすめの方法です。
また対面で授業を受けられるので、疑問に思ったこともその場で解決することがしやすいのもメリットと言えます。

夜間部は働きながら学ぶ仲間も多くいるため、クラスメイトと共に学ぶことで切磋琢磨しながらモチベーションを維持できるのも魅力です。

メリットを感じたら動いてみよう!

大卒資格を取得するメリットやデメリット、働きながら大卒資格を取得するおすすめの方法についてご紹介いたしました。

大卒資格を取得するメリットと、取得までの道のりや費用面などを照らし合わせて、ご自身にとって必要だと感じたら大卒資格取得に向けて動き出しましょう!

大卒資格取得のみを目指したい方、専門分野を学びたい方、国家資格取得を目指したい方によっておすすめの大学は違ってきます
目的が決まったらそれぞれの方向性にあった大学の資料を確認したり、オープンキャンパスや学校説明会に参加して学び方や費用のことなどをしっかりと確認したりすることをおすすめいたします!

なるには進学サイトでは通信制大学を始め各大学の資料も取り扱っておりますので、気軽に資料を請求してみてくださいね。皆様の新たな挑戦を心より応援しております。

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

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