介護福祉士や社会福祉士をはじめ多くの人が福祉の現場で働いています。
そんな福祉の仕事の中でも、公務員として働く際に資格取得が必要になるのが「社会福祉主事任用資格」です。
今回はそんな福祉の現場で活躍する際に役立つ「社会福祉主事任用資格」についてご紹介します!
「社会福祉主事って?」「活躍の場」「社会福祉士との違い」「なるには欠かせない資格の取得方法」などについて解説しますので、気になっている方はぜひチェックしてみてくださいね。
また、ページの最後で社会福祉主事になるにはオススメな通信制大学もご紹介します!
※本ページはプロモーションが含まれています
Pick up!
星槎大学[通信教育課程]
星槎大学では共生社会を創造できる人材育成に取り組んでいます。学びたいと思ったときが学びの適齢期であるという考えから、強い意欲をもって学ぼうとする皆さんを、性別・年齢などを問わず、国内外広く受け入れています。(詳しくはこちら)
社会福祉主事って?
社会福祉主事とは、都道府県や市町村などで社会福祉に関する仕事をする際に必要となる任用資格の一種です。
任用資格というのは、公務員として就業し特定の業務を担当する際に必要となる資格のことを指します。
また、この社会福祉主事という資格は=職業名というわけではありません。
特定の業務を行う際に必要になる資格ではありますが、実際に働く場所により役職名は異なり、例えば行政の福祉事務所の場合にはケースワーカーやスーパーバイザーなど、担当する役割に応じた役職名があります。
さらに、社会福祉主事になるには資格を取得するだけではなく、公務員試験に合格し、福祉事務所に配属されなければなりません。
ただ、社会福祉主事の資格は福祉施設で働く際にも求人の応募条件となっていることも多く、福祉に関わる仕事をする際には大いに役立つ資格と言えるでしょう。
社会福祉主事の平均的な給料は、一般行政職で約40万円、福祉職で約33万円で、一般労働者の平均月収である30万円を上回っています。
社会福祉主事の資格の証明方法
社会福祉主事は任用資格のため、免許証や資格証明書がありません。社会福祉主事になるには必要な要件を満たせば資格を取得したこととなり、公的機関などへの申請も不要なようです。社会福祉主事の資格があることを職場に証明するには、大学の卒業証書と修得した科目が記載されている大学の成績証明書の提出をするしかありません。
ただし、社会福祉士と精神保健福祉士は社会福祉主事の任用取得を持つと定められていいます。そのため、社会福祉士・精神保健福祉士の資格を持っている方はその登録書が社会福祉主事の資格を証明することも可能です。
活躍の場と仕事内容
社会福祉主事は福祉の力を必要としている方から相談を受けるのがお仕事。
ただし、社会福祉主事の資格を持っていても、社会福祉主事という役職として働くわけではありません。社会福祉主事の資格を持っているとケースワーカー(現業員)もしくは、スーパーバイザー(査察指導員)に任用され活躍する形となります。
ケースワーカーは、生活に関する悩み聞き出して相談に乗って必要な支援の内容を決定し、他の職種の人や医療機関などと連携して、自立へ向けた支援や助言を行っています。
スーパーバイザーは同じ社会福祉主事の資格を持つ人でも、ケースワーカーを監督し指導する立場にあるポジションの役職です。
一人一人に合った対応を求められるケースワーカーが判断に悩んだ際にスーパーバイザーが指示を出します。
また、スーパーバイザーは手続きなどの業務の進行管理や福祉事務所の職員の管理なども仕事の1つとして請け負っています。
社会福祉主事の資格を持つ方が担当する業務はいずれも生活保護・児童福祉を必要とする方や高齢者、障害のある方、ひとり親家庭など、手助けを必要とする方をサポートする仕事となるので、多くの人の役に立てるやりがいのあるお仕事と言えるでしょう。
社会福祉主事の活躍の場は主に、以下の5つがあります。
- 福祉事務所
- 児童相談所
- 身体障害者更生相談所
- 知的障害者更生相談所
- 民間の介護福祉事業所
また、社会福祉主事任用資格を取得しておけば、上記の他にも病院や有料老人ホーム、特別養護老人ホームなどでも活躍できる場合も多いです。
社会福祉士との違い
社会福祉主事と同時によく名前が上がるのが社会福祉士です。
どちらも相談業務を通じて困っている人に寄り添うお仕事ではありますが、資格の種類や資格の取り方、働き方などに様々な違いがあります。
この項目では、社会福祉主事と社会福祉士の資格の違いについて解説します。
まず、社会福祉主事と社会福祉士では、資格の種類が異なります。
社会福祉主事はケースワーカー(現業員)になる際に必要となる任用資格であるのに対し、社会福祉士は国家資格となっています。
そのため資格の取り方にも違いがあります。
社会福祉主事になるには、厚生労働省が定めた社会福祉に関する科目を3科目以上収め大学・短大を卒業したり、社会福祉施設で現在働く人を対象とした通信教育を受講することで資格を取得できます。
しかし社会福祉士になるには、社会福祉士国家試験に合格し資格を取得する必要があります。さらに、受験するためには「福祉系の大学を卒業」「福祉系の短大卒業後1~2年の実務経験」「福祉系の以外の大学を卒業or短大卒業後1~2年の実務経験+一般養成施設に1年以上通学」することでまずは受験資格を満たさなければなりません。
社会福祉主事は資格取得後、任用されることで初めて社会福祉主事を名乗れるのに対し、社会福祉士は取得した瞬間から名乗ることができます。社会福祉士は名称独占資格で、資格を取得した人しか社会福祉士は名乗れないため、生涯使える肩書が欲しい方にとって大きなメリットとなるでしょう。
また、資格取得が難しいことから、社会福祉主事よりも社会福祉士の方が専門性もより高いものとなっています。
就職先の系統はそれぞれ福祉系と共通点も多く、いずれも医療機関や高齢者福祉関連、障害者福祉関連など様々な場所で活躍できますが、社会福祉主事は中でも公務員としてケースワーカー(現業員)として働く場合が多いようです。
ご自身がどの程度の専門性を身につけ、福祉の世界に就職したいのかを考えてみると進路を考える際に参考になるかもしれません。
なるには欠かせない資格の取得方法
社会福祉主事の資格は任用資格であり、資格を取得するだけでは社会福祉主事として働けるわけではありません。しかし、社会福祉主事になるには社会福祉主事の資格取得は必須となります。
この項目では、社会福祉主事になるには欠かせない任用資格の取得方法は以下の5通りです。
- 大学か短期大学で厚生労働大臣が指定した社会福祉に関する科目を3科目以上修めて卒業する
- 全社協中央福祉学院もしくは日本社会事業大学の通信教育を1年受講する
- 厚生労働大臣指定の養成機関の過程を修了する
- 都道府県などが実施する講習会に参加する
1:大学か短大で3科目以上を修めて卒業し社会福祉主事の資格を得る
大学もしくは短大で、指定された社会福祉関連の科目を3科目以上履修し卒業することで社会福祉主事の資格を取得できます。
この方法で社会福祉主事になるには、例外を除き複数の大学で単位を修得したり、後から追加で科目履修生として追加で単位を修得して資格を取得することはできません。必ず1つの大学で社会福祉主事になるには必要な3科目以上の社会福祉科目を履修し卒業する必要があります。
福祉関連の仕事が未経験の社会人の方が学士の学位を取得しながら社会福祉主事の資格取得を目指したい場合は、学費を抑えつつ自分のペースで学べる通信制大学が良いでしょう。
2:通信教育を1年間受講して取得を目指す
通信教育を利用して資格を取得し社会福祉主事になるには、「中央福祉学院 社会福祉主事認定通信過程」もしくは「日本社会事業大学 通信教育科」で1年間学ぶ方法もあります。これらの社会福祉主事を目指す講座は通信制課程のため基本的に通学は不要ですが、5日間スクーリングが発生するため注意しましょう。
ただしこの方法で社会福祉主事になるには、社会福祉事業所にすでに勤務していることが条件となります。
また、通信教育を受けている最中に離職した場合、受講資格を失ってしまう点も注意が必要です。
3:指定された養成機関の過程を卒業する
資格を取得して社会福祉主事になるには、厚生労働大臣が指定した専門学校などの養成機関に2年以上在籍し22科目を履修したうえで卒業する方法も。中には夜間部や通信制課程を持つ学校もあるので、社会人でも目指しやすいでしょう。
この方法で社会福祉主事になるには、介護福祉士や介護職員初任者研修、心理カウンセラーといった資格が取れるというメリットもあります。
ただ、学校により取れる資格やカリキュラムは異なるため、しっかりと事前に調査したうえでの出願が必要です。
さらに、卒業後2年の実務経験を終えると、社会福祉士や精神保健福祉士の受験資格も得られます。
4:自治体が実施する講習会
社会福祉主事になるには、高校卒業以上で社会福祉施設や地域福祉活動に関わっているなどの条件を満たし、都道府県などの自治体が実施する講習会へ参加後、筆記試験・面接試験に合格するという資格取得方法もあります。
大学や専門学校等を卒業していなくても目指せるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。
また、社会福祉士や精神保健福祉などの資格を取得している場合は同等以上の能力を所持していると認定されるため、社会福祉主事の資格を取得しなくても社会福祉主事の資格を持っていると認識されます。
社会福祉主事任用資格を取得するなら通信制大学がオススメ!
社会福祉主事になるには、社会福祉主事任用資格を取る必要がありました。特に福祉の仕事に従事していない社会人が社会福祉主事の資格を取得する場合、働きながら費用を抑えて学べる通信制大学がおすすめです。
年数回のスクーリングはありますが、基本自習のため全国から好きな大学に入学が可能で、通学制の大学のような受験制度もないことから特別な受験勉強なども必要ありません。
さらに、既に専門学校・短大の卒業や大学中退などの学歴がある場合には編入制度を利用でき、最短2年で社会福祉主事の資格と学士の学位の取得も可能です。
最後に、2023年最新版「社会福祉主事の資格取得におすすめの通信制大学」をご紹介します!
社会福祉主事になるにはどの大学がいいの?と悩んでいる方はぜひチェックしてみてくださいね。
気になる通信制大学を見つけたら、ぜひHPや資料を確認したり、相談会に相談して詳しく学校のことを調べてみるのがおすすめです!
東北福祉大学[通信教育課程]
東北福祉大学は、社会福祉士や精神保健福祉士の受験資格を取得しつつ社会福祉主事の資格を取得できる通信制大学です。
仙台・札幌・盛岡・東京・新潟等の会場やオンデマンド型のスクーリングで、働きながら学びたい社会人でも無理なく社会福祉主事の資格取得を目指せます。
学校情報
東北福祉大学[通信教育課程]
新しい福祉社会のために開かれた「学び」の場
所在地:宮城
星槎大学[通信教育課程]
「定額制」と1科目ごとに授業料設定ができる「従量課金制」の2つの学費の支払い方法があるので、自分の学び方に応じて費用を抑えて社会福祉主事の資格取得を目指せます。
オンラインで受講できる科目が200科目以上と、働きながら社会福祉主事の資格取得を目指す社会人でも学びやすい環境です。
学校情報
星槎大学[通信教育課程]
全学校種の教員免許状が取得可能!多様な資格も同時に目指せる!
所在地:神奈川
創価大学 [通信教育課程]
オンライン授業・WEB試験を実施しているので、社会人が社会福祉主事の資格取得を目指しやすい通信制大学です。
電話によるパソコン操作についてのサポートもあり、オンライン学修に苦手意識があっても安心なのも嬉しいポイント。
学校情報
創価大学 [通信教育課程]
オンライン学修が充実 日本語教師,社会教育士,FP取得も
所在地:東京
帝京平成大学[通信教育課程]
充実したサポート体制があるので、社会福祉主事になるには安心の環境が整っている通信制大学!
通信教育課程専任教員から、格取得に向けた学修を個別にサポートしてもらえます。
学校情報
帝京平成大学[通信教育課程]
「経営」と「情報」が学べる!教員免許や司書資格等も取得可能!
所在地:東京
東京未来大学
高い単位修得率・卒業率を誇るので、社会福祉主事になるにはおすすめの通信制大学です。
試験も自宅で受けられるため、忙しい社会人や主婦の方でも社会福祉主事の資格取得に向け学びやすい環境となっています。
学校情報
東京未来大学
充実したeラーニングで、働きながら教員免許状、認定心理士資格を取得!
所在地:東京
九州医療科学大学通信教育部
社会福祉士の受験資格や高校の福祉の先生を目指しながら社会福祉主事の資格を取得できます。
大卒資格と同時に福祉の分野の資格取得をしたい方にオススメです。
学校情報
九州医療科学大学通信教育部
福祉の明日を拓く新しい力を育てます
所在地:宮崎