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専門学校の入試ってどんなの?内容や出願時期を解説!

「専門学校に入学したいけど、どうすればいいの?」

「HPや資料に入試について記載があったけど、差が分からない」

「希望の入試がいつから始めまるか知りたい」

そんな疑問をお持ちの方も多いですよね。

専門学校には様々な選考方法があり、自分に合った入試を選択することで、入学のチャンスはぐっと上がります。

今回は「専門学校はどんなところか」「各入試の内容や出願時期」「受験して落ちることはあるのか」「入試の対策方法」をご紹介します!

専門学校に行きたいけど、受験について不安がある方はぜひ最後までご覧ください。

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専門学校ってどんなところ?

専門学校はその道のプロを育成する養成校で、大学と同様に高校生から人気の進学先の一つとなっています。

大学は在学期間が4年間で一般教養科目を含め幅広く学ぶのに対し、専門学校は大学よりもさらに専門分野に特化した教育を行っています。2年制の専門学校が多いですが、1~4年制までさまざまな学科・コースを持つ専門学校も多く、必要な技術や知識を学びます。

専門学校は最終目標が就職であることから実践的な学びができるほか、カリキュラム内で資格取得を目標に掲げている場合も多く、卒業と同時に即戦力を目指せます。

専門学校は以下の8分野に分かれており、各専門分野の教育を受けられます。

・工業系の専門学校

プログラミングを学ぶ情報系の学科や建築系の学科、電気・電子工学系の学科がある。

・農業分野の専門学校

生命工学技術や動物系の学科がある。

・医療分野の専門学校

看護士や歯科衛生士、理学療法士などを目指す学科がある。

・衛生分野の専門学校

栄養士を目指す栄養系やパティシエを目指す製菓系の学科や調理師を目指す学科、メイクなどの美容系の学科がある。

・教育福祉分野の専門学校

保育系の学科や社会福祉系などの学科がある。

・商業実務分野の専門学校

経営を学ぶ学科や、トラベル業界を目指す学科などがある。

・服飾家政分野

ファッションデザイナーやスタイリストを目指す学科などがある。

・文化教養分野

デザイン系やアニメ系の学科、公務員を目指す学科などがある。

専門学校は各業界との関りが深く、現場で活躍するプロの講師の授業を受けられたり、手厚い就職支援が受けられたりといった魅力があります。

明確な目標がある人にとっては、大きな近道となるでしょう。

各選抜方法の概要とスケジュール

専門学校には、様々な方式の入試が用意されており、それぞれ選考期間や選考方法は異なります。

たくさんの入試方法があると難しく感じる人も多いと思いますが、自分に合っている入試方式を選べれば合格のチャンスは一気に高まこと間違いなし。

この項目では入試の選考方法やスケジュールをご紹介しますので、それぞれの入試の特徴をチェックしてみてください!

①AO入試

AO入試とは「アドミッションズ・オフィス入試」の略で、学校が求める学生像に受験者がマッチするかどうかを問う選考方法です。

学力ではなく、その人の性質ややる気を評価してもらえるため、AO入試は勉強が苦手な人にもおすすめの受験方法といえるでしょう。

AO入試は専門学校の入試の中でもいち早くスタートします。

都道府県により明確なスタート時期は異なりますが、東京都の専門学校の場合、最速で6月1日からエントリーを開始し、9月1日から出願書類の受け付けがスタートします。

AO入試はエントリーが完了すると担当者と面談が行われ、その面談により入試の合否が決まります。そして9月に出願を終えることで入学が決まる仕組みです。

AO入試の選考方法は志望理由書+面接+小論文となる場合が多く、学科試験がない代わりに分野への興味や、志望理由が強く問われます。また、デザイン・美術系の専門学校や声優・俳優などを目指す専門学校など、一部の学校では適性を図るために実技が追加される場合も。

同じAO入試でも専門学校ごとに面接の質問や入試の内容は変わってきますので、必ず事前に概要や傾向を確認しましょう。

AO入試はオープンキャンパスへの参加が受験資格となる専門学校も多いです。しっかりとその専門学校の特色や志望理由を明確にしたうえで受験に臨む必要があります。

6月スタートと、最速で入試が開始し合否も出るため、早く進路が決まり残りの高校生活を存分に楽しむことが可能なのもAO入試の魅力。

ですが、基本的に併願(他の専門学校や大学にも同時に出願すること)は禁止のため、焦らずしっかり見極めたうえでのエントリーがおすすめです。

また、AO入試で合格した場合、例えば美術系なら絵を数枚描くなど、入学までに課題が出される場合も。

専門学校入学後、スムーズに学び始めるための課題なので、しっかり取り組みましょう。

②推薦入試

指定校推薦と公募推薦、自己推薦入試に分かれており、入学願書の受付開始は10月1日以降に開始します。

指定校推薦入試は、専門学校が指定する高校の生徒のみが受験できる入試です。高校の平均評定や出席日数などの条件が設けられているため全員が挑戦できるわけではありませんが、推薦の枠には入れればほぼ確実に入学が可能です。

公募推薦は高校側が推薦入試を受けたい生徒を募集する入試です。指定校推薦で受験したかったけれど、自分の高校に枠がなかった方などにおすすめです。

指定校推薦・公募推薦といった学校推薦入試は高校に作成を依頼する書類があります。1日でも書類の提出が遅れると入試を受けられませんので、早めに先生へ受験の意思を伝えましょう。

自己推薦入試は、高校の推薦状なしで自分自身を推薦する方式の入試です。

平均評定や出席日数などの要件をに届かなかったものの、高校時代に特別な活動実績や資格などを持っている人が適している入試でしょう。自己推薦入試の場合、モチベーションの高さやその人の人柄なども評価の対象になりますので、自分のアピールポイントややる気をしっかりと伝えることが大切です。

また、AO入試と同じく、基本的に併願はできないので注意してください。

推薦入試は基本的に書類選考のみで合否が出ますが、一部の専門学校は面接や実技試験、小論文などが課される場合もあります。

③一般入試

一般入試は11月1日以降、入学願書の受付を開始します。

専門学校の一般入試は書類審査+面接・学科試験・小論文など、学校により内容は様々です。

学科試験がある場合には、必要な教科を高校の授業で学べるようしっかり調整しましょう。また、デザイン・美術系の専門学校やスポーツ系の専門学校などでは入試に実技試験が含まれる場合もあります。しっかりと専門学校の募集要項を確認するのが大切です。

専門学校によっては3月末まで募集を行っている場合も少なくありません。

AO入試や推薦入試で不合格だった方や、大学進学を希望してしまったけれど落ちてしまった方なども、4月入学に間に合うようところが一般入試の利点でもあります。

ただ、3月末ぎりぎりに願書を提出し一般入試を受ける場合、定員以上に出願があると不合格になる可能性も。また、4月入学には間に合うものの、入学まで数日しかないという事態も考えられますので、可能であれば余裕を持って願書を提出し入試に挑むのがおすすめです。

④社会人選抜

10月1日以降から出願募集を開始し、一番長い期間入学願書を提出できる場合が多いのが社会人入試です。

社会人といっても専門学校ごとに出願条件は様々で、「数年社会人として働いた経験がある人」を対象にする場合もあれば「短大や大学、専門学校に在籍している人」や「高校卒業後アルバイトやフリーターとして働いている人」など、対象者が広い場合も。

選考方法は専門学校ごとに異なりますが、書類審査に加え一般教養試験や面接、小論文、適性試験など様々です。

学科試験が一部免除されるなど、勉強にブランクがある方が受験しやすいような方式になっている場合が多いです。

専門学校ごとに入試の内容も日程も様々

項目の冒頭にも記載した通り、いつからいつまで出願を受け付けているかや、入試の日程などのスケジュール・学科試験あり・なしなどは専門学校ごとに異なります。

必ず自分が行きたい専門学校の入試日程や内容をHP・パンフレットなどで確認しておきましょう!

また、入試で優秀な成績を残した人は、特待生として学校独自の奨学金や学費減免制度を受けられる可能性も。経済的な負担が減るのは嬉しいですよね。

特待生入試として個別に入試を行う専門学校もあれば、AO入試や各入試で特待生を選出する専門学校もあるので、よく募集要項を確認の上出願しましょう!

また、気になる専門学校のオープンキャンパスや学校説明会に参加してみると、入試に関する話を聞けたり、気になることを質問できたりするのでおすすめです。

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専門学校の入試は落ちないって本当?

「専門学校の入試は落ちない」という噂を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、確かに専門学校の入試は落ちない可能性が高いです。

ただ、中には大学入試と同じように、専門学校の入試でも不合格になる場合も。「専門学校の入試は簡単」と侮って入試に臨むのはおすすめできません。

この項目では、専門学校の入試で不合格になるケースをご紹介します。

①医療系など、偏差値がある難易度の高い専門学校の入試

看護士などを目指す医療系の専門学校は数学や化学など、トラベル・ホテル・エアライン業界や大学編入を目指す言語系の専門学校の場合は英語や国語など、入学後も一般科目が必要になります。

また、公務員などのように国家試験を受験を目指す専門学校の場合も、入学後一定のレベルが求められます。

せっかく入学したのに授業についていけず中退…という悲劇は専門学校側・学生側双方にとって避けたい事態ですよね。そこで一部の分野の専門学校では学科試験が実施される場合が多く、通常の専門学校の入試より難易度が高いです。

その結果、これらの専門学校には目安となる偏差値もあり、一定のレベルに学力が達しない場合には落ちることも…。

受験の際にはしっかりと対策をしてから挑みましょう。

②入試の対策が不十分だった

AO入試や推薦入試であれば合格になるケースがほとんどではあるものの、対策が不十分であれば稀に不合格になる場合も…。

一般常識から大きく外れた言動があった場合や、専門学校の方針と真逆のことを答えてしまった場合など、専門学校側が入学後に不安を感じた場合には落とされてしまう可能性はゼロではありません。

面接の際の受け答えの練習や、志望する専門学校や目指す分野についての最低限の情報はしっかり把握しておいてくださいね。

また、服装や髪型は清潔感のあるものを心がけるなど、受け答えの面以外でも入試に臨む際のマナーを確認しておきましょう。

③人気の専門学校だった

専門学校にはAO入試や推薦入試、一般入試など様々な入試方法があり、長期間にわたり様々な方式で選考を行っています。

そのため人気の専門学校の場合、学校側が予定していた定員を出願数が上回った場合には、専門学校が生徒を選んで合格を出すような形になります。

ぎりぎりに志望校を決め受験した場合、入試で落ちることもあると覚えておきましょう。

焦って進路を決める必要はありませんが、ここだ!という専門学校を見つけた際には早めの出願を心がけるのがおすすめです。

また、オープンキャンパスなどで専門学校側に毎年の出願状況を質問し、確認しておくとより安心できるでしょう。

専門学校を受験する際の対策

専門学校の入試で落ちることは少ないものの、しっかりと対策をして臨みたいですよね。

各入試方式や専門学校ごとに入試の内容は変わってきますが、共通して抑えておきたいポイントがあるのも確かです。

この項目では、書類の書き方や面接時の注意点・服装、小論文や学科試験の対策など、専門学校の入試に関するポイントをご紹介していきます!

①必要書類を書く時のポイント

どの入試でも避けて通れないのが、専門学校に提出する書類の作成です。

書類作成の際も、黒のボールペンを使用し丁寧に書いていきましょう。フリクションボールペンや鉛筆など、消えてしまうものはNGです。不安な場合は下書きをしてから清書するのがおすすめです。

学校名を書く際には「○○高校」というように略すのではなく「○○高等学校」と正式名称を使用します。高校名を繰り返し記載する場合も「同上」「〃」などの表現は使わずにしっかり「○○高等学校」と正式名称を都度記入してください。

また、専門学校へ願書や志望履修所などを送る封筒の宛名には、敬称として「御中」と書き加えます。

同封する返送用封筒がある場合は郵便番号から略さず住所を書いたうえで、自身の敬称を二重線で消しておきましょう。

②志望理由を考える

専門学校に提出する志望理由書はもちろん、面接が発生する入試方式での受験の際も、志望理由はほとんどの場合確認されます。

「数ある専門学校の中で、なぜその専門学校に入学したいと思ったのか」を相手にプレゼンテーションする感覚で言語化していきましょう。

出願の際専門学校に提出する志望理由書を書く時は、「分野へ興味を持ったきっかけ」や「その専門学校に入学したい理由」「入学後どんな技術を身につけ将来的に社会に出てどうなりたいのか」などを書いていきます。

オープンキャンパスに参加しておくと、専門学校の特徴がよく分かるため、「どうしてその専門学校に入学したいのか」をより説明しやすくなるかもしれません。

また、AO入試の場合はより深く専門学校について知ったうえで入試に挑む必要があるため、オープンキャンパスへの参加が受験の条件になっている場合も多いです。

②面接の注意点

ハキハキとした受け答え、正しい言葉遣いを心がけましょう。

緊張してしまうのは当然ですので、自分の言葉で自分の考えを伝えることを意識するのがおすすめです。事前にオープンキャンパスなどで、どんなことを質問されるのかなどを確認しておくと対策がしやすいでしょう。

また、服装は制服でも私服でもOKの場合が多いですが、清潔感が大切です。

女性の場合メイクは控え、長い場合はまとめておくと好印象かもしれません。

質問内容は志望理由や分野に関する質問など、専門学校ごとに様々ですが、中には時事問題について質問を振られることもあります。大きなニュースや、分野に関連するニュースは確認しておくと安心です。

③小論文や学科試験・実技試験の対策

入試方法や専門学校によっては小論文や学科試験、実技試験が入試に含まれる場合も。

学科試験がある場合、どの教科の試験があるのかを事前に確認しましょう。

小論文・学科試験に関しては、事前に過去問を解き、問題の難易度を把握しておくのがおすすめです。

声優や俳優などを目指す演劇系の専門学校や美術系の専門学校、スポーツ系の専門学校などでは、適性を見るための実技試験がある可能性もあります。

入学時は初心者の方が大半ですので、特別難しい技術を求められることはないはずですが、実技がある入試についても、事前に専門学校側に内容を確認して、対策しておきましょう!

出願前に専門学校のことを知ろう!

今回ご紹介したように専門学校には「AO入試」「推薦入試」「一般入試」「社会人入試」と、様々な入試方法があり、人によって自分に合う入試方式は異なります。

また、学校ごとに入試の内容やスケジュールも異なるほか、面接の際は「なぜその専門学校に行きたいのか」を言語化する必要があるため、専門学校について深く理解しておく必要もありました。

年度により入学願書の受付期間が変更するので、必ず「2023年度入学の場合年のいつからいつまで出願受け付けているか」というように最新の情報をチェックしましょう。チェックする際は、間違いなく希望する入試方式のスケジュールを確認してくださいね。

専門学校について深く知っておけば入試を受ける際に役立つのはもちろん、入学後に想像と違っていたという悲劇も避けられます。

ぜひHPや資料を読み込んでから実際にオープンキャンパスや学校説明会へ足を運び、専門学校のことをよく知ったうえで受験してみてくださいね!

オープンキャンパスでは先生や在学生に入試について質問できるほか、参加したことでAO入試の受験資格を得られる可能性も高いですよ。

この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

なるには進学サイトでは皆さんの進路相談にお答えしています。
2017年10月よりLINEを通じた進路相談を開始し、2022年6月にはLINEの友だち登録数は6,000人を突破。
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