通信制大学の基本
通信制大学とは、キャンパスに通うことが難しい人向けに作られた教育機関です。高校を卒業して社会人となった人が通信制大学で学位をとってキャリアアップしたり、学んだことを活かして新しい道を切り開いたりと、様々な用途で利用されています。今では通信教育専門の大学や大学院も登場しており、人気を博しています。
通信制大学も文部科学省に認可された大学ですので、卒業すれば「学士号」の学位が授与されます。単位は単位修得試験などの審査に合格することで修得できます。入学者選抜は、学部課程では出願時の書類による審査が主流で、入学試験が行われることは多くないです。大学院課程では、専門科目の筆記試験・実技試験を始め、研究計画書の提出を通じた選考や面接試験が行われることがあります。
通信制大学の学習スタイルは主に「教科書学習(自己学習)とスクーリング学習(面接授業)」の2種類に分けられます。スクーリングとは、一定回数または一定期間大学に通学して授業を受ける形態のことです。通信制大学といっても実際に数回もしくは短期間通う必要が出る時もあるので、通う通信制大学を選ぶときはその点も考慮すると良いでしょう。また、最近ではインターネットや衛星放送を使った双方向的な授業展開も登場しております。
通信制大学のメリット
通信制大学にはメリットが多く有る為、今では20万人以上が通信制大学で学んでいます。通学時間を短縮できること、自分のペースで学習できること以外にも学習テーマが絞り込まれていること(一般教養の科目もありますが、社会人がメインということもあり、専門性を高めやすいようなカリキュラムが組まれております)、一般的な私立大学と比べて学費が安いこと(学校に行かないのが授業形態の基本になるため施設費等がかからなくなるから)などもメリットとして挙げられます。
皆さんも是非、通信制大学へ!
一度社会に出て様々な新しい経験をすると、新しく自分が学びたいものがでてきますよね。通信制大学は自学自習を主体とするため、入学したら一般的な学校よりもしっかりとした自己管理が必要となります。ただ、しっかりとした目標や希望を持った人であればとても良い学習の場になります。みなさんも何か学びたいことが出来たら、是非通信制大学の門をたたいてみて下さい。きっと、あなたにとって次のステップに進むための良い場所になります。