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通信制大学の履修方法や学習方法、選び方のポイントとは

通信制大学の学習方法の特色

通信制大学の学習方法は、省令によって4つが規定されています。そのひとつである「印刷教材等による授業」が学習方法のメインとなるもので、これは大学指定のテキストを使用して学習し、与えられた課題をレポートの形で提出して添削指導や評価を得るものです。履修した科目の試験を受けて合格すると単位を取得することができます。「放送授業」は、ラジオやテレビを通じて放送されている放送大学の授業を活用するものです。一部の私立大学のなかには独自に放送授業を行っているところもあります。
「面接授業」はスクーリングとも言われるもので、日頃は自宅などで行っている学習を指定された場所に出向いて講師との対面式の授業を行うものです。普段の印刷教材等による授業や放送授業では履修できない大学教育の一部を、指定された時期に指定された場所に足を運んで受講します。忙しい社会人にとっては受講することが難しいものとなりますが、高い水準の学習成果を維持するためには不可欠となるものです。夏休み期間中に合わせて大学のキャンパスに通う夏期スクーリングを利用する受講生が多く、昼間だけでなく夜間に受講することが可能な場合もあります。
「メディアを利用して行う授業」は、ITを活用してテレビ会議やインターネットなどを使って遠隔授業を行うものです。大学によってはマイクやヘッドフォンのセットを貸し出して自宅でパソコンの映像授業を見たり、リアルタイムの授業を視聴したりする方法を導入しているところもあります。パソコン上で単位習得試験を行っているところもあるのでわざわざ試験を受けに移動する必要がありません。

通信制大学の選び方のポイントは

通信制大学には、個性的なプログラムやカリキュラムを特色とする学部や学科が数多くあるため、どこを受講すべきが迷うこともあるでしょう。専門サイトでは、地域別、ジャンル別などで検索することができるため比較検討するのにもおすすめです。選ぶ際には、どのような動機や目的があって大学の授業を受講するのかを明確にしておくことが重要なポイントとなります。
教員、栄養士、保育士など取得することができる資格も多種多様です。キャンパスライフや住居探しに悩む必要がない分、ライフステージに関わる資格取得に重点を置いて選ぶということは重要になってくるでしょう。就職前に大学卒業の資格取得を目的とするのか、既に社会人となっている段階でさらにキャリアアップすることを目指して受講するのか、など「何のために何を学びたいのか」ということを明確にしておく必要があります。
実際に学校に毎日通学しなくても人との出会いはあります。人生に大きな影響を与えてくれる教授や、地域の職場では出会うことができない仲間と一緒に学べる喜びを感じることができるでしょう。業界のトップランナーが講師を務めていることも多く、キャリアアップとともに人脈を広げることにも役立つことがあるかもしれません。
せっかく通信制大学に入学しても、続けられなければ無駄になってしまいます。自ら興味をもって取り組むことができる授業や仕事と両立しながらモチベーションを維持して卒業できる大学を選ぶようにしましょう。スクーリングの有無や学費のサポートの有無なども重要なポイントとなるので、自分に適すると思われる複数の大学の資料を取り寄せて比較検討してみることも大切です。