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通信制大学の法学部

通信制大学で法律を学ぶ

 ほとんど時間や場所にとらわれる事なく学位や資格を取得できる、通学生に比べて学費が低いというのが通信制大学の大きな魅力です。そんな通信制大学ですが、一般的に資格取得が難しいとされる法律系の資格をとるチャンスもここで得ることができます。中には、通信教育の法学部で得た学びはもちろん、そこで努力することで得られた「自分で勉強を進める力」も資格取得のうえで役立ったという方もいらっしゃるようです。
真剣に資格取得やそれに伴うキャリアアップ・キャリアチェンジを目指す方、学生時代に気になっていた法律をしっかりと学びたいという方、通信教育の法学部は様々な方に門戸が開かれています。

法学部の概要

 皆さんは既にご存知かもしれませんが、法学部は日本で大学制度が発足した当時から設置されていた代表的な学部です。法学部という名称の通り、「法律そのもの、法制度が関係する事柄(政治等)、法解釈」などを学ぶことができる学部です。
将来法律関係の職業を目指す方だけでなく、純粋に社会的関心から法律を学びたい方、将来公務員になりたい方など、様々な方から根強い人気があります。

法律に関わる職業

 通信制大学で法律を学びたいという方の多くは社会人です。社会人の方が法律を深く学ぶ目的は様々かと思いますが、キャリアアップ・キャリアチェンジはそのうちの多くを占めているのではないでしょうか。ここでは、法律に関する職業を簡単にご紹介いたします!

1、弁護士
法律に関する職業の中では恐らく一番有名かと思います。弁護士は、民事・刑事のトラブルに際し、当事者の代理人になったり、事件の被告人の弁護をしたりする法律の専門家です。
弁護士になるためには、司法試験に合格することが必要です。その司法試験を受けるためには、法科大学院を修了すること、または司法試験の予備試験に合格することが求められます。なるためのハードルは高いですが、社会的ステータスや報酬面、またロースクール制度の開始により、弁護士数は急速に増加しています。

2、検事
裁判で被告人の弁護士と判決を巡って議論を行うのが検事です。法律に違反した人を取り調べて起訴するかどうか決めたり、事件について立証を行ったりする法律の専門家です。法務省に所属する国家公務員という立場でもあります。
検事になるには、司法試験に合格することが必要です。さらに司法試験合格後は、法務省が行う面接試験に合格する必要があります。

3、裁判官
裁判所で刑事訴訟や民事訴訟などの判決を下す公務員です。裁判においては事件の当事者や弁護士、検事、証人など様々な人の話を聞き、法に照らして判断を下します。
裁判官になるためにも、司法試験に合格することが必要です。その後、裁判官の採用面接に合格すればなることができます。

4、弁理士
個人や企業から依頼を受け、発明やアイディアの特許権、意匠権や商標権などを特許庁へ申請します。法律関係の職業ではありますが理系出身者が多いことも特徴的です。
弁理士試験に合格することでなることができます。合格後は特許事務所に勤務し、実務経験を重ねたのちに、独立開業を目指す方が多いようです。

5、司法書士
個人や企業から依頼を受け、「不動産登記」や「商業登記」、「裁判事務」といった法律に関する書類作成、手続きを代行します。
司法書士試験に合格することでなれますが、合格率は3%ほどです。

6、行政書士
個人や企業から依頼を受け、官公署に提出する書類を代行作成し、申請手続きをします。会社設立時の書類作成、契約書作成、飲食店営業許可手続き、旅行業の登録などを代理して行っています。
行政書士試験に合格することがなることができます。

7、社会保険労務士
社会保険に関する書類作成、申請、給付等の事務手続き、労務に関する相談やコンサルティング、給与計算など幅広い業務を行っています。
社会保険労務士の国家試験に合格することでなれる職業です。企業内の人事部に勤務している方も多いようです。

法学部のある通信制大学一覧

 以上ご紹介してきたような職業だけでなく、法学部を出た方には多くの進路が広がっています。例えば、民間企業への就職や公務員になるなど、です。法律をしっかりと学んできた方の多くは社会からも重宝されるようです。
一度社会に出てから法律を学ぼうというお気持ちの方には、特に良い学習環境になると思います。ここで、法学部を設置されている通信制大学をご紹介いたします!是非、ご覧ください!

1、法政大学
1880年設立の日本で最初の私立法律学校「東京法学社」以来の歴史をもつ法政大学最古の学部。大学通信教育課程の法学部としても日本で最も古く、発足当初から通学課程と同じクオリティの法学教育を実践。
法律学の基幹となる六法を中心に、法解釈の中心となる基本的原理・知識を土台とした体系的・総合的な学習を通して「法的なものの考え方=リーガルマインド」を養う。

2、慶應義塾大学
法学部では、「法」や「政治」についての科学的研究を通じて、人間に対する総合的洞察力を兼ね備えた自由で独立の気概にあふれた人間を育成する。

3、中央大学
法律を体系的に学びたいと知財、会社法務、社会保険労務士、税理士の方が多く在籍。全国に在籍する約4000人の学生のうち、60%以上が“働きながら学ぶ”社会人学生。

4、日本大学
法律に関する高度な知識と専門能力を兼ね備えた人材を育成。高い教養と倫理観,法律的なものの考え方を身につけた卒業生は,社会のさまざまな領域で活躍。

5、東洋大学
世の中で起きているさまざまな問題を扱いながら、法律についての知識と理解を深め、リーガルマインド(=法的な視点からものごとを科学的・論理的に判断できる能力)を培い、バランスのとれた柔軟な思考力で幅広い分野に活躍できる人材を育む。

6、創価大学
法学部には法律学コースと教員免許取得コースを設置。創価大学通信教育部の建学の精神は「人間教育の最高学府たれ」「新しき大文化建設の揺籃(ようらん)たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」。

7、近畿大学
法学部法律学科では、憲法・民法・商法・刑法などのいわゆる六法科目を中心に、法律学体系の基礎理論を学ぶとともに、さまざまな社会現象を把握する広い視野と法的な思考能力を身につける。税理士・社会保険労務士などの受験資格が取得可能。

以上通信制大学の法学部についてご紹介致しました。通信制大学は入学するのは簡単でも、卒業が難しいと聞く事が多いかと思います。しかし、通学制と比較して金銭的にも時間的にもメリットが多く、しっかりと目的意識を持った方にはとても良い学びが得られる環境です。是非ご検討ください!

 

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