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専門学校の受験って?入試の種類やスケジュールについて解説

将来の夢が明確にある人にとって、専門学校は非常に適した進学先ですよね。

そんな専門学校ですが、「どのように受験したらいいの?」「入試の内容は?難しい?」というように、受験に関するお悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。

そこで今回は、専門学校の受験について徹底解説!「基本的な情報」から「入試の種類とスケジュール」「内容と難易度」について解説します!

気になる方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね♪

専門学校受験の基礎知識

様々な職業や資格取得を目指せる専門学校ですが、具体的にどんな場所なのかイメージがしにくい方もいらっしゃいますよね。

そこで今回はそもそも専門学校とはどんな場所なのかや、専門学校を目指すメリット・デメリットについて解説します!

すでに「専門学校について知識がある!」という方は、次項の受験方法と種類からご確認ください!

専門学校とは?

専門学校とは、一つの分野のプロを養成する学校です。専門学校で学べることとしては以下の8分野があり、様々な職業を目指せます。

工業分野

情報系や建築系、電気・電子工事など

農業分野

農業やバイオテクノロジー、生命工学、動物系など

医療分野

看護、歯科衛生、理学療法、作業療法、鍼灸など

衛生分野

栄養、調理師、製菓、理容・美容、メイクなど

教育・社会福祉分野

保育、幼児教育、社会福祉、介護福祉など

商業実務分野

経理・簿記、旅行・観光・ホテル・ブライダル、経営・会計、医療秘書など

服飾・家政分野

ファッションデザイナー、アパレル、スタイリストなど

文化・教養分野

美術、デザイン、インテリアデザイン、音楽、外国語、公務員、芸術など

大学よりも分野を絞り込んで学ぶことでより実践的に専門分野を極められるのが専門学校の魅力となっています!

専門学校のメリットとデメリット

各分野のプロを目指せる専門学校ですが、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?具体的に解説します!

専門学校で学ぶメリット

専門学校で学ぶメリットは「面倒見の良い環境で学べること」「就職に強いこと」「大学と比較し受験が楽なこと」の3つです。

専門学校で学ぶメリット1つ目は面倒見の良い環境で学べることです。専門学校に入学する生徒の多くはその分野を志す初心者。なので、基礎からしっかりとサポートしてもらえる環境となっています。勉強が苦手な人でもしっかりと質問しやすい環境が整っていますので安心して学べます!

専門学校で学ぶ2つ目のメリットは就職に強いこと。専門学校は最終的なゴールを就職にしているので、サポートが充実しています。就職先やインターン先の斡旋をはじめ、様々な支援が用意されているので、夢への近道となるでしょう。実際に就職実績が非常に高い専門学校もありますので、ぜひ出願前にチェックしてみてくださいね。

そして専門学校で学ぶ3つ目のメリットは、専門学校の入試は大学と比較し受験のハードルが低いことです。医療系などの一部の専門学校では学科試験がある場合もありますが、受験方式によっては小論文や面接などで受験可能な学校も多いです。難しい学科試験は自信がない…という方も学び始めやすい環境ですので、目指したい夢がある方に対し専門学校は非常におすすめです!

専門学校で学ぶデメリット

就職に強く面倒見の良い専門学校ではありますが、デメリットもあります。それは、「専門外の分野に進路変更をしにくいこと」と「忙しいこと」です。

専門学校は1つの分野に絞ってプロを養成しているため、大学のように一般教養科目は学びません。そのため、専門学校には専門分野以外の就職は強くないというデメリットがあります。とはいえ、しっかりと目標を持って入学する方にとっては適した環境となっていますので、事前に自分のやりたいことと専門学校の学びが合致するかを確かめておけばデメリットは最小限にできるかもしれません。

また、専門学校は約2年間という短期間で専門分野を学ぶため、自由に履修登録が可能な大学と比較すると忙しくなる傾向があります。好きなこと・やりたいことでないと辛くなってしまう可能性もありますので、しっかりと目標を定めたうえで志望校を決定するようにしましょう。

受験方法と種類

いざ「専門学校を受験しよう!」と思っても、様々な受験方式がありどの方式で受験するか悩んでしまう方も多いはず。そこで、この項目では専門学校の受験方法とその内容、出願から合格までのスケジュールについてご紹介していきます。

入試の種類

まずは、専門学校の入試の種類について解説します!

AO入試(総合型選抜)

AO入試のAOとは、「Admissions Office」の略で、学校や学科の掲げるアドミッションポリシー(学校が求める学生像)に適しているかを試される入試方法です。

大学入試は総合型選抜というように名称が変わりましたが、専門学校ではAO入試という名称が引き続き採用されているケースが多いようです。

能力や適性、人物像などを審査される受験方式のため、志望理由書に加え、面接での自己PRや質疑応答や小論文などで受験できる場合が多く、学校の成績や勉強に自信はない方でも受験しやすい入試になっています。

また、AO入試は専願といって、合格したら必ず受験した専門学校に入学するのが出願の条件となっている場合がほとんどです。

推薦入試

推薦入試は学校の推薦状が必要になる学校推薦入試と、推薦状は無しで学生生活の取り組みや実績などをアピールして受験する自己推薦入試があります。推薦入試は書類選考をメインに、専門学校によっては面接や小論文なども課される場合もあるようです。

さらに学校推薦入試には推薦状があれば受験可能な公募推薦と、専門学校から高校側へ直接推薦の枠が届いていないと受けられない指定校推薦の2種類に分かれています。

推薦入試はそれぞれ出願の条件として高校の評定平均が定められており、求められる水準は指定校推薦が最も高く、次いで公募推薦、そして自己推薦となっています。

また、AO入試同様に推薦入試は基本的に専願で、併願が不可の場合がほとんどなので注意が必要です。

一般入試

一般入試は書類選考に加え、学科試験や面接で受験する入試です。特に、医療系や生物系などでは数学や英語など学科試験が実施される場合が多く、専門学校の中では受験の難易度が高くなっています。

さらに、芸術系や芸能系の専門学校では適性試験として実技試験が実施される場合もあるようです。しっかりと対策をすることで、専門学校合格への近道となるでしょう!

AO入試や推薦入試と違い、一般入試は併願が可能なため、複数の専門学校や大学なども同時に受験したい場合には一般入試を利用するのがおすすめです。

特待生入試

専門学校の中には、入学金や授業料などの学費の減免を受けられる特待生制度を設けている学校もあります。特待生入試は書類審査に加え、学科試験や実技試験、面接などが課される場合が多いですが、専門学校ごとに異なります。

特待制制度の詳細も学校ごとに異なるため、利用したい場合にはしっかりと学校のHPを確認してみてくださいね。

出願から合格までのスケジュール

このように様々な受験方法がありますが、それぞれ受験のスケジュールは異なります。受験方法ごとにスケジュールもご紹介しますので、利用したい入試のスケジュール感をしっかり把握してみてくださいね。

また、各都道府県ごとにいつ以降に出願を開始するなどの規則を設けられているため、この記事の情報だけを参考にするのではなく、志望する専門学校のHPをしっかりと確認するようにしましょう!

AO入試(総合型選抜)

AO入試(総合型選抜)は、各入試制度の中で最も早くスタートする入試方式です。東京都の場合9月1日以降に専門学校への出願が開始し、合否は9~12月頃に発表されます。しかし、AO入試については出願前に専門学校へエントリー(登録)をする必要があります。このエントリーはオープンキャンパスへの参加が条件となっている場合も多いので、AO入試で受験したい!という方は、早めに行動するようにしましょう…!

また、特待生入試も同時に実施されていたり、AO入試の中から選出されたりする場合が多いので、特待生入試を受験したい方も専門学校のHPでしっかり情報を確認してください。

推薦入試

専門学校の推薦入試は10月1日以降に出願が開始され、合否の発表は11月~1月に行われます。

推薦入試の場合、学校側が発行する推薦状などの追加の資料が必要になるため、学校側に書類を発行してもらう時間をしっかりと確保しなければなりません。推薦入試で受験したい!という方は、高校に相談をしながら早めに準備を始めるのがおすすめです。

一般入試

専門学校の一般入試は11月以降に出願が始まり、合否発表は1月~3月頃と、一番遅いタイミングで始まる受験方法です。

AO入試や推薦入試が専願なのに対し、一般入試は併願が可能なのでぎりぎりまで悩んでから複数の専門学校を受験したい場合や、大学と合わせて受験したい場合におすすめです。

ただ、AO入試や推薦入試で定員が満了すると一般入試が実施されないケースもあるようですので、一般入試一本で受験を検討する際はしっかりと専門学校側へ例年の様子を確認してくださいね。

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専門学校の受験は落ちる?

大学と比較すると入試のハードルが低い専門学校ですが、受験で落ちることはあるのでしょうか?

結論から言うと、基本的に専門学校の受験は落ちることはほどんどないといわれています!というのも、専門学校は大学のようなふるいにかける入試というよりは、志望者が専門学校に合っているかを確かめるような入試内容となっている場合が多いためです。

ただし、看護師などの医療系や英語などを学ぶ語学系、生物系などの専門学校については学科試験などを実施する場合もあり、学科試験がある場合には学力不足で落ちる場合もあるので注意が必要です。

また、基本的に落ちることは少ない専門学校の入試ではありますが、面接や志望理由書、小論文などから熱意が伝わらない場合や現時点での成績が足りていないと判断されてしまった場合には落ちることもあります。油断せず、合格に向けしっかり対策をして受験するようにしましょう!

人気の専門学校に関しては、定員が埋まり次第入試が終わってしまうこともあるので、しっかり情報をチェックして早めに受験するのがおすすめです。

出願準備のステップ

専門学校を受験する際には、出願までの流れも把握しておく必要があります。実際のスケジュールや、必要な書類の種類についても確認していきましょう!

出願までのステップ

専門学校に出願するステップは以下の通りです!

①オープンキャンパスに参加する

まずは専門学校のオープンキャンパスに参加しましょう。AO入試で専門学校を受験する場合はオープンキャンパスへの参加が必須であるほか、参加が条件に含まれない場合も学校を知ることで入学後のミスマッチを減らせます。

また、専門学校のオープンキャンパスに参加すると試験内容に関する情報や業界の事、学生生活などについて有益な情報を教えてもらえたり、個別に相談できる時間があることもあります。

合わせてパンフレットをもらうと、専門学校の入試に関する詳細な情報を自宅で確認できますよ♪

②各受験方法の出願条件をチェック

次に、各専門学校や入試方式ごとの出願条件をチェックしましょう。基本的に専門学校は入学時点で18歳以上であることに加え、「3月高校を卒業に卒業見込み」もしくは「高等学校卒業程度認定試験に合格しているor既卒である」ことを出願の条件としています。

しかし、これに加え推薦入試の場合には評定平均といった成績や出席日数などが条件に加わる場合も。

条件を満たせないと出願できないため、自分が受験したい専門学校の入試の出願条件は募集要項でしっかりとチェックしましょう。

③専門学校の出願方法を確認する

専門学校を受験するには出願が必要不可欠ですが、出願方法は学校ごとに異なります。郵送で受け付けている専門学校もあれば、オンライン出願のみの専門学校もありますし、郵送・オンライン共に出願OKな専門学校もあります。

さらに、郵送の場合は「必着」と「消印有効」があり、「必着の場合は締め切りの日に専門学校に願書が着いていること」「消印の場合は締め切りの日に郵便局での受付日の判子が捺されていること」が条件です。

1日でも願書の到着が送れると入試を受けられなくなってしまうので、確認のうえ出願の準備を進めてください。

④願書を作成する

情報のチェックが終わったら、受験のための願書を作成します。志望理由書などの提出を求められる場合もあるほか、高校側に準備してもらう書類などもあるので余裕を持って計画的に準備しましょう!

必要な書類とその準備方法

専門学校の入試で必要な書類か以下の通りです。

  • 入学願書
  • 証明写真
  • 調査書や卒業証明証
  • 推薦状

など

入学願書や志望理由書などの書類は、黒のボールペンで記入します。証明写真は証明写真機や写真屋さんで縦4cm×横3cmのものを撮影しましょう。

推薦状や調査症なども必要に応じて用意する必要がありますが、これらは高校側で用意してもらう書類のため余裕を持った行動が大切です。また、社会人の方は調査書の代わりに卒業証明証が必要になるので、高校側に依頼しましょう。

郵送の場合には封筒も必要になりますので、締め切りの日程より余裕を持ってすべての書類を用意しておくようにしてくださいね。

入試制度を理解して自分に合った受験方法を選ぼう!

専門学校の受験は書類選考や志望理由書などの作文、面接、科目試験や実技試験など、受験方法により内容も様々です。

さらに、出願のタイミングも受験方法ごとに異なるので、しっかりと自分が志望する専門学校の受験日程を把握する必要があります。

どのくらいの時期から受験準備をして、費用はどのくらいかかるのかなど、具体的な流れを確認しておきましょう。

自分が希望する専門学校の入試方式の場合、「出願は何月何日からなのか」「学科試験が実施される場合には必要な教科は何か」などをしっかりと調べ、専門学校の受験に臨んでくださいね!

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また、専門学校の受験で求められることの多い志望理由書作成のアドバイスや添削などの新メニューも加わりましたので、よろしければぜひご利用くださいね!

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この記事を書いた人

なるには進路相談室スタッフ

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