通信制高校の就職

選択肢はいろいろ!通信制大学の気になる就職事情

通信制大学に通う理由とは?

通信制大学の卒業生たちは、どうやって就職を決めていったのでしょうか?
通信制大学の就職について調べてみました。
そもそも通信制大学・大学院に通う理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

1)入学のハードルが低い

社会人からの大学入試は、現役生に比べてやや不利だと言われています。

受験者自身の記憶能力や判断能力が低下するという理由に加えて、大学側が現役生の優遇措置を重視しているということも背景にあるようです。

しかし通信制大学の場合、通学過程のようの入学試験はなく、書類選考や面接で入学が出来ることます。試験勉強の手間を大きく省くことができるため、学生時代は勉強が苦手だったとしても、通信制大学であれば入学できる、ということは往々にしてあります。

2)キャリアチェンジ

仕事をしながら国家資格を取得して転職をしたり、現在は仕事をしていなくても、復職のために資格を取ろうとして通信制大学を利用する人など、キャリアチェンジを考えている人もいます。

最近では北海道情報大学やサイバー大学、東京通信大学を利用して、今まで工業分野や金融分野で働いていた人が、通信制大学で学んで情報分野に転職をすることも多くなりました。通信制大学の人気分野も、就職状況やトレンドによって変化があるようです。

しかし注意すべきことは、通信制大学卒業の学歴では「大卒人気就職ランキング」上位のような企業への就職が難しいのが実情ということです。

これは推測になってしまいますが、まだまだ日本の大企業では学歴フィルターがあり、ランク上位の大学が就職活動において優遇されている現状があるのだと思います。通信制大学は、慶應大学といえども、学歴フィルターによって就職が難しいのです。

ただ通信制大学の卒業率が低いことを知っている人事の方であれば、通信制大学を卒業したということは、ブラスの評価になるでしょう。通信制大学だからといって、引け目を感じずに就職活動に取り組むことが大切です。

英語で履歴書を書いてみよう

通信制大学の就職先といえば、ここ数年は積極的に資格を取得すれば外資系の企業への内定も十分視野に入れられる時代になってきました。通信制大学卒業で取得できる「学士」は海外でも通用する学位ですから、外資系企業への就職も検討できます。その時にそなえてぜひとも覚えておきたいのが英文履歴書の書き方です。
英語圏の国の場合、記入できる項目は履歴書の形式によって異なりますので、希望の就職に合ったものを選択する必要があります。氏名、年齢、生年月日などの基本的なデータは、すべての履歴書に必須の項目であり、一定のフォーマットに従って記入することになります。

履歴書をすぐに会社に送る必要はありません。ネーティブチェックのポイントは、基本データが正しく記述されているかどうか、自己PRが適切かどうか、履歴書に適した文法が使用されているかどうかなどをチェックしてもらってください。

特に自己PRに関しては日米で文化の違いが顕在化しており、日本では謙虚であることが美徳と見なされますが、英語圏ではむしろ、自分の弱点をセールスポイントに変えるほどの積極的な態度が高く評価されるようです。

ハンディキャップがあっても安心!通信制大学で就職を実現

今や、障害を持つ人々が通信制大学に入学することが一般的になりつつあります。

障害のある人たちにとって一般の大学に通うことは、想像以上にハードルの高いことなのです。

段差や階段などのハード面以外にも、たとえば授業中のノートテイカーをつけられなかったり、昼休みの食事介助の人手が割けなかったりと、マンパワーの問題で入学を断られるケースもあります。大学の構内にヘルパーが入れないことや、教師たちの理解がまだまだ足りていないということも、重い障害をもつ人たちが高等教育を受けられない要因ともなっています。

また大学に進学しても、将来の仕事先がないという問題もありました。しかし、近年のバリアフリー運動により障害者の自己決定権が尊重され、都道府県の大学や行政がイニシアチブをとり、障害学生の採用支援を進めています。特に公務員については障害者を積極的に採用する地域も出てきました。

それでも通学にはまだ多くのハードルがあります。アクセスが不便な地方大学は通学の問題を克服できず、学校生活を支えるのに十分な人材がいないという根本的な問題もあります。
その点通信制であれば通学という物理的な問題は、教職課程のための教育実習など一部の場合を除けば、限りなく減らせます。レポート提出がメインのためPCを使える環境にあれば健常者と対等の立場で学業に専念することができます。また多くの通信制スクールでは長期間にわたり専門的なカリキュラムを用意しているため、卒業生の中にはSEや校閲担当として一般企業に就職出来ているという事実もあります。

また日本大学や愛知産業大学など、通信教育部の中でも就職支援制度に力を入れている学校はあります。学校選びの一つの指標として「就職時のサポート体制」を検討して見てください。

スクーリングを制するものが「就職を制する」

就職活動時には、企業に訪問することも多くなり、普段は訪れないエリアに電車で行くことも多くなるかと思います。特に面接が進めば、繰り返し同じ企業に足を運ぶことになります。

通学制の大学であれば学割を適用した電車賃で済みますが、通信制大学の場合はスクーリング範囲のみが学割の適用のため、むやみに学割が適用されません。

また通信制大学を卒業すれば、学歴は「大卒」となりますので、大学のキャリアセンターで扱っている求人に応募することもできます。また就職経験がない場合には、新卒扱いになります。そのため通信制大学に進学することで、高卒時よりも就職選択の幅を広げることができます。

通信制大学は通学制に比べて、就職のフォローが手薄いと2chなどではあまり評判がよくありませんでした。ただし自分からキャリアセンターに訪問をすれば問題ありません。キャリアセンターも通信制の生徒であっても、訪問してくれた学生は支援をしてくれます。積極的にキャリアセンターを活用できるよう、スクーリング期間に並行して就職活動を行うのが良いかもしれません。

就職活動は一人で行うものですが、時には誰かに相談しながらではないと、どんどん自分の中に閉じこもってしまいますし、得られる情報が限らてしまいます。特に通信制大学の場合は普段の授業で人に会うことがないため、スクーリング時、就職の情報を交換できる友人に出会うことが、就職を成功させる鍵になります。

進学して終わりではなく、その後の就職・転職も見据えて、通信制大学を選んでください!

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